久しぶりの恋愛作品、★★★☆☆
花音(かのん)は、二十二歳の誕生日に出会った海晴(かいせい)に恋をした。
しかし、二度会っただけの海晴には、ニューヨークでの生活があり、社会人一年生の花音には、東京での生活がある。
二人の恋は、はじめからエンキョリレンアイだった~
花音の語りと、海晴からのメールで展開するストーリー。
花音の気持ちに同調してしまうと、せつなくなります。
でも、この物語は、せつなさだけでは終わらない。
ちょっと、いや、かなり、甘くて照れます

恋愛小説、好きなかたには、おすすめです


古い本は、みみちゃんの大好物。
小手鞠るいさんは、詩人の川滝かおりさんでもあります。
第7回『詩とメルヘン賞』の受賞者で、三冊の詩集を上梓。
そのうちの2冊を持ってます。大好きでした。
『詩とメルヘン』を読んで、憧れてました。
心に残っている詩の一節を紹介します。
覚えておこう
この瞬間
目にやきつけておこう
街の中に立っていたあなたの姿
覚えておいて
あとで思い出そう
あなたを好きなわたしの気持ち
(「覚えておいて」より)