らくがき帖

ノンジャンル心象風景

あまりのこと

2005年04月08日 | 生活
に、しばらく信じられない思いでいた。

私が帰省中に起こった、
仙台での痛ましい事故のことだ。
歩行者専用のアーケードを、
4トントラックが暴走。

そこにはダイエーがあり、
マックがあり、ダイソーがあり。
おいしいパン屋があり、
かわいい雑貨屋があり、
おしゃれな喫茶店もあり。
私がよく服を買うお店があり、
年中買い食いをするクレープ屋があり、
子供が立ち止まるゲーセンがあり。

つまり、仙台の街へ行けば
我々が必ずと言っていいほど通るところであって、
いつもいつも、
たくさんの人で賑わっているところなのだ。
そこを?
4トントラック? 暴走?
意味がわからない……。

今に始まったことではないのだろうが、
最近、一体そんな事態から
どうやって身を守ればいいのか…
と考えさせられる事件が本当に多い。
しかも自分たちの極身近なところで。

私たちが仙台へ来てからちょうど2年になるが、
実は同じ町内で通り魔事件が2回も起きている。
被害者は1度目は女子高生。
2度目は小学生。
いくら気をつけなさいと言っても、
手口はいきなり背後から切りかかるというものだから、
大人でも防ぎ切れるかどうか…。

少し前には、愛知のヨーカドーの
ちびっこひろばで、
包丁を持った男に母子が襲われ、
無残にも赤ちゃんが犠牲になってしまった。

一体どうしろと言うのか。
保護者同伴で遊んでいても、
包丁を持ったおかしな男の前では、
母親はあまりに無力だ。
助けを呼んだところで、
立ち向かえる人が近くにどれだけいるだろう。
自分が刺されてしまったら、
だれが子供を守ってくれるだろう…。

今の時代、
子供にべったり貼りついていても
もうそれだけでは子供を守ることはできない。
母は強くならなければ!

昔、カンフーブーム真っ只中で
青春時代を過ごしていた私は、
そのかっこよさと型の美しさから
ものすごく中国武術に憧れ、
いつかは習得したいと思い、
入門書を購入して鏡の前で四苦八苦したものだが、
もはや型などと
生ぬるいことを言っていてはダメなのだ。

実践的護身術を早急に身につけなければ!!

しかしだ。
どこのカルチャーセンターにも、
そんな講座は存在しない。
近いところで
ボクササイズか太極拳。
空手はあってもジュニアコース。
これだけ危険な世の中になっているのに、
一体どういうことなのか…(怒)

やはりここは、
合気道か何かの道場の門を叩くしかないのだろうか。
いやそもそも、
合気道をマスターしたら
4トントラックに勝てるだろうか。

違う。
現代の母に求められているものは、
ミラ・ジョボビッチか
アンジェリーナ・ジョリー張りの運動神経だ。
そしてどんな強敵からも、
必ず子供を守り抜くのだ!

まず。
冬の間こたつの中でじっとしていた分、
衰えた体を鍛えないと。
「あるある大事典」の体操で
筋肉痛になってる場合ではない。
強き母への道のりは、
果てしなく遠く険しい…!!