真夜中のカップらーめん

作家・政治史研究家、瀧澤中の雑感、新刊情報など。

悔しいんだろうなあ

2008-09-12 01:51:54 | Weblog
「総裁選『ごっこ』をしているようだ」。
民主党・鳩山幹事長の発言。
そういえば、公明党も社民党も共産党も、みんな党首が出てきてコメントするが、民主党の代表はほとんど出てこない。
きっと、偉いんだろうなあ。
マスコミなんか、幹事長に任せておけばいいんだ、ってな感じなのだろう。

さて。
自民党の総裁選について、色々批判がある。
候補者の政策に関する批判。
福田内閣の閣僚や党幹部だった人は、まず謝れ、という批判。
自民党は、総選挙を有利にするために、総裁選挙をやっているのだ、という批判。
総裁選候補者は、自分の選挙が危ないから立候補して名前を売っているのだ、という批判。

どれももっともな話なのだが、一つだけ理屈抜きで言えることがある。
それは、自民党は、党の代表を選ぶのに選挙をしている、という事実だ。
党所属の、決して有力者とは言い難い議員たちが手を挙げた。
中には、派閥の大物から圧力をかけられた人もいる。
それでも、彼らは手を挙げた。
この一事だけは、民主党の腰の引けた議員たちに批判はできまい。

「やはり、堂々と代表選挙をやるべきだった。今からでも遅くないから、やろうじゃないか」。そういう民主党議員はいなかったのか?情けない・・・。たしか、民主党代表選挙の立候補届出は、自民党で総裁選挙が確実に行なわれると判明した後だったと記憶する。
鳩山幹事長が自民党の総裁選挙を批判するたびに、怒りを通り越して哀れを感じる。「じゃあどうして、あなたのところは代表選挙、やらなかったの?」
悔しいんだろうなあ、鳩山さん。