劇団あおきりみかん

けいこば日記

「こだわりの○○教えて!」正手道隆編・其の2

2017年03月23日 | Weblog
こんにちは!
「こだわりの○○教えて!」

今月は、正手道隆くんに、宮崎の郷土料理、こだわりの『冷や汁』について聞いてみましたが、もうちょっと掘り下げて、正手くんが宮崎から名古屋に来たきっかけも聞いてみました。




正手「26歳まで宮崎にいて、代々木アニメーション学院に入るのがきっかけで名古屋に来たんですけど、代アニは全国に学校あるのでどこを選んでもよかったんです。同じ九州の福岡にもあったけど、福岡だと地元の友達が遊びに来れたりしちゃうんで、もうちょっと厳しい環境に自分を置きたいなと。でも、初めての一人暮らしでも東京は不安だし物価も高いし。」

絵理「じゃあ大阪は?」

正手「それで大阪行ったんですよ。」

絵理「あ、行ったんだ!」

正手「行ったんですけど、大阪駅降りてすぐ『あ、ここは俺が住む場所じゃない!』って思ってすぐに戻りました。」

絵理「えっ!すぐ?」

正手「そう、改札出てちょっと歩いてすぐ戻りました。全然居なかったと思います。なんかパッとそう思ったんですよね。」

絵理「なんだろうね、空気感かなぁ?」

正手「わからないんですけどね。で、たまたま名古屋の友達のところに遊びに来た時があって、ブラブラしながら久屋大通公園の噴水のあるところを歩いてたんです。そしたら、リーゼントをした男達の集団が30人くらいで輪になってたんです。なんだろうと思って見てたら、真ん中にラジカセ置いてみんなでツイスト踊ってるんですよ。それ見た瞬間、『なにこの町!スゲェー!おもしれー!俺が来る町はココだ!!』って思って。」

絵理「それなの!?」

正手「それですね。『俺、ココなら楽しい人生おくれる』と思ってすぐ来ました。」

絵理「踊ってるの私も見たことあるよ。でも、一緒に踊りに行ってはないんでしょ?」

正手「やってはないですけど。でも、入りたいなぁと思いながら10分くらい見てました。やりたいというか、こういう人達がいる町、素敵なだなぁ、こんなの見たことないな、ということで選んだんです。芝居とは全然関係無いですけど。」


↑イメージ


絵理「正手くんは、最近は制作スタッフとして企画、宣伝などに力を入れて活動してるけど、何かきっかけとかあったのかな?」

正手「宣伝もそうですし、公演の当日運営もそうですけど、お客さんのすぐ近くでやれる仕事が楽しいと感じてきたのは大きいですね。
学校に宣伝に行ったりもするんですけど、それで観に来てくれた学生さんが終わった後に目をキラキラさせながら『面白かった!』って言ってくれるのがすごく嬉しくて。芝居を観たことない人が芝居を観るキッカケを作りたいんです。全然知らない世界だと思うんですよね。
自分もまさか名古屋に来るまで芝居をやるようになるなんて夢にも思わなかったけど、名古屋に来て初めて芝居を観に行った時の面白さはハンパなかったし、あおきりみかんを初めて観た時も同じだったので、一番やりたいのは、全然芝居に接したことが無い人に紹介していきたいです。
豊田市のとよたこども創造劇場に関わらせてもらってるんですけど、こども達にちょっとアクションやってみせると『何これ!スゲー!』っていうキラキラ加減が物凄くて、でも、それって自分もそうだったけど大人でもなることあるんですよ。宮崎公演の時に特にそう感じました。自分が初めて地元・宮崎で公演するってことで、全然芝居に興味のない友達も観に来てくれたんですけど、終わった後『面白れーじゃん!!』って『何こいつ、お前そんなテンションでしゃべるヤツじゃねぇだろ!』って思ったんですけど(笑)、でもすごいな、そういうことあるんだなって。そういう機会を貰えて、宮崎公演やらせてもらえて本当に良かったです。
だから、宮崎公演ととよたこども創造劇場に関わったのは、制作に力を入れていくきっかけになりましたね。」

絵理「今回『ルート67』は旅公演もらえて多いけどどうですか?」

正手「仙台公演や郡山公演は初めての時はお客さんの反応どうなんだろうと思ってすごく刺激的でした。今回も行けることになって楽しみです。後、豊田公演は、あおきりみかんで学校公演はやったことあるんですが、本公演は初めてなので、楽しみです。とよたこども創造劇場の子供達学校観に来てくれたら本当に嬉しい。どんな反応をしてくれるのか観るのがすごく楽しみですね。」





「こだわりの○○教えて!」でした。
知らなかった正手くんの話が聞けて楽しかったです。

『ルート67』豊田公演は明後日!!
是非観に来てくださいませ!!!

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