夏が終わった

夏の高校野球甲子園は１３対１で興南が優勝した。
点差からは、大味な試合に見えるが、見ごたえがありました。

両校のピッチャーを中心に見てました。
興南の島袋と東海大相模の一二三です。

島袋は、ポーカーフェイスで押さえ気味の立ち上がり、一方一二三は
ポーカーフェイスながら、飛ばし気味の立ち上がりでした。

最初に一二三がつかまった。４回裏７失点の集中打をあびた。
２点目のスクイズを外した後の暴投が痛かった。長い興南の攻撃だった。

一二三は打たれも打たれても表情をかえず、逃げずに投げていた。
解説者の横浜高の渡辺監督はタイムを取れといっていた。

一二三を初めナインも監督も、頭の中がパニクッていたのだろう、
ただ野球をやってる状態みたいだ。監督も大きな声で指示してるが、効果なし。

ゲームが壊れた時のピッチャーは孤独だ、決して助けてくれとは言えない
自分で切り抜けるしかない。

その場を何とかしなければ、ならないのだ。
島袋は表情を変えず最後までたんたんと投げた。

試合では、盛んに沖縄野球という言葉がでてました。
集中打を浴びせる全員の集中力と鋭く振る。高いレベルの投走行守だそうです。

夏が終わった様な気がした。

興南高校　RYUKYU　I　?湧川商会