グッバイ・クリーム Goodbye
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
1969年2月5日
【録音】
1968年10月 IBCスタジオ(イングランド ロンドン)
1968年10月19日 ザ・フォーラム(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)
【プロデューサー】
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi
【エンジニア】
ビル・ハルバーソン/Bill Halverson
エイドリアン・バーバー/Adrian Barber
デイモン・リヨン=ショウ/Damon Lyon-Shaw
【レーベル】
UK ポリドール・レコード/Polydor Records
US アトコ・レコード/Atco Records
【収録曲】(☆シングル=④)
side:A
☆① アイム・ソー・グラッド 9:11
I'm So Glad(Skip James)
② 政治家 6:19
Politician(Jack Bruce, Pete Brown)
side:B
③ トップ・オブ・ザ・ワールド 5:01
Sitting on Top of the World(Walter Vinson, Lonnie Chatmon)
☆④ バッジ 2:45
Badge(Eric Clapton, George Harrison)
*1969年3月リリース(US 60位) 1969年4月リリース(UK 18位)
⑤ スクラップヤード 3:14
Doing That Scrapyard(Jack Bruce, Pete Brown)
⑥ ホワット・ア・ブリングダウン 3:56
What a Bringdown(Ginger Baker)
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, lead-vocals④⑥, backing-vocals①)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass①~⑤, piano⑤⑥, organ⑥, lead-vocals①②③⑤⑥)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions⑥, backing-vocals①⑥)
☆ゲスト・ミュージシャン
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi(bass⑥, piano④, mellotron④⑤)
ジョージ・ハリスン/George Harrison(rhythm-guitar④) ※L'Angelo Misterioso名義
【チャート】
1969年週間アルバム・チャート イギリス1位 アメリカ(ビルボード)2位
フランス3位 フィンランド4位 カナダ5位 オーストラリア6位 ノルウェイ7位 ドイツ9位
1969年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)43位
【メ モ】
クリームの4枚目にして、ラスト・アルバム。RIAAからゴールド・アルバムに認定された。
クリームは1968年11月に解散しており、本作のリリースはその約3ヵ月後である。
アルバムはスタジオ録音3曲とライヴ録音3曲、計6曲を収録している。
フェアウェル・ツアー開始直前の1968年10月に、まずロンドンのIBCスタジオで3曲を録音。①「アイム・ソー・グラッド」、②「政治家」、③「トップ・オブ・ザ・ワールド」の3曲は、フェアウェル・ツアー中の1968年10月19日にロサンゼルスのザ・フォーラムで行ったライヴにおける演奏である。
クリームの素晴らしき世界 Wheels of Fire
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
US 1968年7月14日
UK 1968年8月9日
【録音】
イングランド ロンドン IBCスタジオ 1967年7月、8月
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市 アトランティック・スタジオ 1967年9月~10月、1968年1月~2月、6月
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ ウィンターランド 1968年3月8日、3月10日
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ ザ・フィルモア 1968年3月7日
【プロデューサー】
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi
【エンジニア】
トム・ダウド/Tom Dowd(Disc 1)
エイドリアン・バーバー/Adrian Barber(Disc 1、re-mix engineer Disc 2)
【レーベル】
UK ポリドール・レコード/Polydor Records
US アトコ・レコード/Atco Records
【収録曲】(☆シングル=①⑩)
<Disc 1>
side:A
☆① ホワイト・ルーム 4:58
White Room(Jack Bruce, Pete Brown)
*1968年11月リリース UK28位 US6位
② トップ・オブ・ザ・ワールド 4:58
Sitting on Top of the World(Walter Vinson, Lonnie Chatmon)
③ 時は過ぎて 4:37
Passing the Time(Ginger Baker, Mike Taylor)
④ おまえの言うように 4:20
As You Said(Jack Bruce, Pete Brown)
side:B
⑤ ねずみといのしし 3:13
Pressed Rat and Warthog(Ginger Baker, Mike Taylor)
⑥ 政治家 4:12
