時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

雪の声がする♪    ~HP「時代屋小歌」更新のお知らせ~

2008年02月20日 | 音楽活動

久々にホームページ「時代屋小歌」(以下、HP)を更新した。

私のHP内の更新場所は主に3カ所ある。
「私のこしらえた歌」(←自作曲の紹介)
「旅横丁」(←旅行記)
「旅のかけら」(←旅の1場面をクローズアップさせたもの)
以上の3カ所。

今回更新したのは「私のこしらえた歌」のコンテンツ。
残念ながら音源はまだない。
とりあえず、歌詞のみのアップ。


この曲が浮かんだのは、大学1年の頃。
初めてスキーに行った時、・・・確か赤倉だったと思う・・・・リフトに乗ってあたりを見回してたら、メロディとサウンドが同時に頭に浮かんだ。いや、厳密には、まずはイントロのサウンドが頭に浮かび、イントロに引き続いてボーカルメロディが自然に導かれるように出て来た・・そんな感じ。


で、その直後歌詞も浮かんだ。
スキー場でリフトに乗りながら浮かんだ曲ということもあって、歌詞は雪を題材にしたものになった。

だが、その「最初に浮かんだ歌詞」ってのが・・・どうも。

家に帰ってきてから、スキー旅行で思いついたこの曲の歌詞をノートにメモったのだが、冷静になってその歌詞を読んでみると、なんとなく縁起が悪い気がした。

最初この曲の歌詞ができた時のタイトルは「本能の声」というものだった。

恋を失った主人公が雪の中を歩いている。
どうやらこの主人公、よからぬことをバクゼンと考えてるようだ。
自殺???
実際の私は失恋して自殺を考えたことはないが、その歌詞を書いてるとそういう言葉が勝手にでてきてしまった。


もっとも、その「自殺をしようとしてる主人公」、雪の町を歩いてるとどこからともなく声が聞こえた。
雪の声のようにも思えた。
しかし、それは実は雪の声ではなく・・・その声の主は、その主人公に潜む「本能」からの呼びかけだった。
本能は、その主人公に「生きろ!」とささやく。


色々心の葛藤があった末に、結局、その主人公はあわやのところで、自殺を思いとどまる。
で、1人の恋人とは終ってしまったものの、生きてれば新たな恋人にも出会えることもある・・・・と、そんな締めくくりで終ってゆく歌になった。


しかし、この歌詞が・・どうも、言葉使いや雰囲気が縁起が悪く、読みようによってはミステリアス・・といえば聞こえはいいが、実際にはブキミなムードを持つ内容になっていた。
それが作者として、どうも心に引っかかり、馴染めなかった。
自分で書いておきながら、だ。


結局その歌詞はボツにした。

一から歌詞を考えなおさなければいけない。

だが、最初に書いた歌詞がゴーストのようにどこかに漂っていた。それに縛られていた・・というか、見張られていたような感じだ。
だから、内容を一新した歌詞が全然作れぬまま・・・時が過ぎていった。

で、気付けば、ン十年・・(笑)。

ようやく数年前に、今の歌詞にたどりついた。
だが、最初に書いた歌詞の名残は多少残っている。例えば、「雪」景色を題材にした点とかね。
でも、初期の歌詞の内容の基本にあった「自殺」という概念は無い。
何かをほのめかす感じにはしたかったけど、それは自殺ではない。
この恋は、終わりは終わりだけど、自殺にたどり着いてはいけない。

失恋で自殺を考えたことのない私がそういう歌を作ってしまったら、嘘になるからね~。

そういや、雪で変えられてゆく世界ってのは、美しい。場所によっては妖しいほど美しい。
だが、その妖しさゆえに、どこかにミステリアスなものを私は感じてしまう。雪世界の奥底に。
この曲の歌詞には、そんな私の「雪イメージ」が入っているかもしれない。

雪って・・・黙っているけど、何かを生物の心にささやいている気はするよね。テレパシーみたいなもので。


ちなみに、この曲。
テンポはミドルテンポで、メロディは長調で、軽めの感じ。決して暗い曲調ではない。むしろ軽やかな部類に入るだろう。
こういう歌詞は暗いメロディをつけてしまうと、やたら重くなってしまうので、それは避けた。

とりあえず重たく引きずるような曲では決してない。
ただ、終った恋の喪失感だけは出したかった。


この曲の出来が良いか悪いかはワカラナイけど、完成までにやたらと時間がかかってしまったので(何せ20年以上!)、完成した時は感慨深いものがあった。私には、完成まで数年~数十年かかる曲が、たまにある。「雪の声がする」もその中の1曲だ。まあ、かといえば、数分で出来上がる曲もあるんだけどね(笑)。
ともあれ、この曲。いつかバンドという形態でやってみたい曲だなあ・・。
サウンドイメージ的には、キーボードも重要なので、その意味じゃ「時代屋」では難しいかなあ。

ただ、問題なのは、こういう曲を人前でやるのは、時期が限定されがちだということ。
そのへんは、季節感を盛り込んだ楽曲の宿命でもある。
プロみたいに人前での発表の機会が多くある人ならともかく、私はただでさえちゃんとしたライブの機会は少ないし。
となると、この曲を演奏できる機会は・・・。

まあ、だからこそ、歌詞だけでも発表しておこうと思った。


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「雪の声がする」の歌詞は、今現在私のHPの表紙から直に行けるようにしてあります。
よろしかったら、見てやってください。

HP表紙の、真ん中より下の「更新情報」の所からリンクを張ってあります。
更新情報の下の「私のこしらえた歌たち」の下の「♪雪の声がする」をクリックしてください。
HPには、こちらから、どうぞ。 ↓

http://homepage2.nifty.com/oborokage/index.html


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失恋して自殺するほど相手を好きになれるのは幸せなこと。でも、失恋のショックは辛い。自殺したくなる気持ちは分かる。
でも、それで実際に自殺するところまではいっては、・・いけないよね・・。
世の中には、まだ出会っていない人が、たくさんいるんだし。まあ、中にはヘンなのもいるけどサ(笑)。

私のまわりに、失恋をして自殺を考えた人って、いるのかなあ・・・??













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