友人大介の結婚式に出席するためアメリカにやってきた道雄。彼の独身最後のドライブ旅行を謳歌するのに付き合うことに。そんな二人は道雄の昔の教え子麻有子と再会、友達のミナちゃんと共に4人で楽しい時を過ごすが……
監督:チェリン・グラック 出演:小日向文世、生瀬勝久
ナパ・バレーというワインの名所で、ワインをがぶがぶ飲む物語……??
のんびりとした農園で、アメリカなのに治安も悪くなさそうで、それでいてちょっとお洒落な感じ。
そういう雰囲気は悪くない
でも、「寄り道してこなかった大人たちへ」というキャッチフレーズは、最後までしっくり来なかったなあ
道雄は様々な職業を転々とし、大介はいろいろな女性を転々とし、麻有子は結婚に失敗したけど自分の道を確立しようとし、ミナちゃんは何かわかんないけど来る者は拒まずみたいな……。
そういうのが寄り道……?
こういう寄り道もいいよね~、とか、こんな寄り道をしてみようかな、とか、そんな気持ちになれなかったんだけど……
下敷きがそもそもアメリカ映画で、スタッフも全部アメリカ人。
主役の4人だけが日本人。
そういうふうにリメイクする意味がよくわからなかった
ケンカでの怒り方とか、主義主張の仕方とか、ここは自由の国だから楽しまなきゃ、みたいな無責任と紙一重な感じとか。
4人ともアメリカ人にしか見えず……せっかくなら日本人なりの気質とか悩みとか行動とか、そういうテイストが欲しかったな~とか思っちゃって
でも……そういうひっかかりはあったけど、嫌いじゃない
ゆっくりのんびり観るにはいい映画かもしれない。
ワインも飲みたくなるし。
音楽も懐かしい
アクションとか社会派ものに疲れたときにどうぞ、って感じかな