Politician(Jack Bruce, Pete Brown)
⑦ ゾーズ・ワー・ザ・デイズ 2:53
Those Were the Days(Ginger Baker, Mike Taylor)
⑧ 悪い星の下に 3:09
Born Unde a Bad Sign(Booker T. Jones, William Bell)
⑨ 荒れ果てた街 3:38
Deserted Cities of the Heart(Jack Bruce, Pete Brown)
<Disc 2>
side:C
☆⑩ クロスロード 4:13
Crossroads(Robert Johnson) Recorded at Winterland 1968.3.10
*1969年1月リリース US28位
⑪ スプーンフル 16:43
Spoonful(Willie Dixon) Recorded at Winterland 1968.3.10
side:D
⑫ 列車時刻 7:01
Traintime(Jack Bruce) Recorded at Winterland 1968.3.8
⑬ いやな奴 16:15
Toad(ginger Baker) Recorded at The Fillmore 1968.3.7
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, vocals)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass, cello, harmonica, calliope, acoustic-guitar, recorder, vocals)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions, bells, glockenspiel, timpani, vocals, spoken-word)
☆ゲスト・ミュージシャン
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi(viola, bells, organ-pedals, trumpet, tonette)
【チャート】
1968年週間アルバム・チャート イギリス3位 アメリカ(ビルボード)1位
オーストラリア1位 カナダ1位 フランス2位 フィンランド3位 ドイツ15位 ノルウェイ16位
1968年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)45位
【メ モ】
クリームのサード・アルバム。スタジオ・アルバムとライヴ・アルバムから成るダブル・アルバムである。
このアルバムはRIAAプラチナ・アルバムに認定されたが、ダブル・アルバムがプラチナ・アルバムに認定されたのは世界で初めて。
「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」において、2003年版は203位、2012年版は205位にランクされた。
アルバムのアート・ワークは、前作と同じくマーティン・シャープが担当している。
カラフル・クリーム Disraeli Gears
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
1967年11月2日
【録音】
1967年5月11日~5月15日 アトランティック・スタジオ(アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市)
【プロデューサー】
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi
【エンジニア】
トム・ダウド/Tom Dowd
【レーベル】
リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
アトコ・レコード/Atco Records (US)
【収録曲】(☆シングル=①②)
side:A
☆① ストレンジ・ブリュー 2:46
Strange Brew(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
*1967年シングル・チャート UK17位
☆② サンシャイン・ラヴ 4:10
Sunshine of Your Love(Jack Bruce, Pete Brown, Eric Clapton)
*1968年シングル・チャート UK25位 US6位 カナダ3位
③ 苦しみの世界 3:03
World of Pain(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
④ 夜通し踊ろう 3:34
Dance the Night Away(Jack Bruce, Pete Brown)
⑤ ブルー・コンディション 3:29
Blue Condition(Ginger Baker)
side:B
⑥ 英雄ユリシーズ 2:46
Tales of Brave Ulysses(Eric Clapton, Martin Sharp)
⑦ スーラバー 2:32
SWLABR(Jack Bruce, Pete Brown)
⑧ 間違いそうだ 3:26
We're Going Wrong(Jack Bruce)
⑨ アウトサイド・ウーマン・ブルース 2:24
Outside Woman Blues(Blind Joe Reynolds)
⑩ テイク・イット・バック 3:05
Take It Back(Jack Bruce, Pete Brown)
⑪ マザーズ・ラメント 1:47
Mother's Lament(Traditional)
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, 12st-guitar④, vovals①②③④⑨⑪)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass①~⑩, piano⑤⑪, harmonica⑩, vocals②③④⑥⑦⑧⑩⑪)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums①~⑩, percussions①~⑩, vocals⑤⑪)
