
盧溝橋事件ー1937/S12年
1937/S12年 日支事件(日中戦争)
1939/S14年 第2次世界大戦が勃発
1941/S16年 悠々、慢性咽喉カタルと診断される
「他山の石」で無謀な戦争に警鐘を鳴らし続ける
→以下、摘録超要約記述する
1941/S16年ー1月6日号
“日中戦争から4年目を迎えるが終戦の目算は無く、誰の責任なのか。
国民は自戒し、軍部・政府も責任を自覚し速やかに日中戦争を終わらせよ。
このまま米国と戦うのは無謀の極み。硬軟の外交によって終戦を実践せよ。”
国民は自戒し、軍部・政府も責任を自覚し速やかに日中戦争を終わらせよ。
このまま米国と戦うのは無謀の極み。硬軟の外交によって終戦を実践せよ。”
~1行要約:日本はリーダー不在の国~
3月20日号
“歴史は偶然的なもの。無謀な事件が重大な結果を起こす。
その事を知らない者により2つの世界戦争も起こった。
しかし、当局者が賢明で、右顧左眄せず、毅然・断固とした信念で臨めば、
しかし、当局者が賢明で、右顧左眄せず、毅然・断固とした信念で臨めば、
歴史は今日のような不幸には書かれなかった。
支那の事情を知らず、支那は単に支那ではなく、東洋の支那のみでもなく、
支那の事情を知らず、支那は単に支那ではなく、東洋の支那のみでもなく、
特に英米の利害が輻湊する支那であることを知らない者が任に当たった為、
終に今日の不幸なる状態を惹き起こしたのである。”
~1行要約:リーダーの意志薄弱と世界情勢への無智八百~
4月5日号
“よその国で戦争をしているから、みんなが浮いた浮いたとなるなのだ。
どこの国の飛行機でもよいから一機飛んで来て、
東京の空で一発ズドンとやってくれれば皆が目ざめるだろう。“
~1行要約:国民の付和雷同性。無定見~
7月20日号
“ソ連も参戦した。記者自身に関する限り願わしいことだ。
もし、ソ連だけ残ったなら「第三次世界戦争」の可能性が遠からずある。
戦局をもっと拡大し、もっと長びかせよ。
戦局をもっと拡大し、もっと長びかせよ。
そうすれば各民族、各国家はへとへととなり、みんな共倒れとなるだろう。
この自覚が必要だ。
こうなる前に、私たちはこの種の愚を犯さないよう、陰に陽に警告したが、
こうなる前に、私たちはこの種の愚を犯さないよう、陰に陽に警告したが、
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇これを許さなかった。
今後も尚一時は許さないだろう。
今後も尚一時は許さないだろう。
そうなら、私たちの行くべきところはもう決まっている。
そうだ、私たちの行くべきところはもう決まっている。”
(○○・・・の部分は検閲による伏字部分)
そうだ、私たちの行くべきところはもう決まっている。”
(○○・・・の部分は検閲による伏字部分)
~1行要約:行くべきところ=4年後の敗戦?~
敗戦数十年後の情報より。
この当時の大本営(政府連絡会議)では、
各組織のリーダーが責任を押しつけ合い、正しい国策決定を下せなかった。
もっともそれは今の政治でも続いているが・・・。
さて、7月20号が「他山の石」の最終号だった。
それでは今日はここまで。明日またお会いしましょう。
[Rosey]