FREEDOM~陽だまり探し~

趣味の釣りを中心とした私的考察・釣行記、転職・住まい購入、バイク・ゴルフ・政治や時事などの私的好奇心を綴っております。

朗報届く②

2009-07-31 | スローライフへの道
 またまた朗報が届きました
関東在住の友人の奥さんが、無事女の子を御出産したとの葉書が届きました。
この場をお借りして『本当におめでとうございます』とお祝いを述べさせていただきます
 
 友人からの朗報が続いて、嬉しく思います。「私も頑張らねば。」と、プチ・モチベーションアップです
 とりあえず、部屋の模様替えに着手してみます(てっゆーか、就職活動しようよ!=天の声

朗報届く

2009-07-27 | スローライフへの道
 今日、前の職場の同僚「T.Nさん」から朗報が届きました。『再就職先が決まりました。』と!
 彼は私よりも一足早く、前の会社を退職していたのですが、実質2ヶ月の就職活動で再就職を決めたそうで、この場を借りて『おめでとうございます』とお祝いを述べさせて頂きます

 T.Nさんの再就職先は、長く続くデフレ・不況の中でも業績を伸ばしている優良な企業です。
 私も見習いたいものですが、まだまだ腰が重く、これと言った活動もしてないんですよねー。やれやれ、我ながら困ったもんです

09年7月8日釣行・第四幕「ラッシュ、パターン成立、そして終幕」

2009-07-16 | 釣り
 ヤマセンコーのカラーをルードビアーに戻して、釣り揚げた直後にボートで先行している私が居るにも関わらず、オカッパリの釣り人がこのプライム・エリアに入ってきました・・・。
 東部の流入河川でオカッパリをしていると、マナーを知らないボーターが先行者のオカッパリが居るにも関わらず、ボートで進入してきてポイントを潰していく事が多々あるのですが、まさか逆パターンのボート先行者のいる所に侵入してくるオカッパリが居るとは・・・、ちょっと呆れました

 しかし、ボートの方が機動力があるわけで、かなり釣ったし、苦労して辿り着いた場所でしたが、ここはオカッパリにポイントを譲る事にしました。何より、上流で釣りをしているボートの人達は下流に下りてくる気配は無いし、他人の釣りも見てみたくなったのです

 で、上流に60メートルほど進み、アシ際にジェロニモをキャストしながら、オカッパリの釣りを眺めてました。どうやらテキサスで探っているようです。私から見て、左側のアシ際にテキサスを落としてます。反応無いようで、私が連発したオープンウォーター側にもテキサスを落としてます。反応は無いようです。しばらく探っていたようですが反応無く、私から見て右側のアシの中を狙い始めました。すると、釣れたようです。サイズは遠目からですが、30センチあるか、ないかと言ったサイズ。
 その後、30分ほど粘ったようですが、あとが続かなかったようで、帰って行きました。

 この様子を観察して、考えました。『今日の状況は、ルアーを垂直方向に落として、底を打っても反応は無い。やはり魚は中層サスペンド状態で、横の動きに反応する。』と。
 また、『すぐにこのプライム・エリアに入っても、テキサスを打たれてプレッシャーが掛かってしまい、口を使わないのではないか?』とも考え、ポイントを休ませる為に、さらに上流に進みながらスピナーベイトをキャストして行きました。30分ほどスピナベ引いてみたのですが反応は無く、プライム・エリアに入り直すことにしました。プレッシャーを与えないように、エンジンで沖に出て下流に下り、先ほどのポイントに向かって、岸辺に対して直角にエレキで静かに近寄りました。

 岸から20メートル位のところでボートを停め、ヤマセンコー・ルードビアー色で仕切り直しの第1投目をキャスト。すると、前と同じパターンでラインが走りました。入り直して1投目でヒット フッキングと同時に、もう大暴れ

45センチ・1.2キロオーバー

 さらに、気を良くして第2投目。またバイト 40アップラッシュスタート

40センチアップ・1キロオーバー。

 第3投目はミスキャスト。ポイントから2メートルほど左にズレちゃいました。ノーバイトで空振り。

 第4投目、今度はキャストが決まって、トゥイッチを入れる前のカーブフォール中にバイト

先程と同じくらいの40センチアップ・1キロオーバー、本日10本目。サイズが、だんだんと金太郎飴状態になってきました。
 この魚を釣った頃から、少し飽きてきました(贅沢言ってんじゃねぇよ=天の声)

