こんにちは、近藤絵理です。
日常生活に潜むあおきりメンバーのちょっとした「こだわり」を、私、近藤絵理が聞きに行く企画「こだわりの○○教えて!」
今月のこだわりの○○は……
『稽古着』
稽古の時ってみんな一体何を着ているの?そこには、人それぞれこだわりがあるはず!?今回は、真崎鈴子と松井真人に聞いてみました★
真崎鈴子 masaki suzuko
2013年 7期メンバーとして入団。
出演情報
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
絵理「鈴子は稽古着は何を着てるの?」
鈴子「私は、動きやすいジャージと、衣装に近いものをその時々で選んで着ています。
私、着る物に心身ともに左右されてしまうんですよ。服によって気の持ちようが全然違うんです。」
絵理「へー、例えば?」
鈴子「仕事の時は、襟のついたシャツとベルトをつけると背筋が伸びるので、意識的に選んだりします。
私服の時はスカートをほとんど履かないので、衣装がスカートだといつもよりかなり動きが制限されてしまうので、先にジャージでどれくらい動けるか試してから、スカートにして、見苦しい動きは切ったりして調整します。」
絵理「今度、ギリシャ喜劇の『女の平和』に出演するけど、その稽古場ではどうですか?」
鈴子「『ドリス式キトン』という服を自分で作って稽古しています。」
絵理「これは自分で調べて作ったの?」
鈴子「作りました。古代ギリシャでは実際にこういう形のものを着ていたみたいで、一枚布で出来ています。」
絵理「衣装は衣装さんが作ってくれてるけど、その前に自分で作ったと。」
鈴子「今回は作ったほうがいいかなと。衣装がこういうものになるかはまだわからないんですけど。
でも、実際にこれを着て稽古したら服がはだけて、あっ恥ずかしい、って思った場面があって。私にとって恥ずかしくても、芝居の中で成立してるならいいんですけど、お客さんに見苦しいなら排除しなければいけないなと今試行錯誤しているところです。」
絵理「ジャージには何かこだわりあるの?」
鈴子「このジャージ、10年弱使ってるんですけど、大き過ぎずぴったりし過ぎず、一番動けます。靴は、キャンバス地のが好きですね。私、ずっとスニーカーばっかり履いてきたんで、足の形、割と綺麗なんですよ。そこは自慢です(笑)」
******
松井真人 matsui masato
あおきりみかん旗揚げメンバー。
出演情報
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
絵理「松井さんは、稽古着は何を着てますか?」
松井「役に合ったもの。」
絵理「ジャージは着ないですか?」
松井「ジャージはまず着ないね。この何年か着てない。」
絵理「でも、昔は着てましたよね?何で変わったんですか?」
松井「ジャージを着ると下手になると思って。いや、ジャージがいかんのではなくて、稽古する時に何を着るかはすごく重要だと思っている、ってことかな。
もし、運動部の役だったら、ジャージを着ると思うし。だから、あおきりみかんの芝居だと、日常の会話劇だから普段着で稽古することが多いね。
これは、鐘下辰男さんの演出で、チェーホフの『三人姉妹』をやった時に、俺はロシアの軍人の役だったんだけど、『上手な役者は、稽古初日から軍服っぽいものを着てくるよ』って言われて。実際、上手な人ってそういう人多いんだよね。佃(典彦)さんも、初日から『こんなのどうかな』って衣装っぽい服着てくるし。
稽古場に来る前の準備として、台本の意図とか、役の関係性を突き詰めていくのは、正解が一つじゃないから五里霧中っていうか、暗中模索っていうか、大変だけど、衣装を着て稽古することは、それに比べたら、楽だし、かける時間に対する費用対効果がでかいよね。
後、和物の時は単純に慣れるが間に合わないから、稽古の時だけじゃなくて、行き帰りとか、ご飯の時も着物とか袴履いたりとかして、過ごしてたよ。
だから、ジャージを着て稽古をする意味はあんまり感じないなぁ。男は特に、服の形はだいたい一緒だから制約が無いし。でも、例えば、初めてスーツを着たっていう役なら、スーツを着るタイミングははかるかもね。初めて着る感覚を大事にしたいから。いや、逆にスーツ着慣れてるから、タキシードとか着てみるかも。」
松井「例えばさぁ、絵理ちゃんが俺に恋する役だとして、俺がいつもボサボサで稽古場来てたら嫌じゃない?」
絵理「うーん、でも割と松井さん、ボサボサの時もありますよね(笑)」
松井「それは、いつもそういう役じゃないからね(笑)。でも、役によって、共演者と仲良くなるとか、逆に距離感はかるのと同じことかなぁ。みんな、小道具とか、靴は早めに持ってくるよね。それと同じで、稽古前の準備の一環なんだよね。
服で相手役の無意識も誘導出来るから、無自覚に服を選びたくないと思ってる、それくらい大事だと思ってるってことかな。だから、自覚的にジャージを着てるんだったら、それは全然否定しないよ。
ジャージ着て稽古してる人も多いよね。」
絵理「私は、ジャージ着たい派です。」
松井「うちの稽古は、昔は肉練が多かったからかもね。まず動けないと話にならないっていうか。昔の稽古だったら確かにジーパンでは稽古出来ないわ(笑)」
******
稽古着にもこだわりがありましたね。
ちなみに他のあおきりメンバーも、
ジャージやスウェットを着る人
衣装やそれに近いものを着る人
にわかれます。
私は、体を動かすのが苦手なので、しっかりウォーミングアップをしてから稽古したいので、ジャージが多いですが、衣装がスカートだったり、特殊なものの時は衣装に近いもので稽古しますよ。
