トランプ次期大統領 オバマケア代替案 速やかに提出へ
1月17日 8時24分
アメリカのトランプ次期大統領はメディアのインタビューに対し、オバマ大統領が推進してきた医療保険制度改革、いわゆるオバマケアを撤廃したうえで、これに代わる新たな制度について「完成が近い」と述べ、速やかに代替案を提出する考えを示しました。
オバマ大統領の「政治的な遺産」である医療保険制度改革、いわゆるオバマケアについて、トランプ次期大統領は保険料が高額だとして、早期に廃止し別の制度に替えると主張しています。
有力紙「ワシントン・ポスト」は16日までにトランプ氏に行った電話インタビューを掲載し、この中でトランプ氏は、新たな制度について、「提案は完成に近づいている。近く提出するつもりだ」と述べ、オバマケアの代替案が完成に近いと明らかにしました。
そして、次期厚生長官を務めるプライス氏が議会で指名承認されるのを待ち、速やかに議会に代替案を提出する考えを示したうえで、「すべての国民のための保険となる。よりシンプルで、より安く、より優れたものだ」とアピールしました。
オ バマケアをめぐっては、野党となる民主党や市民グループが存続を求め、15日、全米で一斉に集会を開くなどトランプ氏への反発が強まっています。しかし、 共和党が多数を占める議会の上下両院でも、先週、オバマケアの撤廃に向けた決議が可決され、政策転換が現実味を帯びています。
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