負けてたまるか -1-

今日は初出社．

行き先は出向先である．
2月中旬から週に２回出張していたが，
今日は（出向先の）社員として初めての出社．

仕事そのものは大変な状況になっている．
それよりも大変なのは，多くの給与所得者が居酒屋で愚痴るように，
やはりヒト（の問題）である．

2月，3月と合計１２日間そこに行っていたので，
おおよその見当はついていた．
多少の免疫はできているつもりだった．

お主，まだまだ甘いな・・・って感じだった．

彼の部屋に呼ばれて話をした・・・聞かされたというのが正しい．
不覚にも涙がにじんできた．

♪ 空が泣いたら　雨になる
♪ 山が泣いたら　風になる
♪ 俺がないても　何にもならぬ

こんなテーマソングだった．
確か「泣いてたまるか」というドラマだった．
渥美清が主演していた．

＃　気になったので Wikipedia で調べてみた．
.　.　渥美清が主演していた．
.　.　脚本は青島幸男だったと記憶していたが，違うらしい．
.　.　青島幸男は交代でやるようになった主演のようだ．

さて，オヤヂが泣いても何の足しにもならない．
きれいな言い方ではないが，「屁のツッパリにもならない」というやつだ．

なぜ涙がにじんでくるのか・・・

言えないからだ．

相手の論理にも一理あるのは確かだが，
オヤヂでも論理には論理で応戦できる．
ましてや相手は昨日言ったことが今日は正反対になるような人だ．
できないはずがない．

ならば，なぜ応戦しないのか・・・

相手が上だからだ．

これは厳然とした事実ではあるが，
オヤヂの経験では，立場が上の人であっても
（反論を許容できる人ばかりだったので），
言わせて頂くことだけは言わせて頂いてきた．

＃　懐が深いというか，許容力・包容力のある上司に恵まれ続けてきた・・・
.　.　遅すぎますが，感謝しています．　＞　以前，上司であった人たち

なのに，今日は
言いたいことが言えなくて，
言えるはずのことが言えなくて，
言いたい思いを押さえつけているうちに，
悔しくて（おそらく，言えない自分にも情けなくて）涙がにじんできたのだろう．

しかし，負けない．
負けてたまるか，である．

＃　以前の記事「男と女の感じ方」 では，
.　. 作家が新聞コラムに書いた怒りについて，理由が分からない
.　. 理解できない・・・などと書いた．
.　. おそらく本記事も，お読み頂いた方には，分からないとのご批判があるだろう．
.　. この記事を書きながら，作家の思いに共感する自分を発見している．

繰り返しになるが，オヤヂは負けない．
負けてなるものか，負けてたまるか．