来月もお楽しみに★
日常生活に潜むあおきりメンバーのちょっとした「こだわり」を、私、近藤絵理が聞きに行く企画「こだわりの○○教えて!」
今月のこだわりの○○は……
『稽古着』
稽古の時ってみんな一体何を着ているの?そこには、人それぞれこだわりがあるはず!?今回は、真崎鈴子と松井真人に聞いてみました★
真崎鈴子 masaki suzuko
2013年 7期メンバーとして入団。
出演情報
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
絵理「鈴子は稽古着は何を着てるの?」
鈴子「私は、動きやすいジャージと、衣装に近いものをその時々で選んで着ています。
私、着る物に心身ともに左右されてしまうんですよ。服によって気の持ちようが全然違うんです。」
絵理「へー、例えば?」
鈴子「仕事の時は、襟のついたシャツとベルトをつけると背筋が伸びるので、意識的に選んだりします。
私服の時はスカートをほとんど履かないので、衣装がスカートだといつもよりかなり動きが制限されてしまうので、先にジャージでどれくらい動けるか試してから、スカートにして、見苦しい動きは切ったりして調整します。」
絵理「今度、ギリシャ喜劇の『女の平和』に出演するけど、その稽古場ではどうですか?」
鈴子「『ドリス式キトン』という服を自分で作って稽古しています。」
絵理「これは自分で調べて作ったの?」
鈴子「作りました。古代ギリシャでは実際にこういう形のものを着ていたみたいで、一枚布で出来ています。」
絵理「衣装は衣装さんが作ってくれてるけど、その前に自分で作ったと。」
鈴子「今回は作ったほうがいいかなと。衣装がこういうものになるかはまだわからないんですけど。
でも、実際にこれを着て稽古したら服がはだけて、あっ恥ずかしい、って思った場面があって。私にとって恥ずかしくても、芝居の中で成立してるならいいんですけど、お客さんに見苦しいなら排除しなければいけないなと今試行錯誤しているところです。」
絵理「ジャージには何かこだわりあるの?」
鈴子「このジャージ、10年弱使ってるんですけど、大き過ぎずぴったりし過ぎず、一番動けます。靴は、キャンバス地のが好きですね。私、ずっとスニーカーばっかり履いてきたんで、足の形、割と綺麗なんですよ。そこは自慢です(笑)」
******
松井真人 matsui masato
あおきりみかん旗揚げメンバー。
出演情報
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
絵理「松井さんは、稽古着は何を着てますか?」
松井「役に合ったもの。」
絵理「ジャージは着ないですか?」
松井「ジャージはまず着ないね。この何年か着てない。」
絵理「でも、昔は着てましたよね?何で変わったんですか?」
松井「ジャージを着ると下手になると思って。いや、ジャージがいかんのではなくて、稽古する時に何を着るかはすごく重要だと思っている、ってことかな。
もし、運動部の役だったら、ジャージを着ると思うし。だから、あおきりみかんの芝居だと、日常の会話劇だから普段着で稽古することが多いね。
これは、鐘下辰男さんの演出で、チェーホフの『三人姉妹』をやった時に、俺はロシアの軍人の役だったんだけど、『上手な役者は、稽古初日から軍服っぽいものを着てくるよ』って言われて。実際、上手な人ってそういう人多いんだよね。佃(典彦)さんも、初日から『こんなのどうかな』って衣装っぽい服着てくるし。
稽古場に来る前の準備として、台本の意図とか、役の関係性を突き詰めていくのは、正解が一つじゃないから五里霧中っていうか、暗中模索っていうか、大変だけど、衣装を着て稽古することは、それに比べたら、楽だし、かける時間に対する費用対効果がでかいよね。
後、和物の時は単純に慣れるが間に合わないから、稽古の時だけじゃなくて、行き帰りとか、ご飯の時も着物とか袴履いたりとかして、過ごしてたよ。
だから、ジャージを着て稽古をする意味はあんまり感じないなぁ。男は特に、服の形はだいたい一緒だから制約が無いし。でも、例えば、初めてスーツを着たっていう役なら、スーツを着るタイミングははかるかもね。初めて着る感覚を大事にしたいから。いや、逆にスーツ着慣れてるから、タキシードとか着てみるかも。」
松井「例えばさぁ、絵理ちゃんが俺に恋する役だとして、俺がいつもボサボサで稽古場来てたら嫌じゃない?」
絵理「うーん、でも割と松井さん、ボサボサの時もありますよね(笑)」
松井「それは、いつもそういう役じゃないからね(笑)。でも、役によって、共演者と仲良くなるとか、逆に距離感はかるのと同じことかなぁ。みんな、小道具とか、靴は早めに持ってくるよね。それと同じで、稽古前の準備の一環なんだよね。
服で相手役の無意識も誘導出来るから、無自覚に服を選びたくないと思ってる、それくらい大事だと思ってるってことかな。だから、自覚的にジャージを着てるんだったら、それは全然否定しないよ。
ジャージ着て稽古してる人も多いよね。」
絵理「私は、ジャージ着たい派です。」
松井「うちの稽古は、昔は肉練が多かったからかもね。まず動けないと話にならないっていうか。昔の稽古だったら確かにジーパンでは稽古出来ないわ(笑)」
******
稽古着にもこだわりがありましたね。
ちなみに他のあおきりメンバーも、
ジャージやスウェットを着る人
衣装やそれに近いものを着る人
にわかれます。
私は、体を動かすのが苦手なので、しっかりウォーミングアップをしてから稽古したいので、ジャージが多いですが、衣装がスカートだったり、特殊なものの時は衣装に近いもので稽古しますよ。
来月もお楽しみに★