檀一雄を攻略?するのはかなり難儀そうだから、こんな風に考えていた。
「リツ子」「火宅の人」を読みながら、長男の太郎、長女のふみが見た父、
ヨソ子が見た夫、情婦杏子が見た情夫、の順で攻めてみよう・・・と。
(ヨソ子は書いていないが、沢木耕太郎が彼女を取材して書いた本がある)
ずいぶん迂遠な道のりだが、それしかないな、と思っていた。
が、昨夜、ふと考えた。
家を転々、旅を転々、食を転々、愛人を転々・・・
檀の人生の寄る辺の無さは、子どもの頃に身についたのではないか?
これは彼の略年譜を作った時にも感じたが、生まれて幼少時の情報に乏しい。
昨晩、再度調べ、父・参郎、母・とみの長男として生まれたことが分かった。
妹が3人いたが、檀が中学入学の年に両親が離婚。
その後、再婚した母とみは、6人の異父姉妹をもうけた。
あとは、この本を読むしかなさそう・・・なのでネットで注文。
その本が本日到着予定、それまで「本待ち草」というわけ。
それじゃ愛想が無さすぎる?
では、長男檀太郎のエッセイをネットでどうぞ。(2014年のものですが)
若い頃の写真もありました。
左から太郎の妻春子・太郎・ヨソ子・一雄
それでは明日またお会いしましょう。
[Rosey]