北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

私にも読めました 本 -006- 混沌の館にて(J.パーネル)

2009-08-18 05:53:52 | 書評・映画評など
[この記事は Doblog に 2005-09-23 16:28:27 付で載せていたものです]

以前は日経BP社にブランド・イメージを持っていたのですが,
ここ1年以上はどうもイケマセン.
(私にとって)権威は地に堕ちたって印象が強いです.

どうして?
例えば,「NIKKEI IT-Pro」という同社が運営している
IT関連の情報サイトがあり,
登録すれば毎日記事が届きます(メールです).

読む余裕もないくせに,同様の記事をいくつか購読(?)しています.
時にはタイトルに引かれて読むのですが,
NIKKEI IT-Pro の記者が書く記事は総じて経験のない人
(現場で仕事をしたことがない人)が書いているように思えるのです.
・・・これに比べれば @IT は(私には)まっとうな印象があります.

さて,昔のことですが「日経バイト」を10年ほど購読していました.
この雑誌に連載されていて,
他の記事は読まなくてもこれだけは読んでいた記事がありました.

ジェリー・パーネル というおじさん(今はオジイさん)が書いていた
混沌の館にて」を愛読していました.
だんだんコンピュータ関連の購読誌が増えていき,
読みきれなくなり,「日経バイト」誌の購読を止めました.

パーネルおじさん の記事を読めなくなるのはチョッピリ残念でしたが,
ハードやソフトの情報収集(の必要)が増えていき,
おじさん,バイバイ・・・

多忙な(ウソ,酩酊の日々)が続くようになり,
いつしかパーネルおじさん の名前も忘れてしまっていました.
そんなある日(去年のこと),
連載記事「混沌の館にて」が単行本となりました.

本の帯には「日経バイト読者からの熱烈な要望に応え,ついに書籍化!」
と書いてありました.
そうです,確かに単行本化を望んでいました.
雑誌の読者であった頃からそう思っていました.

原題は「Computing at Chaos Manor -1985 - 2004
パーネルおじさん は自宅(混沌の館)に
何台かのPCをもっていて,そのひとつ一つに名前を付けていました
(当時,パソコンに名前を付ける習慣は稀でした・・・
ネットワークは個人で利用するものではなかった?).

1988 年,速いマシンにチーター(Cheetah)386 なんて
名前をつけたりしていました.
また,ゲームマシンとしてアミ~ガ(Amiga)をほめたり,
WordPerfect の感想を書いたり,今じゃ必須の Excel とか,
今じゃどこに消えたのか分からないような
OS/2 Warp の話があったり・・・
賢いけれど,のん気な父さん的記事がたくさんありました.

おせじにも学術的とは言えなくて,
ネットワークが繋がらなくなってメーカまで巻き込んだ騒動
(夜中でも対応するメーカの人もエライ)とか,
ユーザから見たコンピュータを経験をとおして語ってくれました.

# 私もそんな記事・話題を書けるようになりたいなぁ.
  アメニモマケズ カゼニモマケズ・・・
  ・・・サウイウモノニ ワタシハナリタイ
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