「こだわりの○○教えて!」~パン~後編です。
あおきりイチのパン好き、みちこに、こだわりのパンを紹介してもらってます。
いよいよ、みちこが不動の1位というパンが明らかに……
みちこ「で、次が1位なんですけど、メゾンカイザーのパンです。」
絵理「メゾンカイザー……?」
みちこ「メゾンカイザーってすごい有名なパン屋さんがあるんですけど、高島屋にも入ってる。そのメゾンカイザーの中で1番有名なのは何かというと、
クロワッサンです!」
絵理「へー!これが不動の1位なの!?」
みちこ「これはもう、世界が認めたパンなんです!
(パリのフィガロ紙でナンバーワンに選ばれたクロワッサンなんだそうです)
この美しさ!!(笑)もうこの美しさ最高じゃないですか!?この層の出方が本当に美しいんです!」
みちこ「ちなみにこっちがフォションのクロワッサンなんですけど、(右がフォション、左がメゾンカイザー)
クロワッサンって、どっちも発酵バターを使っているんです。ちょっと塩気のある。食べたら塩気と共にバターの風味を感じる。パン生地、バター、パン生地、バター、パン生地、バター、パン生地、バターっていう層が加熱されることによって、ふーってバターの部分が溶けるから、クロワッサンの中の空洞が出来るんです。で、空洞になって油分がスッて上がる瞬間に揚げ焼きみたいになるんですよ。持ち上げられるのがこの外側の層になってくるんです。
私は、高校生の時にクロワッサンがすごい好きだから、『パンを焼いてみよう』って思ったんです。全然知識が無いのにクロワッサンを作りたくて。クロワッサンってパン作り部門において上級なんですよ。っていうかまぁ、パイ生地なんですよね。パイ生地と同じ工程をパン生地でやるっていう。そのバターとパンを折り込んでいく折り込み作業をよくわからないままやってたんです。」
絵理「もう高校の時からパン作ってたんだ!」
みちこ「作ってました!もう何度も挑戦したんですよ!で、何が失敗するかっていうと、まずパン生地を作って、生地を伸ばして、四角いバターをのせて包むんです。それを折って伸ばして折って伸ばしてを繰り返すんですけど、」
絵理「めんどくさっ!!」
みちこ「そうなんです!だからすごい時間かかってるんですよ、クロワッサン」
絵理「そうなんだ……クロワッサン舐めてたわ」
みちこ「そうですよ!で、その折り込み作業をしてると手の温度が伝わってバターが溶けちゃうじゃないですか。でも、バターが溶けちゃったらもう終わりなんです!『バターがたっぷり含まれた生地』、では層にならないんです。『バターが折り込まれた生地』を焼くと層が出来るんです。だから、何回やってもたっぷりバターが含まれたバターロールみたいなのが出来上がってしまっていたんです。これじゃない!何がいけないんだ!!みたいな感じでわからなくて、私の中でクロワッサンは封印したんです、高校の時。
で、大学出て、OLやってた時にパン教室に通って、『クロワッサンってそういうことだったのか!』って分かったんです。作業してると手の温度が伝わっちゃうから、1回冷蔵庫で生地をお休みさせるんです。で、また作業して、休ませて、作業して、休ませてを繰り返すと、溶けずにバターが残った状態で焼けることが分かったんです。」
絵理「すっごい手こんでる!」
みちこ「そうなんです!
その世界一なんです!!」
絵理「そう言われて見ると、確かに綺麗だね。」
みちこ「そうなんです。フォションも綺麗なんですよ。でも、メゾンカイザーは世界一なんです。」
作る苦労を知ると、クロワッサンを見る目も変わりますね。クロワッサン……あんまり買ったこと無かったけど、今度から層の綺麗さにも注目して買ってみようかな?
みちこ「今日、何を紹介しようか迷ったんですけど。地元の人しか知らない隠れた名店、とか、営業時間がすっごく短いパン屋さん、とか、世の中には美味しいパン屋さんがいっぱいある!でも、それを紹介しても皆さん買えないじゃないですか。うちの実家の近くに営業時間すごく短い、やる気あんのか!っていう、でもすごく美味しいパン屋さんがあるんですけど、それをお教えしても買いに行けないし。でも、フォションとメゾンカイザーはどこにでもある!どこにでもあって、誰でも食べられる素晴らしいパン屋さんって私は思ってます!」
よかったらみちこのこだわりのパン、皆さん食べてみてくださいね。パンを作る人ならではの目線で面白かったな。
次回は誰に何のこだわりを聞こうかな?
