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エリザベス女王に披露したメーガン妃の「カーテシー」、新たな動画が注目集める...「ふざけたお辞儀」は何だった?

2023年06月15日 | 国際社会
6/14(水) 20:36配信

<ドキュメンタリー番組でメーガンが見せた大げさな仕草に怒りを覚えた人は多かったが、過去にはエリザベス女王に対するこんな姿も目撃されていた>



エリザベス女王とメーガン妃(2018年6月) REUTERS/Phil Noble/Pool


「メーガン妃のカーテシー(お辞儀)」は、数カ月前から話題になり続けてきた。きっかけは、ネットフリックスの6部構成のドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」と、夫のヘンリー王子が今年1月に発表した回顧録『スペア』だ。そして最近、そんなメーガンの新たな「カーテシー動画」が発掘され、改めて注目を集めている。 


カーテシーをするようにと、ヘンリーに初めて言われたときは「冗談」だと思った――付き合い始めた当時のことについて、ドキュメンタリー番組内でそう語ったメーガンは、王室に対して無礼だと批判された。 

以来、ソーシャルメディアでは、メーガンがさまざまな公式行事の場で、生前のエリザベス女王にうやうやしいカーテシーをする様子を捉えた動画が次々に紹介されている。 

そうしたなかで「thedianafile」というユーザーは先日、TikTokに新たな動画を投稿。ここには2018年のクリスマスの日に、低く腰を落として女王にお辞儀をするメーガンの姿が収められている。同年5月にヘンリーと結婚したメーガンにとって、英王室メンバーとして初めて迎えるクリスマスだった。 この動画は30万回以上再生され、1万件を超える「いいね」と膨大な数のコメントが寄せられている。

「これを見ても、サセックス公爵夫人はカーテシーができないと言うの?」「なぜ彼女がこれほど嫌われるのか、理解できない。彼女はまさに完璧で、そのお辞儀は素晴らしい」「最高の女性だ」などの声も寄せられた。


 ■衝撃的だったカーテシーのエピソード 

とはいえドキュメンタリー「ハリー&メーガン」で、メーガンがカーテシーについて行った発言が英国民にとって衝撃的だったのは事実だ。ヘンリーの祖母である女王との初対面について振り返るくだりで、メーガンはウィンザー城に近いアンドルー王子の自邸にサンデーランチに招かれたときの思い出を語った。

 「行く途中の車の中で(ヘンリーに)『カーテシーのやり方は知っているよね?』と聞かれた。冗談を言っているのかと思った」 メーガンはそう語り、そのときにしたという仰々しいお辞儀を再現してみせた。

あまりに芝居がかった大げさなこの仕草を見た人々からは、これこそ彼女がイギリス文化を軽視している証拠だという批判の声があがった。 

カーテシーは、イギリス君主への崇敬を示す伝統的な挨拶だ。英王室の女性メンバーは1日2回、国王(または女王)とその日初めて顔を合わせたとき、別れを告げるときにカーテシーをする。


ヘンリーはメーガンのカーテシーを絶賛


一般市民の場合、カーテシーをしなければならないという決まりはない。それでも、人によっては自発的に、君主をはじめとする英王室メンバーと対面した際にカーテシーをしている。 

一般通念と異なり、英王室でプリンセスの称号を持つ女性は序列にかかわらず、ほかのプリンセスやプリンスにカーテシーをしない。従って、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が国王と王妃になるまでは、メーガンが公式の場で2人に対してカーテシーを求められることはない。 

一方、仰々しいお辞儀の再現で妻が批判されたにもかかわらず、ヘンリーは大ベストセラーになった『スペア』で、そのころのメーガンの様子を絶賛している。 

その日、アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンが開いたランチパーティーに、教会帰りの女王が思いがけず姿を見せたのだという。

「広々とした居間に入ると、その人がいた。グラニー(おばあちゃん)、君主、エリザベス2世だ。部屋の真ん中に立って、かすかにこちらを振り向いた。

メグは直ちにそばへ行き、深くひざを曲げて、文句なしのカーテシーをした」 女王が去った後、集まったゲストは「メグのカーテシーを称賛した」という。

「とてもよかったよ! しっかりひざを曲げられていた、と」。 メーガンが公にカーテシーを披露したのは、今のところ22年9月に行われたエリザベス女王の葬儀が最後だ。

ウェストミンスター寺院から、埋葬の場であるウィンザー城へ向かう女王の棺に、最後の敬意を表している。

ジェームズ・クロフォード=スミス

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最終更新:6/14(水) 20:36ニューズウィーク日本版




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