バラが咲いた

この曲の作詞・作曲は、「星のフラメンコ」「涙くんさよなら」などのヒット曲を
送出していた浜口庫之助さんでした。

浜口の書くシンプルで綺麗なメロディと、フォークギターの伴奏にあわせ、
ゆったりと歌うマイク真木の歌声に良くあっていました。



もともとこの曲は、アメリカのポップス・シンガー、のためにつくられたもので、
デモテープを録音するために呼ばれたのが学生アルバイトが真木でした。

そのテープを聞いたレコード会社のプロデューサーが、彼の歌になにかを感じとったのか、
真木が歌ったデモテープをそのままレコードにして発売した。

このような偶然と幸運からリリースされた「バラが咲いた」は予想以上にヒットし、
カレッジ・フォークの代表的作品となりました。



また、マイク真木はその年の紅白歌合戦へ出場しています。
他の出場者がドレスやタキシードなどの豪華な衣装で出演する中、彼は、セーターに
Ｇパンという軽装で歌いました。

当時は、まだGパンでは入店できないレストランや授業を受けられない大学もあり、
これらに対するささやかな抵抗だったと言われています。

Natsumelo -21