【チャート】
1968年週間アルバム・チャート イギリス5位 アメリカ(ビルボード)4位
オーストラリア1位 フィンランド1位 フランス2位 カナダ10位 ノルウェイ16位
1968年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)3位
【メ モ】
クリームのセカンド・アルバム。
ブルースをルーツとするクリームの音楽性は、この作品ではブルースを基盤としつつもサイケデリックな方向へシフトされている。
アルバム・タイトルは、競技用自転車についてクラプトンとベイカーが話していた時、ローディーのミック・ターナーが「ディレイラー・ギア」(変速機)を「ディズレーリ(19世紀のイギリスの首相ベンジャミン・ディズレーリ)・ギア」と言い間違えたことによる。これをふたりが面白って、アルバムのタイトルに採用した。
レコーディングは1967年5月にニューヨークで行われた。バンドは「Music in the 5th Dimension」での公演を終えてスタジオ入りし、3日半で録音を終えたが、バンドのビザは録音最終日が期限だったという。
①「ストレンジ・ブリュー」、③「苦しみの世界」で作者のひとりにクレジットされているゲイル・コリンズは、本作のプロデューサーであるフェリックス・パパラルディの妻。
サイケデリック調のアルバム・ジャケットはマーティン・シャープによる。彼はオーストラリア人の芸術家で、クラプトンが住んでいたロンドンのチェルシー地区の「ザ・フェアサントリー」の住人でもあった。シャープは、クリームの次作「クリームの素晴らしき世界」のジャケットも担当しているほか、⑥「英雄ユリシーズ」では歌詞も提供している。
アルバム用の写真は、ビートルズの写真で有名なボブ・ウィテカーが撮影した。
このアルバムはRIAA認定のゴールド・アルバムを獲得。1999年にはグラミーの殿堂入りした。またローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2003年版で第114位にランクされている。
フレッシュ・クリーム Fresh Cream
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
1966年12月9日
【録音】
1966年7月~10月
イングランド ロンドン ライリック・スタジオ
イングランド ロンドン ライミューズ・スタジオ
【プロデューサー】
ロバート・スティグウッド/Robert Stigwood
【エンジニア】
ジョン・ティムパーリー/John Timperley
【レーベル】
リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
アトコ・レコード/Atco Records (US)
【収録曲】(☆シングル=⑤)
side:A
① N.S.U. 2:43
N.S.U.(Jack Bruce)
② スリーピー・タイム 4:20
Sleepy Time(Jack Bruce, Janet Godfrey)
③ ドリーミング 1:58
Dreaming(Jack Bruce)
④ スウィート・ワイン 3:17
Sweet Wine(Ginger Baker, Janet Godfrey)
☆⑤ スプーンフル 6:30
Spoonful(Willie Dixon)
*1967年リリース
side:B
⑥ 猫とリス 3:03
Cat's Squirerel(Doctor Ross)
⑦ フォー・アンティル・レイト 2:07
Four Until Late(Robert Johnson)
⑧ ローリン・アンド・タンブリン 4:42
Rollin' and Tumblin'(Hambone Willie Newbern)
⑨ アイム・ソー・グラッド 3:57
I'm So Glad(Skip James)
⑩ いやな奴 5:11
Toad(Ginger Baker)
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, vovals)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass, harmonica, piano, vocals)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions, vocals)
【チャート】
1967年週間アルバム・チャート イギリス6位 アメリカ(ビルボード)39位
フィンランド4位 オーストラリア10位 フランス20位
1967年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)32位
【メ モ】
クリームのファースト・アルバム。
この作品が「のちのヘヴィ・メタル・ロックとジャム・ロックの誕生に大きく影響している」と評価する向きもある。
1966年12月9日、アルバムのステレオ・ヴァージョン、同モノラル・ヴァージョン、そしてシングル「アイ・フィール・フリー」(アメリカ盤に収録)が同時にリリースされた。1967年1月にはアメリカ盤がリリースされている。
このアルバムは、ローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2012年版の第102位にランクされている。
クリムゾン・キングの宮殿 In the Court of the Crimson King
【歌・演奏】
キング・クリムゾン/King Crimson
【リリース】
1969年10月10日
【録音】
1969年7月7日~8月13日 イングランド ロンドン ウェセックス
【プロデューサー】
キング・クリムゾン/King Crimson
【エンジニア】
ロビン・トンプソン/Robin Thompson
【レーベル】
アイランド/Island
アトランティック/Atlantic
E.G.
