昨日NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」という番組で面白いことをやっていました
それはヒトヘルペスウィルス6(HHV‐6)というウィルスが鬱や不眠、過眠などの症状が出る、慢性疲労性症候群の原因だということです。
HHV-6はすべての人間が幼児期に感染、、脳内になどに潜伏し疲労と密接に関係していると、近藤一博教授が発見したそうですまたHHV-6の遺伝子と鬱病との関連も発見したそうです。
疲労やストレスを感じるとHHV-6が再活性化して人間に疲れてますよと疲労伝達物質を出し脳に刺激を与えるそうです。そこで人間は疲れたとか休もうとか思うということだそうです。気のせいではないとのことです。
HHV-6がなぜそういう物質を出すのかというと、人間という宿主がストレスや寝不足や仕事のやりすぎ、体の使いすぎなどで、死なれたら困るからだそうです。それでもストレスや仕事のしすぎを続けたり、疲労してても無視していると、ウィルスはその宿主を捨て(人間)、唾液から出て行くそうです(次の宿主を探そうとするため)。
またなぜ脳にHHV-6が真っ先に感染するのかというと、教授の推論だと、最も早く疲労を感知するのに脳が非常に合理的な場所だからではないかということらしいです。
それから、疲労やストレスを感じるとHHV-6が再活性化して人間に疲れてますよと疲労伝達物質を出し脳に刺激を与えているのに、脳の意識が疲労より常に仕事や物事に集中していたり、楽しいという意識が勝って疲労を感じないようになっていたり(自分は疲れていないと思っている)、疲労感を無視して働いたりしていると、過労死や心臓、肝臓、すい臓などに支障きたす可能性が高いそうです。
またそいう方がたまに休んで家にいたりすると、逆に疲れた感じがすることがよくあります。休まないで忙しいほうが調子が良いという方も多いと思います。これは過労死に陥るパターンなのだそうです。
ようは休んで疲れを感じられるということは、体がまともになってきて、脳のほうも疲れを感じられるようなってきたということです。したがって忙しい人がたまに休んで疲れを感じるということは大切なことなのだそうです。
先ほども書いたように、疲労が出るとHHV-6は唾液から出ます。そこで疲労感と唾液中のHHV-6の量を比較して、同じくらいだと疲労しているとしっかり感じられていて良いのですが、HHV-6の量が多いのに疲労感を感じていない人は危険だそうです
教授いわく日本人はストレスなどの対処が下手なのだそうです!欧米では仕事とプライベートなどをしっかり使い分けストレスの抜き方も上手とのことです。したがってこのような研究をしているのは、日本人くらいですと冗談を言っていました
イヤー面白かったです。私も疲れを無視しているかもしれませんね。気をつけないと