そんなに頻繁ではないが、それでも年に数回、飛行機を利用する。
四年ほど前。仕事で北海道にでかけた時のこと。
ちょっと薬を飲もうとして、客室乗務員に「水を頂けますか」とお願いした。
すぐに紙コップに入った水を持ってきてくれた。
飲み終えて薬を鞄に仕舞っていたら、先ほどの客室乗務員が、
「あ、お客様、ぬるま湯の方がよろしかったですか?」と、
申し訳なさそうに言ってくれた。
私は水が必要な理由を言っていなかったし、第一、普段から薬は水で飲んでいる。
それでも、「ぬるま湯の方がよろしかったですか?」の一言に、感じ入ってしまった。
薬をしまっている私にわざわざ詫びても、彼女はなにも得をしない。
しかし、
「薬を飲まれるならば、ぬるま湯の方がお客様のためによかったのに、どうして私は気が付かなかったのだろう」
という彼女の思いが伝わっきた。
マニュアルにあるのかどうかは知らない。
しかし、薬を飲む人を思いやらなければ、こういう言葉はでてこない。
乗っていたのは、日本航空の飛行機。
私のような単細胞は、以後、できるだけ日本航空を利用している。
これから、とてもぬるま湯とは言えない状況の中で、しかし「ぬるま湯の方がよろしかったですか?」という気持ちを忘れずに、頑張ってほしい。
四年ほど前。仕事で北海道にでかけた時のこと。
ちょっと薬を飲もうとして、客室乗務員に「水を頂けますか」とお願いした。
すぐに紙コップに入った水を持ってきてくれた。
飲み終えて薬を鞄に仕舞っていたら、先ほどの客室乗務員が、
「あ、お客様、ぬるま湯の方がよろしかったですか?」と、
申し訳なさそうに言ってくれた。
私は水が必要な理由を言っていなかったし、第一、普段から薬は水で飲んでいる。
それでも、「ぬるま湯の方がよろしかったですか?」の一言に、感じ入ってしまった。
薬をしまっている私にわざわざ詫びても、彼女はなにも得をしない。
しかし、
「薬を飲まれるならば、ぬるま湯の方がお客様のためによかったのに、どうして私は気が付かなかったのだろう」
という彼女の思いが伝わっきた。
マニュアルにあるのかどうかは知らない。
しかし、薬を飲む人を思いやらなければ、こういう言葉はでてこない。
乗っていたのは、日本航空の飛行機。
私のような単細胞は、以後、できるだけ日本航空を利用している。
これから、とてもぬるま湯とは言えない状況の中で、しかし「ぬるま湯の方がよろしかったですか?」という気持ちを忘れずに、頑張ってほしい。