C60のおと (多摩親父)

東京多摩地区を根城にする、多摩親父のロード記。大阪赴任中にC60に出会う。時々ローカルネタ、旅行記、グルメ記事。

子の権現を攻めてみた

2017年07月21日 21時25分00秒 | ロードバイク

ちょっと遡りますが(2017/06/10)、友人「カーさん」と「子の権現」を攻めてきました。

数週間前に、やはり激坂で有名な「和田峠」を攻めてきて、さらに厳しい「子の権現」に行こうという流れになったわけです。

自走で行ったので、およそ往復110kmの行程です。

およそ50kmくらい走って子の権現の手前までいくと、いよいよ看板が見えてきました。

看板からの上りの経路はこんな感じです。

 

そして看板!

いよいよ始まりの予感。(*∩∀∩*)ワクワク♪

ここから大体6km程度です。

最初は、そんなにキツイことはないです。気楽に走れます。ただ、6km走って540m登らなければいけないということは変わらないわけで、当然初めが緩ければその分後が辛いということ、期待と不安が入り混じります (-.-;)

お互いにマイペースで走ってますので、一緒に走っているカーさんは、どんどん進みます。

私はというと、今年のGWに学んだ「マイペースを徹底!!」これを守ります。

特に次の二つを心に刻んでいます。

(1)軽いギアで、クルクル回す。

(2)心拍はあげない。

今年のGWから続けている特訓が効いているようで、正直マイペースで走っている限り、登れない坂はないと思えるようになってきました。

途中までは友人の背中も見えていましたが、真ん中を超えて、竹寺の分岐を過ぎたあたりからぼちぼち見え隠れという感じになってきます。

でも焦らない、焦らない。マイペースで進みます。それでも何人か先行する人はとらえられるようになってきました。

ちょっと自信になります。(*´∨`*)

さらに進みます。心配していた通り、傾斜がどんどんきつくなってきます (* ・Д・)/頑張れー!

ついに、友人のカーさんは見えなくなりました。

正直、噂の残り300mまでは、キツイなりに、「淡々と漕いでいけばいつかは着くじゃろ」という気持ちで漕いでました。マイペースなので。

 

さぁ、ラスト300mに差し掛かるコーナーを曲がります。

噂通り、坂が牙をむいてきます。ガォー!!!!って感じです。

「まぢか!!」一瞬にして空気が変わります。とても自分の貧脚で登れる斜度ではありません。。。。ヤバイ!!

ここは知恵の使いどころ。対向車と後続車がないのを確認し、道いっぱいをつかってヒラヒラとジクザグ走行に切り替えます。ぎりぎりの線ですが、何とかなりそうな予感がしてきます。

すると、

ΣΣヽ(・Д´・゚+。)ェっ‥マジっ

その先には先行していたはずのカーさんが座り込んでいます。

「脚つった。。。」らしいです。

一瞬、悪魔がささやきます。

「合法的に足つきできる。」「合流しちゃう?」

等の誘惑を受けながら、改めて、足元に意識をもどしました。すると。。。。

●いまペダルを止めたら倒れる。

●クリートを外すために足を捻ったらツル。確実に。

●しかも、こんな急な坂で止まっちゃったら、再開は不可能。

ということで、止まるのは不可能!

 

「すまん、先に行く。。。。。」

そう叫びながら、カーさんを横目にくるくる回し続けます。

そして最終コーナーに突入します。

(帰りに撮影した最終コーナー)

すると、最終コーナーに入ってすぐのところで、また別の先行者が自転車を降りている姿を目撃します。

 

ここは鬼門かーーーーーーーーー!

 そして、意識がスーーーーーーーっと遠くなっていくのがわかります。 ( ゚ ρ ゚ )ボーーーー

やばい!!!とにかく、一瞬でいいから頑張んないと!

ファイトーー!( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )イッパーーツ!!

とりあえず、意識を引きずり戻し、その場は耐えられました。

クルクルクル回し続け、、、、そして遂に、斜度が緩くなってきました。

そしてゴーーーーーーーーーーーーーーーーーール!

遂に子の権現を足つきなしで制覇です!  (*゚▽゚)/゚・:*【祝】*:・゚\(゚▽゚*)

 

たったの6㎞の中に、すごく凝縮された物語がありました。

ついた先には売店があり、意外(?)にも活気があります。

少し行くと、門があります。

 

 その奥では、仁王様が迎えてくれます。

残念ながら、当日はメンテ中でした。

そして、その奥にいよいよ、本堂があります。

さらに進むと、草鞋と、下駄があります。健脚を祈願します。

そして、奥まで行くと、展望台があります。

スカイツリーの展望台と同じ高さ、らしいですね。

最期に、定番のお守りを、購入しました。

愛車に装着!

 

満足感半端ないです!



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