【収録曲】(☆シングル=⑤)
side:A
① 21世紀の精神異常者 (インクルーディング:ミラーズ) 7:21
21st Century Schizoid Man including:Mirrors
(Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
② 風に語りて 6:05
I Talk to the Wind
(Ian McDonald, Pete Sinfield)
③ エピタフ(墓碑銘) a) 理由なき行進 b) 明日又明日 8:48
Epitaph including:(a)March for No Reason (b)Tomorrow and Tomorrow
(Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
side:B
④ ムーン・チャイルド a) ドリーム b) 幻想 12:13
Moonchild including:(a)The Dream (b)The Illusion
(Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
☆⑤ クリムゾン・キングの宮殿 a) 帰って来た魔女 b) あやつり人形の踊り 9:27
The Court of the Crimson King including:(a) The Return of the Fire Witch (b) The Dance of the Puppets
(Ian McDonald, Pete Sinfield)
*1969年10月リリース US80位
【録音メンバー】
☆キング・クリムゾン
ロバート・フリップ/Robert Fripp(electric-guitars, acoustic-guitars)
グレッグ・レイク/Greg Lake(bass, lead-vocals)
イアン・マクドナルド/Ian McDonald(piano, organ, mellotron, harpsichord, vibraphone, sax, flute, clarinet, bass-clarinet, lead-vocals②, backing-vocals)
マイケル・ジャイルズ/Michael Giles(drums, percussions, backing-vocals, organ)
ピート・シンフィールド/Pete sinfield(lyrics, illumination)
【チャート】
1969年週間アルバム・チャート イギリス5位 アメリカ(ビルボード)28位 日本(オリコン)96位
オーストラリア7位 カナダ27位 イタリア89位
【メ モ】
キング・クリムゾンのファースト・アルバム。
ジャズやクラシックの音楽性を取り入れ、独創的で新しい世界を表現したこのアルバムは、プログレッシヴ・ロックのみならずロックの歴史に多大な影響を与えた。ザ・フーのピート・タウンゼントは、このアルバムについて「恐ろしいほどの傑作」とのレビューを寄せている。
このアルバムは「ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート1位から蹴落とした」と紹介されることが多かったが、そういう事実はなく、ローカル・チャートにおけるできごとである。
放蕩者達の絆 The Prodigal Stranger
【歌・演奏】
プロコル・ハルム/Procol Harum
【リリース】
1991年8月27日
【録音】
ブラック・バーン(イングランド サリー州)
オールド・バーン(イングランド サウス・クロイドン)
ストーン・ルーム(イングランド ロンドン)
ザ・ロフト(アメリカ合衆国 ニューヨーク市ブロンクスヴィル)
【プロデューサー】
マット・ノーブル、ゲイリー・ブルッカー、マシュー・フィッシャー,、キース・リード/
Matt Noble, Gary Brooker, Matthew Fisher & Keith Reid
【エンジニア】
マット・ノーブル、ゲイリー・ブルッカー、キース・リード、マシュー・フィッシャー/
Matt Noble, Gary Brooker, Keith Reid & Matthew Fisher
【レーベル】
ズー・エンターテインメント/Zoo Entertainment
【収録曲】(☆シングル=①④⑨)
☆① トゥルース・ウォント・フェイド・アウェイ 4:17
The Truth Won't Fade Away(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
*1991年リリース
② ホールディング・オン 4:18
Holding On(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
③ マン・ウィズ・ア・ミッション 4:08
Man with a Mission(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
☆④ ターン・バック・ザ・ページ 3:58
(You Can't) Turn Back the Page(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
*1991年リリース
⑤ ワン・モア・タイム 3:42
One More Time(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
⑥ ドリーム・イン・エヴリ・ホーム 4:02
A Dream in Ev'ry Home(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
⑦ ロックス・ザ・クレイドル 4:05
The Hand That Rocks the Cradle(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Chris T)
⑧ キング・オブ・ハーツ 4:23
The King of Hearts(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
☆⑨ オール・アワ・ドリームス・アー・ソールド 5:30
