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■近藤絵理■
KONDO ERI
■今回の役について教えてください。
あおきりみかんは、必ずキャストを決めるための劇団内オーディションがあって、オーディション用台本が配られて、色んな人が色んな役を演るんです。私、今回の自分の役は、オーディションの時に一回も読まなかったので、これだけは無いな、と思っていた役だったので、決まった時びっくりしました。
どんな役かは言えないんですが、あらすじで言う旅の仲間でしょうか。私は「今まで演ったことの無いタイプの役だ」と思っているのですが、人には「またそういう役なんだね」と言われる、という、パラドックスが起きています。
私自身は今回の役、かなり好きです。
■稽古場で起こったエピソードを教えてください。
特に事件が思いつかなかったのですが、花村広大君との絡みが今回割と多くて。私の記憶が確かなら、広大君と差しで絡むのって実は初めてなんですよね。10年以上同じ劇団に居るのに、不思議なんですが。由紀さんの中で、この2人は相性がいい、とか、悪い、とか台本を読ん書いたり演出したりする時にあると思うんですが、きっと無しの2人だったんじゃないかなと。なので、広大君と絡むのが新鮮過ぎて、ちょっと面白くなっちゃって、芝居中に笑いそうになっちゃうんですよね。まずいです「何笑ってるんだ」「広大君がちょっと笑ったから笑えてきたんだわ」「何言ってんだ」みたいなやり取りが繰り返されています。なんとか笑わないように頑張りたいです。
■苦戦していることや挑戦していることがあったら教えてください。
毎回、例えばジャグリング出来るようになって、とか、ずっと爪先立ちで芝居して、とか、色々課題があるのですが、今回は、肉体的に辛い課題がいくつかあり、苦戦しています。こないだ由紀さんが、「うちら、身体能力に優れてるわけじゃないけど、身体張ってる」って言ってて、すごく笑ったんですが、言い得て妙で、特に『パラドックス・ジャーニー』はその辺りを存分に楽しんでいただけるのではないかと思います。
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■『パラドックス・ジャーニー』には、「『矛盾』だらけの旅に、出ませんか?」というキャッチコピーがあるのですが、もう一つ自分でキャッチコピーを考えるとしたら何ですか?
「走れ広大」
ですかね。走れメロス的な。広大君演じる男1がとにかく頑張る話なのでそんなイメージです。
■お客様に向けて一言お願いします。
半年振りの新作です。
前作とは全然違う作品になりそうですが、すごく面白いです。
上司に矛盾を感じる人、恋人に矛盾を感じる人、親に矛盾を感じる人、自分自身に矛盾を感じる人、などなど、ちょっとでも日頃から矛盾を感じる人は是非一緒に旅に出ましょう!待ってます!!
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