お楽しみに♪
あおきりイチのパン好き、みちこに、こだわりのパンを紹介してもらってます。
いよいよ、みちこが不動の1位というパンが明らかに……
みちこ「で、次が1位なんですけど、メゾンカイザーのパンです。」
絵理「メゾンカイザー……?」
みちこ「メゾンカイザーってすごい有名なパン屋さんがあるんですけど、高島屋にも入ってる。そのメゾンカイザーの中で1番有名なのは何かというと、
クロワッサンです!」
絵理「へー!これが不動の1位なの!?」
みちこ「これはもう、世界が認めたパンなんです!
(パリのフィガロ紙でナンバーワンに選ばれたクロワッサンなんだそうです)
この美しさ!!(笑)もうこの美しさ最高じゃないですか!?この層の出方が本当に美しいんです!」
みちこ「ちなみにこっちがフォションのクロワッサンなんですけど、(右がフォション、左がメゾンカイザー)
クロワッサンって、どっちも発酵バターを使っているんです。ちょっと塩気のある。食べたら塩気と共にバターの風味を感じる。パン生地、バター、パン生地、バター、パン生地、バター、パン生地、バターっていう層が加熱されることによって、ふーってバターの部分が溶けるから、クロワッサンの中の空洞が出来るんです。で、空洞になって油分がスッて上がる瞬間に揚げ焼きみたいになるんですよ。持ち上げられるのがこの外側の層になってくるんです。
私は、高校生の時にクロワッサンがすごい好きだから、『パンを焼いてみよう』って思ったんです。全然知識が無いのにクロワッサンを作りたくて。クロワッサンってパン作り部門において上級なんですよ。っていうかまぁ、パイ生地なんですよね。パイ生地と同じ工程をパン生地でやるっていう。そのバターとパンを折り込んでいく折り込み作業をよくわからないままやってたんです。」
絵理「もう高校の時からパン作ってたんだ!」
みちこ「作ってました!もう何度も挑戦したんですよ!で、何が失敗するかっていうと、まずパン生地を作って、生地を伸ばして、四角いバターをのせて包むんです。それを折って伸ばして折って伸ばしてを繰り返すんですけど、」
絵理「めんどくさっ!!」
みちこ「そうなんです!だからすごい時間かかってるんですよ、クロワッサン」
絵理「そうなんだ……クロワッサン舐めてたわ」
みちこ「そうですよ!で、その折り込み作業をしてると手の温度が伝わってバターが溶けちゃうじゃないですか。でも、バターが溶けちゃったらもう終わりなんです!『バターがたっぷり含まれた生地』、では層にならないんです。『バターが折り込まれた生地』を焼くと層が出来るんです。だから、何回やってもたっぷりバターが含まれたバターロールみたいなのが出来上がってしまっていたんです。これじゃない!何がいけないんだ!!みたいな感じでわからなくて、私の中でクロワッサンは封印したんです、高校の時。
で、大学出て、OLやってた時にパン教室に通って、『クロワッサンってそういうことだったのか!』って分かったんです。作業してると手の温度が伝わっちゃうから、1回冷蔵庫で生地をお休みさせるんです。で、また作業して、休ませて、作業して、休ませてを繰り返すと、溶けずにバターが残った状態で焼けることが分かったんです。」
絵理「すっごい手こんでる!」
みちこ「そうなんです!
その世界一なんです!!」
絵理「そう言われて見ると、確かに綺麗だね。」
みちこ「そうなんです。フォションも綺麗なんですよ。でも、メゾンカイザーは世界一なんです。」
作る苦労を知ると、クロワッサンを見る目も変わりますね。クロワッサン……あんまり買ったこと無かったけど、今度から層の綺麗さにも注目して買ってみようかな?
みちこ「今日、何を紹介しようか迷ったんですけど。地元の人しか知らない隠れた名店、とか、営業時間がすっごく短いパン屋さん、とか、世の中には美味しいパン屋さんがいっぱいある!でも、それを紹介しても皆さん買えないじゃないですか。うちの実家の近くに営業時間すごく短い、やる気あんのか!っていう、でもすごく美味しいパン屋さんがあるんですけど、それをお教えしても買いに行けないし。でも、フォションとメゾンカイザーはどこにでもある!どこにでもあって、誰でも食べられる素晴らしいパン屋さんって私は思ってます!」
よかったらみちこのこだわりのパン、皆さん食べてみてくださいね。パンを作る人ならではの目線で面白かったな。
次回は誰に何のこだわりを聞こうかな?
お楽しみに♪