All Our Dreams are Sold(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Robin Trower)
*1991年リリース 1991年ビルボード・メインストリーム・ロック・チャート29位
⑩ パーペチュアル・モーション 4:48
Perpetual Motion(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
⑪ ラーン・トゥ・フライ 4:23
Learn to Fly(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
⑫ 幸福の追求 4:00
The Pursuit of Happiness(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
【録音メンバー】
☆プロコル・ハルム
ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
マシュー・フィッシャー/Matthew Fisher(organ)
ロビン・トロワー/Robin Trower(guitar)
キース・リード/Keith Reid(lyrics)
☆ゲスト・ミュージシャン
デイヴ・ブロンズ/Dave Bronze(bass)
マーク・ブレゼジッキー/Mark Brzezicki(drums)
ジェリー・スティーヴンソン/Jerry Stevenson(mandolin, guitar)
ヘンリー・スピネッティ/Henry Spinetti(drums①)
スティーヴ・ランジ/Steve Lange(backing-vocals②)
マギー・ライダー/Maggie Ryder(backing-vocals②)
ミリアム・ストックリー/Miriam Stockley(backing-vocals②)
【チャート】
1991年週間アルバム・チャート 圏外
【メ モ】
プロコル・ハルム再結成後初、通算10枚目のスタジオ・アルバム。
B.J.ウィルソンの死去がきっかけとなり、ゲイリー・ブルッカーを中心にキース・リード、マシュー・フィッシャー、ロビン・トロワーが集まってプロコル・ハルムが再結成された。
レコーディングに参加したデイヴ・ブロンズは「ロビン・トロワー・バンド」のベーシスト、マーク・ブレゼジッキーは「ビッグ・カントリー」のドラマーである。
輪廻 Something Magic
【歌・演奏】
プロコル・ハルム/Procol Harum
【リリース】
1977年2月25日
【録音】
1976年 クライテリア・スタジオ(アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ)
【プロデューサー】
プロコル・ハルム/Procol Harum
ロン・アルバート/Ron Albert
ハウイー・アルバート/Howie Albert
【エンジニア】
ジョン・ジャンセン/John Jansen
【レーベル】
クリサリス・レコード/Chrysalis Records
【収録曲】(☆シングル=①③)
side:A
☆① 魔法を呼ぶ嵐 3:36
Something Magic(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1977年オランダのみリリース
② 薄氷の上を 4:49
Skating on Thin Ice(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
☆③ ウィザード・マン 2:41
Wizard Man(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1977年リリース
④ 妖婦(サイレン)の爪あと 4:39
The Mark of the Mick Claw(words:Keith Reid music:Mick Grabham)
⑤ 時の探訪者 6:08
Strangers in Space(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
side:B
⑥ 小さな虫と無言の樹の物語:イントロダクション、小さな虫の侵入そして脅威 7:50
The Worm & the Tree Part One(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
a) Introduction
b) Menace
c) Occupation
⑦ 小さな虫と無言の樹の物語:樹の衰弱そして戦い 5:29
The Worm & the Tree Part Two(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
a) Enervation
b) Expectancy
c) Battle
⑧ 小さな虫と無言の樹の物語:新しい生命の芽生え、エピローグ 5:20
The Worm & the Tree Part Three(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
a) Regeneration
b) Epilogue
【録音メンバー】
☆プロコル・ハルム
ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
ピート・ソリー/Pete Solley(organ, synthesisers)
クリス・コッピング/Chris Copping(bass)
B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums)
キース・リード/Keith Reid(lyrics)
【チャート】
1977年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)147位 イギリス41位
デンマーク13位 オランダ16位 ノルウェイ19位 フィンランド20位 スウェーデン23位 カナダ84位
【メ モ】
プロコル・ハルム9枚目のスタジオ・アルバム。通算10枚目のアルバム。
アメリカのアルバム・チャートは、ビルボード147位に終わり、バンド史上初めて全米トップ100入りを逃した。
