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『罪なきいけにえ』(ユーライア・ヒープ)

2023-05-24 16:19:19 | albums

罪なきいけにえ Innocent Victim


【歌・演奏】
  ユーライア・ヒープ/Uriah Heep


【リリース】
  1977年11月


【録音】
  1977年7月~9月
  ラウンドハウス・スタジオ(ロンドン)


【プロデューサー】
  ジェリー・ブロン/Gerry Bron
  ケン・ヘンズレー/Ken Hensley



【エンジニア】
  ピーター・ギャレン/Peter Gallen
  マーク・ディアンリー⑨/Mark Dearnley



【レーベル】
  ブロンズ/Bronze(イギリス)
  ワーナー・ブラザーズ/Warner Brothers(アメリカ)


【収録曲】(☆シングル=⑥)
 side:A
  ① キープ・オン・ライディング 3:40
    Keep on Ridin'(Ken Hensley, Jack Williams) 
  ② フライン・ハイ 3:19
    Flyin' High(Ken Hensley)
  ③ ローラー 4:41
    Roller(Trevor Bolder, Pete McDonald)
  ④ フリーン・イージー 3:05
    Free 'n' Easy(Mick Box, John Lawton)
  ⑤ 幻想 5:05
    Illusion(Ken Hensley)
 side:B

 ☆⑥ フリー・ミー 3:34
    Free Me(Ken Hensley)
    *1977年10月21日リリース(UK) ニュージーランド3位、南アフリカ3位、スイス8位、オーストリア8位、ドイツ9位、オーストラリア18位

  ⑦ ぺてんとうそ 4:54
    Cheat 'n' Lie(Ken Hensley)
  ⑧ ザ・ダンス 4:49
    The Dance(Jack Williams)
  ⑨ チョイス 5:49

    Choices(Jack Williams)


     


【録音メンバー】
 ☆ユーライア・ヒープ
   ジョン・ロートン/John Lawton(lead-vocals)
   ミック・ボックス/Mick Box (guitars)
   ケン・ヘンズレー/Ken Hensley(keyboards, guitars, backing-vocals)
   トレヴァー・ボルダー/Trevor Bolder(bass)
   リー・カースレイク/Lee Kerslake(drums, backing-vocals)
 

【チャート】
 1977年~1978年週間アルバム・チャート
   アメリカ(ビルボード)=圏外、イギリス=圏外
   ノルウェイ13位、ドイツ15位、ニュージーランド19位、オーストラリア44位
 1978年年間アルバム・チャート

   ドイツ37位


【メ  モ】
 ユーライア・ヒープ11作目のスタジオ・アルバム。
 このアルバムは、英米のチャートでは圏外であるが、ドイツでは10万枚以上売り上げてBVMI認定ゴールド・アルバムを獲得している。またニュージーランドでもRecorded Music NZ認定のゴールド・アルバムを獲得している。
 バンドのメンバーは、前作「ファイアフライ」と同じである。
 

 シングル「フリー・ミー」は、ニュージーランドと南アフリカのチャートで最高3位を記録した。またオーストラリアではチャート9位を記録したが、この曲がユーライア・ヒープのオーストラリアにおける唯一のヒット曲である。

 ジャケットのアートワークのヘビの目は、ドラマーのリー・カースレイクの目が使用されている。


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モーグル・スラッシュ

2023-05-24 11:01:04 | band

モーグル・スラッシュ Mogul Thrash


活動期間
  1970年~1971年


メンバー
  ジェームス・リザーランド/James Litherland(vocals, guitar)

  ジョン・ウェットン/John Wetton(bass, vocal)
  ビル・ハリスン/Bill Harrison(drums)
  ロジャー・ボール/Roger Ball(sax)
  マルコム・ダンカン/Malcom "Molly" Duncan(sax)
  マイケル・ローゼン/Michael Rosen(guitar, trumpet)



 モーグル・スラッシュはイングランドのジャズ・ロック・バンド。
 「Splinter」というロンドンのバンドの解散後、メンバーだったジョン・ウェットン(bass, vocal)とエド・ビックネル(drums)が、「ダンディ・ホーンズ」として活動していたマルコム・ダンカン(sax)とロジャー・ボール(sax)のふたりに出会い、新たなバンドを結成するために動き始める。
 このバンドに「コロシアム」を脱退したジェームス・リザーランドが関心を示し、加わることになる。
 こうして1969年9月に結成された新バンドの名は、当初は「Brotherhood」だったが、メンバーの中で唯一名を知られていたのがリザーランドだったため、彼の知名度を利用して「James Litherland's Brotherhood」と名乗ることになった。


