麻機地区民生委員児童委員協議会(地区民児協)では、構成員の資質向上のため研修会を行っています。
地区民児協は、当該地区の民生児童委員と主任児童委員により構成された民生委員法で定められた公的な組織です。
地区民児協では隔月に1回、定例会を開き、その時々の行政や市社協からの依頼事項を受け、活動内容等について話し合いを持っています。
定例会のない月は、研修会を自主的に行っています。
今月は、高齢者支援に関わる模擬ケア会議を行いました。
今回は、地域包括支援センター職員と麻機地域にある介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)が参加。4グループに分かれて役割分担し、模擬会議を行いました。
地域包括支援センターから事例提供を受け、認知症高齢者の支援で地域住民は何をしたらよいのか考えました。
各グループでは、参加者が民生委員だけでなく自治会役員などの役を演じ、それぞれの役になりきって会議を行いました。
会議では、介護保険などによる公式なサービスを受けることと、そのサービスだけでは対応できない日常の見守り等について民生委員などがどのように対応するのか考えました。
民生委員役からは、できる範囲で訪問するなど見守りをしていきたいという声がありました。一方、自治会役員役からは地域で責任を持つということは困難であり、責任を問われない範囲の対応を考えるしかないという意見も出されました。
模擬会議でのそんなやり取りから、実際に自分の担当地域でケア会議が行われた時の対応を考えることができました。
(模擬ケア会議を他グループが見学)
今後、支援を必要とする高齢者が増えることが予想される中で、公式なサービスだけで対応できない隙間が生じた時にそこをどのように埋めるのか、民生委員とともに地域の人たちと一緒に考えることが求められます。
研修の参加者からは、今後もこのような研修で麻機地域の課題を探っていくことができたらよいとの感想がありました。
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