このアルバムからクリス・コッピングがベース・パートを担当、キーボード奏者としてピート・ソリーが加入したが、アルバム発表後にコッピングが脱退。アルバムのプロモーション・ツアーにはエルトン・ジョン・バンドのディー・マレーが起用されたが、ツアーを最後にプロコル・ハルムは解散した。(1991年に再結成する)
プロコルズ・ナインス Procol's Ninth
【歌・演奏】
プロコル・ハルム/Procol Harum
【リリース】
1975年8月1日
【録音】
1975年
【プロデューサー】
ジェリー・リーバー & マイク・ストーラー/Jerry Leiber & Mike Stoller
【エンジニア】
ジョン・ジャンセン/John Jansen
【レーベル】
クリサリス・レコード/Chrysalis Records
【収録曲】(☆シングル=①⑤)
side:A
☆① パンドラの箱 3:38
Pandora's Box(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1975年リリース UK16位 オランダ20位
② フールズ・ゴールド 4:00
Fool's Gold(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
③ テイキング・ザ・タイム 3:39
Taking the Time(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
④ アンクワイエット・ゾーン 3:37
The Unquiet Zone(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
☆⑤ ファイナル・スラスト 4:37
The Final Thrust(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1975年リリース
side:B
⑥ アイ・キープ・フォゲッティング 3:27
I Keep Forgetting(Jerry Leiber, Mike Stoller)
⑦ ウィズアウト・ア・ダウト 4:30
Without a Doubt(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑧ 笛吹のメロディー 4:26
The Piper's Tune(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑨ タイピストの悩み 4:29
Typewriter Torment(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑩ エイト・デイズ・ア・ウィーク 2:55
Eight Days A Week(words & music:John Lennon & Paul McCartney)
【録音メンバー】
☆プロコル・ハルム
ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar, vocal)
クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
アラン・カートライト/Alan Cartwright(bass)
B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums)
キース・リード/Keith Reid(lyrics)
【チャート】
1975年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)52位 イギリス41位
フィンランド2位 デンマーク6位 スウェーデン9位 ノルウェイ11位
【メ モ】
プロコル・ハルム8枚目のスタジオ・アルバム。通算9枚目のアルバム。
この作品のプロデューサーは、アメリカのソングライター・チームであるジェリー・リーバーとマイク・ストーラーである。ゲイリー・ブルッカーが彼らのファンだったところから、彼らを起用した。
オリジナル作品を発表し続けてきたプロコル・ハルムだが、このアルバムで初めてカヴァー曲(チャック・ジャクソンの⑥「アイ・キープ・フォゲッティング」、ビートルズの⑩「エイト・デイズ・ア・ウィーク」)を手がけた。
シングル・ヒットした①「パンドラの箱」は、バンドの初期に作曲されたものである。
異国の鳥と果物 Exotic Birds and Fruits
【歌・演奏】
プロコル・ハルム/Procol Harum
【リリース】
1974年4月
【録音】
1973年~1974年
AIRスタジオ(ロンドン)
【プロデューサー】
クリス・トーマス/Chris Thomas
【エンジニア】
ジョン・パンター/John Punter
【レーベル】
クリサリス・レコード/Chrysalis Records
【収録曲】(☆シングル=①②③)
side:A
☆① 狂夢 3:13
Nothing but the Truth(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1974年リリース
☆② 国境の彼方に 3:03
Beyond the Pale(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1974年オランダとドイツのみリリース
☆③ サムソンのように強く 5:05
As Strong as Samson(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*1974年リリース
④ アイドル 6:38
The Idol(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
side:B
⑤ 禊の先 3:44
The Thin End of the Wedge(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑥ ムッシュ・アール・モンド 3:40
Monsieur R. Monde(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑦ フレッシュ・フルーツ 3:05
