母・龍子、娘・咲子、医師・寺澤~キャストが見事でした!
☆あらすじ☆
東京で旅行代理店に勤める咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母・龍子が入院したと聞いて、久しぶりに帰郷した。
相変わらず気丈な母であったが、担当医よりその母が末期ガンだと知らされ咲子は愕然とする。
相談もなく自分一人で物事を決めてしまう身勝手な母、父のことを決して語らない母に、寂しさとわだかまりを抱えてきた咲子。
そんな咲子は母を看病する中で、医師・寺澤と出会う。
母という人間を受け入れられずに悩む咲子を寺澤は温かく包んでいく。
残された時間の中で咲子は、寺澤に背中を押されるように、いままで知ることのなかった母の人生を知っていく。
会ったことのない父のこと、母と父の切なく苦しい恋を~。
~とても静かで、心に沁みてくる映画でした。
大沢たかおさんのファンなので、彼の姿を見るだけでも充分満足なのですが、医師・寺澤が、優しく温かい人だったので、嬉しかったです
母・龍子役の宮本信子さんは、素晴らしい!!の一言です。凛として、かっこいい女性でした。
娘・咲子役の松嶋菜々子さんも、きれいでした。特に、着物姿には「おお~っ」と息を呑む美しさがありました。
脇役の円城寺あやさんと山田辰夫さん、二人も光ってました
公式サイトはこちら→映画『眉山』
☆杏のツボ☆
この映画のもうひとつのみどころは、阿波おどり。
地元自治体を中心とした4200人のエキストラの協力を得て撮影されたそうです。
とてもダイナミックで、迫力があります。