日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

Covers

2014-09-09 17:53:51 | 映画・音楽
リリーフランキーさんが司会のBSプレミアムの音楽番組。
昨日の中秋の名月に負けないくらい、心に豊かさをいただきました!!
畠山美由紀さん、素晴らしかった!!(絶対、リリーさん好みだよ、って思ったら、案の定・笑)
そして、他のミュージシャンの皆さんも皆さん、素晴らしすぎる!!!
なんであんなに凄いメンバー、って言っても、やはりバランスというものがありますよね。
最高に贅沢な時間でした。でもやはり、オリジナル曲が秀逸だったかな、と。(あ、ベースだけのも凄まじかった!)

司会のもうひとり、夏菜?(純と愛の人?)マスコミが仕事がない、ってたたいてるみたいですけど、
彼女の司会もよかった。きっと今後巻き返しがあるのではないか?と期待しています。

ふ~、大人の女性って素敵ですね!(爆)
ワタシには、つくづく別次元に思えました。
人にはそれぞれ、持ち味ってものがあります。。。。がんばります。

素人の素朴さも魅力にうつる世界もある、と認めますが、
ワタシは例え観るだけ、聴くだけであろうが、この高みにあるプロフェッショナルの世界が好きです。
プロフェッショナルの、例えば音楽に対する気持ち(愛情)、演技に対する気持ちは、素人とは比べ物にならないくらい高いのだとワタシは思うから。

ベネチア映画祭「野火」公式記者会見

2014-09-07 11:59:08 | 映画・音楽
このインタビューの内容がすごく興味深かったのですが、
検索しても、全文が載っているものを見つけることができず。
FBに日本語訳で掲載してあったので、興味のある方は、是非。
(ワタシのFBは放置したままなので、ログインの仕方も忘れてしまった。全然困らないから、よし!としてます。)
https://www.facebook.com/NOBI.MOVIE

受賞できなかったのは残念(賞が欲しい、という意味ではなく、受賞すれば、よりたくさんの人に映画を観てもらえる、という可能性が広がる、という意味です。)ですが。逆にいうと、日本では話題にならない作品は、どんなに優れていようとなかなか人が足を運んでくれない、ということが現実に起こっている、と思うのです。
音楽の世界などでも、まったくそう。クラッシックバレエの世界でも、世界的なコンクールにあれだけ日本人が入賞してその時は話題にのぼるのに、そんな人材が揃っていながら日本に世界的なバレエ団が存在しないことに、なぜ日本人は不思議とおもわないのだろう?どうして、自分の審美眼や感性を信じず、宣伝費かけてるでしょ、みたいなくだらないマスコミの報道にあんなにも流されてしまうのだろう?と。

ごはんを食べてる食卓にあるTVが、他国の悲惨な戦場を映し出している時代です。ワタシたちの感覚は「痛み」にとても鈍感になっていると思います。特に他者に対しての。
3・11から3年、4年が過ぎて、各地で豪雨被害が起こり、(その時こころに感じるものはあっても)、それでも人間はどんどん痛みに鈍感になっていく。
映画監督たちは、危機感を感じているのだと思います。オブラートにくるんだ表現ではなく、容赦ない現実を観客の前に差し出すことによって感性を揺り動かそうという荒行に出ているのではないかと。それは決して理屈から生まれたものではなく、表現者としての本能的ともいえる嗅覚で。もちろん、観客の拒絶感すら織り込み済みの?

野火は、正直観たくないです。でも、塚本監督の人間性が、ワタシを映画館にむかわせるのだろうな、と。
考えるな、感じろ。。。と言ったのは、ブルース・リー?あれ?全然違う?でも、感じることが本当に大切な時代になったことは確か、ですよね?

河瀬直美ワールド

2014-09-06 22:53:30 | 映画・音楽
河瀬直美監督の新作を観に行きました。これ

タイトルが「ふたつ目の窓」!ですよ。もしかして、タイトル文字は監督の字?
なるほどな~、です。英語で「Still the water」なのですが、「another window」ではダメ?!・・・音楽ハシケンさん?!

監督の出身地の奈良から、映画の舞台を自身のルーツである奄美大島に移した作品。
ワタシ観ていて発見してしまったんです。主人公の少年少女が自転車で二人乗りをするんですけど、(少女の方が後ろで立ち乗り)風をきって走る様とか、ふたりの会話とか、これはまるで、、、まるで、、、「ジブリ映画ではないか!!」と。信じられないかもしれないですけど、舞台になってる奄美大島なんて、見方によっては、千と千尋の神隠し、です。八百万の神もたくさんいそうです。おそろしく純度の高い作品です、いつもながら。

河瀬ワールドはとても感覚的なものに彩られている。。。。いつも思うんですけど、やはり女性の方が感覚が鋭いのではないかと。
・・・男だったことがないので、よくはわからないですけれども!(笑)

奄美の自然が美しいです!監督は今回も、美しい満月も、台風も自分で準備しちゃって(笑)スケジュールばっちりだったらしいですけど、優れた監督って、そういうところがありますよね。(もってる、っていうのですか?笑)「KOTOKO」の時の塚本監督も、一番欲しい時にちょうど雨が降ったらしく、その中で踊るcoccoの美しいこと、美しいこと。

・・・ってこんなに書いてみたけど、もしかしたらワタシ、大林宣彦監督の「野のなななのか」の方が好きかもしんない。
命の繋がりっていうテーマでは。河瀬監督は、ワタシが想像していたとおりの美しい作品を見せてくれたけど、大林監督は・・・まさか、大林監督がああいう作品を撮るなんて想像もつかなかったし、、、、あのシュールさ、はワタシ好みだ、ワハハ。
(まとまりのない文章です。。。)人間は、自然とともにいるべきなのではないでしょうか。そして、人間も自然の一部として「(あるがままを)受け入れて生きる」のがよいのではないか、という気持ちになります。



こころの記憶?!

2014-09-05 11:45:48 | 日々
イトイx為末対談

過去の記憶って、その時、同じ時間同じ場所にいた筈なのに、人によって記憶が違ってるな~って不思議に思っていたけど。
この対談を読んで、なんとなく「こういうことなのかも~」というのが少しわかった気がする。
一緒に旅行に行った仲間うちでも、覚えてる景色が違ったり、印象に残ったこと、楽しかった思い出の内容が違うのも、こういうことと関係しているのかも。
過去の記憶だって、自分の都合のよいように書き換えてる場合だってありそうだよね。人間だもの。
あ~あ、人間はだめだね。感情に流されて?!(笑)客観的にものを見る、って一体どういうことなんだ?!(笑)
でも、たぶん、その歪みとか、感情のすれ違いが人生にドラマを生んでくれるんだね!(爆)
物事が起こる時でも、起こる内容よりも、それを受ける人間の(その時の心理状態だったり、置かれている環境)タイミング、っていうのがすごく影響が大きいと思う。
それはある時から、すごく考えるようになったな~。(もともとそういう感覚はワタシの中にあったみたいなんだけど)