ドイツに渡ってすぐ、師匠に連れられて外国人登録をし、
在日ドイツ大使館でもらった保証書を提出してビザの申請をしたのですが、
2か月たってもビザは発給されず、師匠が問い合わせをしてくれました。
すると、卒業証書と職業訓練の修了書が必要だというのです。
え、今さら・・・?と思いましたが、これがないと滞在許可が下りないので仕方がない、
すぐに日本に連絡し、卒業証書と修了書を探して送ってもらいました。
急ぎなので、高いけど航空便で。
でも、なかなか届かなくて。
船便じゃないよね?と心配になるくらい。
ようやく届いた小包を見てみると・・・住所が一部抜けていました。
親が、慣れないローマ字で丁寧に書いてくれたのがわかるので、
ありがたいのですが、それにしても丸々一行とんでいて・・・、
逆に、これでよく届いたな、と驚きました。
ドイツ郵便、すごい。
結局ビザなしで滞在できる3ヵ月を超えてしまいました。
申請が済んでいれば問題ないそうですが、落ち着かなかったですよ。
そして4か月目に入ってしばらくして、無事に1年間の滞在許可が下り、
ビザが発給されました。
季節はもう秋になっていました。
このビザ、とってもお役立ちでした。
研修生のビザなので、美術館の入場の際に試しに「研修生です」と言って
ビザを提示してみたら、学生料金になりました。
それ以降、学割がきく場所ではとりあえずビザを提示することにしました。
すべての場所で通用するわけではないですが、博物館や美術館など
多くの場所で効果があったのでラッキーでした。