日本はヤバイです。「何がヤバイの?」てっ、この国の政治と制度です
実は、7月の秋田遠征から帰ってすぐに、盛岡市から封書が届きました。封書を開けると『国民健康保険税納税通知書』なるものが入ってました。この通知書を見て第一印象は、『へぇ、昔(フリーター時代)は、「国民健康保険料」だったのに、今は「国民健康保険税」てっ、税金なんだぁ・・・。』と言ったものでした。
しかし、通知書を開くと我が目を疑いました。『第1期60,800円』、『第2期以降56,000円』・・・・・。「ナンだとぉぉぉぉぉぉ~
」
国保については、まったく勉強不足でした。フリーターだった頃の感覚で、「月々1万円とちょっと位だろう。」と思っていたので、ビックリしたどころか、顔面蒼白になりましたよ
現在無職の人間から、月々56,000円を取ろうとは・・・。どうなってるんだ、この国の政治・制度は
と、怒り心頭になったので、「盛岡市の国保年金課徴収係」へ電話してみました。以下はその係官とのやり取りです。
私:「国保税の通知書が届きましたが、額面見ると月々56,000円となってるんですよ。現在無職で、とてもこんな金額払えませんよ。」
係官:「えぇ、しかし、通知の税額は昨年度の保険者の収入から算出してますので・・・。」
私:「昨年度の年収から算出って、それは昨年の稼ぎであって、現在無職で収入無い人間に毎月56,000円払えって、無理でしょうこれ。」
係官:「仕事をお辞めになったのはいつですか?」
私:「今年の5月です。」
係官:「辞めたときの退職金とかは無いのですか?」
私:「(かなりカチンときて)退職金って、なけなしの金ですよ!自宅のローンだってあるし、とても毎月56,000円なんて、さけませんよ!!」
係官:「しかし、これは決められた事でして・・・」
私:「じゃあ、お聞きしますけど、これは国保税って事は地方税で税金なんですよね?税金として、所得税みたいに前年の収入から算出された、この毎月56,000円を借金して払ったとして、今年度は収入ありませんでしたと、確定申告した際に払いすぎた分としての還付はあるのですか?」
係官:「いえ、国保税の還付はありません。が、今年度収入が無いと言う事で、来年度分は収入低い状態で計算されますから、今年よりも算出額は低くなります。」
私:「そんなの納得できるわけないでしょう。現在収入無い人間に対して、そんな制度そのものがおかしいでしょう。来期の算出額が低くなるなんて、当たり前のことで、あくまで今期分は昨年の年収から算出した額を納めろ!といううことでしょ?収入無くても!!」
係官:「えぇ、そうです。」
私:「どんな制度ですか?これって・・・。まず、そちらの言い分は分かりました。とにかく収入無くても、借金してでも、とにかく払え!と。今期分を収入無いのに収めても、還付も無いし、来期に今期無収入なのに毎月56,000円も納めても、その分を加味して減額になるわけでもなく、来期分は、ただ今年の年収から当たり前に算出された分を払えと、また来るわけね!」
係官:「はい。」
私:「そうですか、どーも!」
私は自己都合退職をして、現在に至るわけですが、今回の話はこれをご覧になってる方々が定年退職したときに、皆さんにも掛かってくる事です。
上記のやり取りにもあるとおり、『退職金にさえ、ハゲタカやハイエナの様に群がり、むしり取ろうとする』のが、今の国家であり自治体です。
私の税金と年金を合わせた月々の支払い総額は、約94,500円/月です。
ちなみに、雇用保険が支給されたとして、雇用保険の受取額は1ヶ月あたり約150,000円が4ヶ月分です。
雇用保険150,000ー税金・年金94,500円=55,500円
となりますが、普通に借家かアパート住まいだったら家賃が掛かります。1ヶ月55,500円で生活が成り立つでしょうか?私は無理だと思います。
これが、現在の日本の現状なのです。
国保税については、ある救済措置があります。それは、「国保税納税上の世帯主を、同居の成人している家族に変える事ができる。」と言うものです。
つまり、同居の家族がいる方でしたら、前年の収入が高い御主人を世帯主とせず、収入の無かった奥様を世帯主として申請することができます。当然、国保税は安くなります。
しかし、私のように独身世帯に対しては、一切そういった救済措置、ある意味「抜け道」はありません。税金でありながら、まったく公平・公正を欠く制度なのです。
また、これをご覧になって「じゃあ、国保に加入しなければ良いじゃん!」と思った方も居られるでしょう。しかし、これはまたトンデモナイ制度があります。
例えば、会社を辞めて一年間国保に入らず、2年目に加入手続きをしたとします。すると、保険未加入期間を遡って国保税を徴収されるようです。
さらに、国保に加入して通知書来てみたら、とても高くて払えない。「国保から脱退しよう。」と言って、『国保以外の保険に加入するわけでもなく脱退すると』二度と国保に加入できないようです。つまりは、『病気やケガした時の負担とリスクを軽減したい』と思う限り、強制保険なわけです。その保険税算出法を含めた制度の有り方はとても納得できるものではありません。
そもそも、現在の国民健康保険税の制度が立ち上がる際に、詳しい説明なんか、国や自治体からあった記憶が無いです。後期高齢者支援金とか介護納付金など、なんかウヤムヤのうちに自民党・公明党の与党がなし崩し的に決めちゃった印象しかありません
これを、ご覧の皆さん。怒ってください!今の政治に。
税金を取られるだけ、ぶん取られて、既得権益に群がり国家予算や地方予算を食い物にしている連中(政治家・官僚・公務員・一部の団体など)の排除=行政改革も行われないまま、「増税しないと、もうどうにもならない。」と言われ、増税に次ぐ増税にさらされる国民・・・。
国民生活も守れないまま、国際社会と交わしてしまうODA(国際協力政府開発援助金)やIMFへの拠出金・・・。
『もう、ふざけんな
』と言いたい。
誤解されたくないのですが、私はODAとか消費税増税に一切反対と思っているわけではありません。しかし、それはあくまで条件付で賛成すると言うのが私の考えです。
その条件とは、『既得権益に群がり、それを維持しようとする、国民の血税を横から吸い続けるダニや蛭(ヒル)みたいな連中を、可能な限り排除し税金の無駄遣いをなくす事』です。それをしてもなお、国民生活を守る為の予算が足りないのであれば、消費税増税も仕方ないと考えております。
現在の日本、国民を欺いて既得権益を作り出してきたのは、言うまでもなく現在の与党です。何をするにも『既得権益を守りつつ』国民には甘い言葉や、妙に自信ありげに説得力を持たせた言葉を投げかけ、欺いてきました。
また、現在の世界情勢と日本の現状をしっかり見て、何故こんなになってしまったのか?を考え、自分達の未来を真剣に考える時だと思います。
今こそ、アメリカに盲従する政治と社会から脱却し、西ヨーロッパ諸国に倣いつつ、日本独自の豊かな国民生活にしてゆきたいと、国民の意思を示すチャンスです。
皆さん、今月の選挙投票日には必ず投票しましょうね。
各党・各候補、主張は一長一短があり、完全に自分の考えや思いと一致はしないでしょうが、「未来の日本はこう有ってほしい。」と思う政策や主張をする政党と候補者に自分の一票を投じようではありませんか
今回、長々と書いてしまいましたが、最後に一言、「この国の政治、今変えなければ、本当に我々が年老いて働けなくなってからの生活や次の世代の生活は、きっととんでもなく苦しく・悲惨なものになるでしょう。」
そんな未来は、絶対に嫌です。きっと未来は変えられます、今を生きる我々の手で