美人を口説くときに「きれいだ」とか「美しい」といったホメ言葉は、ほとんどど
効果ないと考えたほうがよいだろう。
その理由は、一般的に美人といわれている女性は、小さいときからそう言われて
育ってきているので「美人だ」といわれることに不感症になっている。
だから、美人には違った視点のホメ言葉を使うべきである。
しかし、自分が美人だと思っていない女性もいるので、その点は注意する必要が
あるかもしれない。
それでは、ふつうの女性に「きれいだ」は有効なのだろうか。
確かに美人よりは、有効かもしれないが、すべてに通用するとはいえないのである
これは、女心の複雑さを現しているといってよいだろう。
女性は「美しい」「きれいだ」といわれたくないとは思っていない。
だが、一般的に「美人」と言われる女性は、世の中にそう多くはいない。
だから男たちに「美しい」と言われても手放しでは喜べないのである。
美人に「美人」だねは気き目がない。
だから他の角度から見た魅力や長所をホメることである。
たとえば「やさしい」「心があたたかい」「理知的だ」といった具合に、
性格のよさを認めてやれば、それなりの効果を得ることができるだろう。
ふつうの女性は、「美しい」はやや有効かもしれないが、それよりも本人の
個性を認めてやるべきである。
つまり、服装、センス、目、口、プロポーションなどの一点をホメてやるのだ。
不美人の場合は、「美人だ」「きれいだ」は禁句といってよい。
バカにしたのと同じだからである。
それよりも、同義の言葉である「魅力的」「セクシー」「かわいい」といった
ホメ言葉が効果的なのだ。
「とにかく、女性はホメればいい……」という男性もいるが、タイプに
合わせたホメ言葉を使うようにしたほうがよいだろう。
ヘンな誉め方はヘンな誤解を生じやすく、ヘンな誤解はヘンな関係をつくりやすい……。