私は自分と先祖の永代供養を檀家になっているお寺にしてもらうことに決めました。
私は今現在妻子がいません。このままで行くと、私の代で若松家は終わりになる。
自分の健康面は大丈夫ですが、何らかの理由でいつ突然死ぬか分からないので決めました。
自分のお寺に永代供養を頼んだ理由は、若松家の墓は江戸時代初期の寛永年間からあり、約30
0年の歴史がある。徳川家光の時代からである。
私若松の先祖は江戸時代海鮮問屋を営んでいた。で墓石には若松家と刻まれてはなく"上総屋"と屋号が刻まれてある。その後上野黒門町で歌舞伎や森鴎外の小説にも出てくる"伊予紋"と言う料理屋をやっていた。
お墓は当時の風習なのか若松家の人間だけでなく、雇っていた番頭等も一緒に埋葬したために骨壺も20個以上あり、代々の重みを感じ自分もここに入ることにして、代々の先祖と共に弔って貰うことにした。
埋葬は今やバライティに富み、友人たちは宇宙葬だ海に散骨だと言っている。樹木葬とかもあるようで。
友人や知人に妻子がいない人が増えている。結婚していても子供を作らない者も増えている。
自分の世代で絶える家が増えてきている。お寺に聞くとすでに絶えた家を永代供養するケ―スが増加中とのこと。
ついこのことが気になり、小説にしました。どうして子孫を残すという代々続いてきたことがここに至って崩れてきたのか。
アマゾンKindleストアー 「マイボ―ンよ何処へ」 若松吉男著 ご参考まで。