短劇坂木 司光文社このアイテムの詳細を見る |
坂木司の新作は、26の短編集。
何の情報も持たないまま、本を開いて、「しまった!」と思いました。
短編は、やや苦手。しかも、この作品数。
「ショートショートなんて、読みなれてないよ。」とほほ。
☆あらすじ☆
満員電車の中で、会社の流し台の前で、クラブ帰りのエレベーターで、
フレンチレストランの一角で、映画の試写会の会場で、とある地方のとある村で~
起きた不思議な出来事の数々。
いい話あり、ビターな話あり。
これまでの坂木司の作品とは、かなり趣の異なる作品集。
「カフェラテのない日」「雨やどり」「幸福な密室」「物件案内」などは、坂木司らしい作品で良かったです。
「いい話」の連載だったはずが、どんどんブラックになっていってしまった。
~と、作者があとがきに記したほど、ブラックな作品が多く、読んでいる私も困りました
この本の再読は、なさそうです。
おすすめ度、★★☆☆☆