今朝、悲しいことがありました。
いつものように、登校するシュンを見送りに玄関に出ると、うちのまん前に、血だらけの猫が横たわってました。
車にはねられたのでしょう。たくさんの血を吐いて、目を開けたままの猫は、もう呼吸も止まっているようでした。
うちの前の道路は通学路で、小学生も中学生も通ります。
慌てて家に戻り、子どもたちがショックを受けないよう願いながら、新しいタオルで猫の体を覆いました。
そして、行政に電話連絡。「すぐに担当を向かわせます。」との返事に、ホッとしました。
その時、うちの前では、お隣のおとうさんと、地域のパトロール隊(小学生の登下校を見守るボランティア)の方、計3人が、猫を囲んでました。
一人の方が、猫の首筋に手を当て、脈を調べていたようです。
その人たちに、猫の引取りを行政に連絡したことを伝えると、猫を抱えて、私が持ってきた箱に移してくれました。そして、道路に付いた猫の血を、きれいに水で流してくれました。
弱虫の私一人では、猫を抱えることもできなかったと思います。
近所の方の力を借りて、猫を箱に入れて、行政の引き取りを待つこと、一時間。
待ってる時間は、長く心細い思いでしたが、いざ、引き取られていくと、もっと辛い思いがしました。
ひとりぼっちで旅立つ猫ちゃん。
なんにもしてあげられなくて、ごめんね。
あきらめていた種が発芽しました。(たぶん、アキレギア)
仕事が終わって、帰宅後、お花たちにみずをやってるときに、新しい双葉を見つけました。
もう発芽しないだろうとあきらめて、みずやりもせずに暗い場所に置いていたポットに五つ、小さな小さな双葉が出てました。
ひとつのいのちを見送ったあとに、みつけたいつつのいのち。
大切に育てようと思います。
今日の猫ちゃんが、お空の上から見てくれることを願いつつ・・
今日の夕陽。忘れません。