Fresh Fruit(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑧ バタフライ・ボーイズ 4:25
Butterfly Boys(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑨ 灯り 4:07
New Lamps for Old(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
【録音メンバー】
☆プロコル・ハルム
ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
アラン・カートライト/Alan Cartwright(electric-bass, acoustic-bass)
B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums, percussions, mandolin)
キース・リード/Keith Reid(lyrics)
☆ゲスト・ミュージシャン
B.J. コール/B.J. Cole(pedal steel guitar③)
【チャート】
1974年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)86位
デンマーク9位 スウェーデン9位 ノルウェイ12位 フィンランド16位 ドイツ38位 オーストラリア82位
【メ モ】
プロコル・ハルム7枚目のスタジオ・アルバム。通算8枚目のアルバム。リリース当初の邦題は『幻想』であった。
ジャケットは、ハンガリー生まれのイギリスの画家ヤコブ・ボグダニ(1658~1724)の作品『果物と鳥』である。
⑧「バタフライ・ボーイズ」は、クリサリス・レコードとの契約条件に不満を抱いたバンドが、その不満を歌で表したもの。
グランド・ホテル Grand Hotel
【歌・演奏】
プロコル・ハルム/Procol Harum
【リリース】
1973年3月
【録音】
1972年
AIRスタジオ(ロンドン)
【プロデューサー】
クリス・トーマス/Chris Thomas
【エンジニア】
ジョン・パンター/John Punter
【レーベル】
クリサリス・レコード/Chrysalis Records
【収録曲】(☆シングル=①⑤⑥⑨)
side:A
☆① グランド・ホテル 6:08
Grand Hotel(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*アメリカ117位 オランダ20位 North America, Australia and Continental-Europe only release
② トゥジュールズ・ラムール 3:32
Toujours L'amour(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
③ ラム・テール 3:21
A Rum Tale(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
④ T.V. シーザー 5:54
T.V. Caesar(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
side:B
☆⑤ スーヴェニア・オブ・ロンドン 3:21
A Souvenir of London(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*ベルギー42位
☆⑥ ブリンギング・ホーム・ザ・ベーコン 4:18
Bringing Home the Bacon(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
*North America only release
⑦ フォー・リコリス・ジョン 4:26
For Liquorice John(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
⑧ ファイアーズ 5:08
Fires (Which Burnt Brightly)(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
☆⑨ ロバーツ・ボックス 4:49
Robert's Box(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
【録音メンバー】
☆プロコル・ハルム
ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
アラン・カートライト/Alan Cartwright(electric-bass, acoustic-bass)
B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums, percussions, mandolin)
キース・リード/Keith Reid(lyrics)
☆ゲスト・ミュージシャン
クリスチャンヌ・ルグラン/Christianne Legrand(vocal⑧)
【チャート】
1973年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)21位 デンマーク4位 スウェーデン5位 フィンランド6位 オーストリア6位
ノルウェー8位 オランダ9位 カナダ18位 ドイツ24位 オーストラリア28位
【メ モ】
プロコル・ハルム6枚目のスタジオ・アルバム。通算7枚目のアルバム。これを彼らの最高傑作とする声も多い。
アメリカではビルボードで最高21位を記録し、5作連続(ライブ・アルバムを含めると6作連続)して全米トップ40入りを果たした。
またヨーロッパではとくに好評をもって迎えられており、デンマークで4位、スウェーデンで5位、フィンランドとオーストリアで6位、ノルウェーで8位、オランダで9位を記録している。
⑧「ファイアーズ」にヴォーカルとして参加しているクリスチャンヌ・ルグランは、ミシェル・ルグランの実姉である。
このアルバムの完成を間近にひかえた1972年9月に、デイヴ・ボール(guitar)が脱退したため、後任のミック・グラバムがギター・ソロをオーヴァー・ダビングした。