書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

王羲之・快雪時晴帖

2006-06-11 07:23:14 | Weblog

手紙とその他の断簡を綴り合わせたもの。
羲之頓首。快い雪が降り、時には晴れ間がでたりしていますが・・・・
で始まる内容の通り、如何にも悠々自適な生活振りが覗われ運筆も屈託なく平穏さが滲み出ている。
そんな気軽な手紙に中にも王羲之ならではの優美さが随所に見られる。
清の乾隆帝はこの書をこよなく愛し、王献之の「中秋帖」、王の「伯遠帖」と合わせて三希堂に保存した。
台北の故宮博物館にはこの三希堂を模した一角がある。