昨年の10月末~12月上旬にかけて25回の放射線治療を行いました。目的は再発防止。
照射時間は 10秒~20秒で 乳房を左右から、胸から鎖骨と首当たりを正面から の3ヶ所。
照射中は特に熱い感じとかも全くなく、目に見えない放射線を当ててる間は ブザーが鳴って、それが鳴り終われば 終了って感じ。
25日間 土日は抜いて毎日通いました。
放射線は 連続して当てることが大切らしく、冬場にも関わらず、私はその間体調を崩すことなく、子どもたちも元気で、毎日通わせてもらい 治療させてもらうことができました。
病気になったことに対しては、落ち込んだ時期もありましたが、
こうして 毎日治療を受けることができる環境に 私自身が 置いてもらえることが ありがたいと 感じることもできました。
苦難の中にも、たくさんのありがたさや自分が恵まれてるっ思えることが あるんだと気付かせてもらいました。
さて、その治療から半年が過ぎ、三か月に1回の検診を昨日受けてきました。
今回は、片道 8キロ??くらいある 病院まで 自転車で行きました。
来るまで行けば 15分~20分の距離。
風を感じ、空気を感じ、太陽の日差しも感じ こぐこと40分 病院に着きました。
途中、赤信号で止まるたびに、近くにある雑草や雑木に目がむきます。
アスファルトを突き破って 出てきてる雑草。
斜面に根を張り、一生懸命 手を伸ばしてるかのように 葉を広げている 雑木。
どちらも、誰かが 種をまいたのでなく、誰かが水や肥料をあげたのでもないのに
この世に しっかりと 根を張り 生き続けています。
その生命力に、力強さを感じます。
自然から私たち人間が学ぶことって 多いんだろうなぁ。
この世の中にあるものすべてに 同じ「命」があるなら、木や雑草にも魂があります。
みんな「生きてる」んです。
その生き方がそれぞれ・・・それぞれ違いますが、みんな「生きてる」んだと思います。
雑木は 想うでしょうか? 僕も桜の木として生まれてくれば良かったって。
でも彼が 雑木として、懸命に生きています。誰にも手をかけてもらえなくても、太陽の恵みと雨の水分を 吸収して。
華やかな 桜のような そんな 人間もいいけど
雑木のような そんな 人間も また素晴らしい。
生きていれば!!精一杯生きていれば。
と・・・自転車をこぐながら 考えていました。
自然の語りかけに たまには 耳を傾けるのもいいものですねぇ。