 1969年12月にはドラマーがビル・ハリスンに交替。さらに元エレクションのマイケル・ローゼン(guitar, trumpet)が加わって、バンドは6人編成となる。
 1970年5月、RCAと契約を交わすことになったが、この時に同名グループが存在することが分かったため、バンド名を「モーグル・スラッシュ」と改めた。
 さっそくプロデューサーにブライアン・オーガーを迎え、1970年11月にシングル「Sleeping In the Kitchen」をリリース。さらにアルバムのレコーディングを行い、1971年2月にファースト・アルバム「モーガル・スラッシュ」を発表した。
 ブルースとジャズのエッセンスをハード・ロックにも通ずるパワフルなサウンドの中に活かしており、とくにジョン・ウェットンとビル・ハリスンの自由度の高い演奏がバンドの推進力となっている。ギター、ヴォーカル、ソングライティングを担当するリザーランドの存在が前面に出てきているため、コロシアムを彷彿とさせるサウンドになっている。
 本国イギリスではあまり知られることがなかったが、ヨーロッパ各地域では好評を得た。その後ツアーを行うなど精力的に活動したが、レーベル側の法的問題もあって、1971年5月には解散を余儀なくされた。


 解散後、ジェームス・リザーランドは「ミリオン」を結成、ジョン・ウェットンは「ファミリー」に参加した。
 ダンカンとボールはのちアヴェレイジ・ホワイト・バンドの結成に参加し、大きな成功を収めることになる。


     



【メンバー変遷】
#1  1969
 ジェームス・リザーランド(vocal, guitar)
 ジョン・ウェットン(bass, vocal)
 エド・ビックネル(drums)
 ロジャー・ボール(sax)
 マルコム・ダンカン(sax)

#2  1969~1971
 ジェームス・リザーランド(vocal, guitar)
 ジョン・ウェットン(bass, vocal)
 ビル・ハリスン(drums)
 ロジャー・ボール(sax)
 マルコム・ダンカン(sax)
 マイケル・ローゼン(guitar, trumpet)


【ディスコグラフィ】
 <アルバム>
  1971年 モーグル・スラッシュ/Mogul Thrash ※旧邦題「炸裂!モーグル・スラッシュ」
 <シングル>
  1971年 Sleeping in the Kitchen


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『モーグル・スラッシュ』(モーグル・スラッシュ)

2023-05-24 09:34:31 | albums

モーグル・スラッシュ Mogul Thrash
 ※旧邦題『炸裂!モーグル・スラッシュ』


【歌・演奏】

  モーグル・スラッシュ/Mogul Thrash

【リリース】
  1971年

【録音】
  1970年6月 アドヴィジョン・スタジオ(ロンドン)

【プロデューサー】
  ブライアン・オーガー/Brian Auger

【エンジニア】
  エディ・オフォード/Eddy Offord

【レーベル】
  RCA


     


【録音メンバー】
 <モーグル・スラッシュ>
   ジェームズ・リザーランド/James Litherland(guitar, vocals)

   ジョン・ウェットン/John Wetton (bass, guitar, vocals)
   ビル・ハリスン/Bill Harrison(drums)
   ロジャーボール/Roger Ball(alto-sax, baritone-sax, soprano-sax)
   マルコム・ダンカン/Malcom Duncan(tenor-sax)
   マイケル・ローゼン/Michael Rosen(trumpet, mellophone, guitar)
 <ゲスト・ミュージシャン>

   ブライアン・オーガー/Brian Auger(piano⑤)


【収録曲】(brass Arranged by Roger Ball)
 side:A
  ① サムシング・サッド 7:36
    Something Sad(Roger Ball)
  ② エレジー 9:36
    Elegy(James Litherland)
  ③ ガラスと砂の夢 5:09
    Dreams of Glass and Sand(James Litherland, Pete Brown)
 side:B  

  ④ 北へ、西へ 12:01
    Going North, Going West(James Litherland, Pete Brown)
  ⑤ 聖ピーター 3:39
    St. Peter(Alan Gorrie, John Wetton)
  ⑥ 不思議な声 7:13
    What's This I Hear(James Litherland, Michael Rosen)


【メ  モ】
 イギリスのプログレッシヴ・ジャズ・ロック・バンド、モーグル・スラッシュが唯一リリースしたアルバム。
 ブルースとジャズのエッセンスを保ちつつも、ハード・ロックにも通ずるパワフルなサウンドを展開している。
 ジョン・ウェットンのベースは、当時としてはジャック・ブルースやティム・ボガードらにも匹敵する自由度の大きさを誇っている。
 ジェームス・リザーランドのギターとヴォーカルが前面に出ていること、ベースとドラムが自由度の高い演奏を繰り広げていること、ホーン・セクションを活かしたアレンジなど
、コロシアムを彷彿とさせるサウンドである。


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