北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

CIA 失敗の研究・・・どこか似ている

2009-08-26 06:40:05 | 雑感
[この記事は Doblog に 2005-10-09 02:00:08 付で載せていたものです]

3連休の初日でようやく「表現の自由VS知的財産権(R)」
(ケンブリュー・マクロード,青土社)と
「モノが語るドイツ精神」(浜本隆志,新潮選書)を読み終えたので,
寝床で「CIA 失敗の研究」(落合浩太郎,文春新書 455)を読み始めました.

# 以下,書籍中の漢数字はアラビア数字(算用数字)で書きます.

2章「1990年代のCIAと無能な長官たち」を読んで,
ン?どこか似ているなと感じました.
金曜夜の飲み会疲れもあり,時間はあるので(3連休なので)
ブログ記事を書くのは明日の仕事(?)と思っていたのですが,
CIA長官たちの無能ぶりを読むにつれ,
自分も含めた人たちの無能ぶりが思い出されて,
つい起き出してしまいました.

2章は「エームズ事件」から記述が始まります.
「1994年に逮捕されるまで8年にわたって
 ソ連・ロシアに情報を売っていたのが,
(中略)リック・エームズである」.
「エームズは防諜部門の200人の中で197番目と評価が低かった.
 本部では机の上で寝ており,アルコール依存症でも知られ,
 海外の支局では勤務時間中も酔っていることで有名だった」とか.

私はこれほどひどくないはずですが,職場での評価はそんなものかなぁ.
エームズ事件の記述の後,CIA長官たち無能ぶりが紹介されます.
「1987年,裁判官やFBI長官を歴任して就任したのがウェブスターだった.」
「CIA長官になっても,『判事』と呼ばれることを好み,
 FBIから連れてきた側近を重陽するなど,最初から局内では浮いた存在だった.」
「任期中の最大の事件だったワン版戦争の対応をめぐっても蚊帳の外で,
 ブッシュ政権に都合よく情報を歪曲((『情報の政治化』)したとの批判を浴びた.」

ウェブスターに続くゲーツ,ウルジー,ドイッチェ,テネット・・・
ここらを読むとどこか似ているのに気付かされて起き出してしまった次第.

過激に書きたいのですが,そうもいかないので,まぁここら辺で記事はおしまい.
寝床に戻って読書を再開することにいたします.
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