真夜中のカップらーめん

作家・政治史研究家、瀧澤中の雑感、新刊情報など。

座談会お知らせ

2012-01-31 13:46:17 | Weblog
昨日、松本に講演の仕事で行ってきました。
一昨日から泊りがけだったのですが、
夜は-10℃と、冷え込みました。

二宮尊徳さんの話で、300人ほどの方がお集りになりました。

「後の世のために樹を植えるのが、人の道である」
「貧者は昨日のために働き、富者は明日のために働く」
「道徳のない経済は罪である。経済のない道徳は寝言である」 

尊徳さんは、単純な道徳至上主義でもなんでもなくて、
人間の良い面や悪い面を理解した上で、現実的な復興の処方箋を示し、実行しました。
現代でも学べる点がたくさんあります。
ご興味のある方は、拙著『日本で一番不況に強い男』(中経出版)を
ご覧ください。
http://www.chukei.co.jp/general/detail.php?id=9784806134053

松本に伺ったついでに、久しぶりに松本城を見学しましたが、
小学生の時に、城内の階段が急で難儀したのを思い出しました。
今回は別な(運動不足?)理由で、息が切れました(笑)。

現在の天守閣は、石川数正・康長親子によってつくられたと考えられていますが、
諸説あるようです。
石川数正は家康幼少時からの側近で、その信頼も厚かったにも関わらず、
家康の元を離れて、豊臣秀吉の傘下に入りました。

数正は、松平信康(家康長男)の後見人であったことから、
信康が切腹させられたのち、権力の移動によって出奔したという説が、
瀧澤的には一番しっくりきます。

さて。前回もお知らせしましたが、
講演や勉強会のような堅苦しいものではなくて、
ざっくばらんに歴史のおしゃべりをする座談を、下記の要領で行います。

参加締め切りは2月2日正午です。

2月4日(土)、午後4時~5時30分、
玉川高島屋の「玉川テラス」で、
「瀧澤中の歴史座談シリーズ~明智光秀はなぜ謀反を起こしたのか?」
と題して、おしゃべりを致します。
http://www.tamagawa-sc.com/class/activity.html

土曜の夕方、お買い物ついでに、いらしてください。
お待ちしております。


最新刊のお知らせと、座談会のご案内

2012-01-17 17:36:19 | Weblog
2月4日(土)、午後4時~5時30分、
玉川高島屋の「玉川テラス」で、
「瀧澤中の歴史座談シリーズ~明智光秀はなぜ謀反を起こしたのか?」
と題して、おしゃべりを致します。
http://www.tamagawa-sc.com/class/activity.html

たいへんご好評戴いている拙著、『戦国武将の政治力』をベースに、
1回目は本能寺の変を中心にしながらお話しを致します。

肩の凝らない歴史の話を、土曜の午後にお聴きください。

最新刊『手に取るようにわかる太平洋戦争』
(日本文芸社)

『政治のニュースが面白いほどわかる本』以来、ずっとお仕事をご一緒しているイラストレーターのよこいともみさん。今回は、大東亜戦争(太平洋戦争)について、わかりやすくて読みやすい渾身の一冊を、よこいさんのカラ―イラスト満載で書きました。

本書は、「あの戦争は負けてよかった。負けていなければ、今のように自由で豊かな日本にはなっていなかった」という某評論家の言葉に、強い違和感を覚えたことがきっかけでした。

負けてよい戦争なんて、あるわけがない。
失ってよい命など存在しないのだから。

こんな当たり前のことも理解できずに彼が評論家として評価されているのは、私たち自身が戦争に、歴史に、鈍感になっているからではないのか、と思ったのです。

中学生にも理解できるような表現に努めましたが、内容は突っ込んだものになっています。
大東亜戦争(太平洋戦争)のわかりやすい通史として、お読み戴ければ幸いです。