 この後、3本追加で揚がりましたが、40~41センチ・1キロちょっとの金太郎飴で完全に飽きちゃいました

 この時点で、時刻は15時を回ってました。『どうする?ボート屋より上流を見てくるか?しかし、帰着の17時までもう時間が無い。5馬力で上流向かうのは、かなり時間が掛かる・・・。』と自問自答。
 また、こんな思いも有りました。『このポイントは、今日たまたま嵐で荒れて、バスが避難してるところに偶然に当たっただけで、パターンを掴んだと言えるのだろうか?』と。このポイントで時間一杯までやり切るか、パターンを証明する為に違うポイントを探すか、かなり迷いました。まだまだ釣れそうでしたし・・・。
 そして決断 『パターンを証明しよう。』と。

 スピナベを引き倒していた上流まで、エンジン全開(5馬力だけど・・・)で上がりました。そこからはエレキで上流に進みながら、プライム・エリアとなった場所と似た地形の岸辺をクランク巻きながら探します。
 そして見つけました。岸辺にアシ原が切れていて、深くなっていそうなポイントを。ここはラッシュがあったポイントよりも、アシ原が沖に広がっているので、アシが切れてるけど、護岸寄りはかなり浅そうです。アシ原の沖のエッジの際に、遠目からキャスト。カーブフォールさせながら、小さくトゥイッチ。すると、喰ったぁー 結構良いサイズらしく、何度も底に向かって突っ込んで行きます。その度にドラグが出て行き、ライン引き出されては巻き取りの繰り返し。揚がって来たのは、

冒頭画像に使ったこの魚。体高のある、ヒレピンの42センチ・1.2キロオーバー

 2投目、3投目不発。
 『もう居ないか・・・。』と諦めつつも4投目。ティップに違和感、ラインスラックを取って一気にフッキング これも良さそう。フッキングでラインが出てしまいました。ファイトも引く
 やっぱりバス釣りは、『ベイトロッドのML(ミディアムライト)で、キャスティングでのバスとの間合いが遠い釣りが一番楽しい』と、改めて思う。
 そして、揚がって来たのは、

44センチ・1.2キロオーバー 

 もう満足、パターン成立
 こんなに集中力を維持して真剣に釣りをしたのは、久しぶりです。「どのくらい集中してたか?」と申しますと、チェーンスモーカーの私が、釣りをしていた5時間の間、タバコを1本も吸っていないくらいです(笑)
 この日、ボートで出た誰もが見限った下流域で、数え切れないくらいの釣れないキャストを繰り返し、魚の居場所を探し当てる事が出来た事が、本当に嬉しかったです。天気は最悪でしたが、気持ちは
 釣果は合計15本、全て40センチアップ・1キロオーバーの出来過ぎな実釣でした。神様・仏様ありがとうございます
 
 時間は16時少し前、最終帰着時間の17時にはちょっと早いけど、八郎潟西部承水路遠征、これにて終幕

 私とほぼ同じく、Vハルが一艇帰着してます。Vハルの係留を待ってから、ジョンボートを桟橋につけました。手早くタックルを片付けて、クルマのエンジンを掛けました。

 この後はシーバスをチェックしに、秋田市の雄物川河口へ向かったのですが、雄物川は激濁りの濁流となっており、「ルアー引くのは無理だな・・・。」という状況。雄物川は見切り、秋田県南もう一つの大河川、由利本荘市の子吉川まで一気に行く事にしました。
 子吉川についてですが、秋田県では『サクラマスと言えば米代川』があまりに有名で、他は雄物川の支流・玉川が知られているくらいだと思います。他の河川はほとんど無名なんですけど、実は秋田県3大河川の一つ、子吉川も地元民だけで良い思いをしているサクラマスフィールドです。当然、河口域のシーバスも。
 「何故、あまり知られていないか?」という理由の一番は、交通の便でしょう。2年ほど前に日本海自動車道が開通するまで、国道しかなく交通の便が悪かった事でしょう。
 もう一つ、理由としては情報を発信する人がほとんどいない、どちらかと言うと「外から来た釣り人に荒らされたくない」というのが本当の理由だと思います。
 で、この日の子吉川ですが、雄物川と同じく濁流と化してました・・・。シーバスは諦め、明日7月9日(木)に約束のある横手市方面に向かう事にしました。

 横手市に向かう途中の「東由利の道の駅」をこの日の宿(車中泊)としました。この道の駅は「黄桜温泉」という入浴施設が併設されており、入浴料は90分で350円、一日券は500円、休憩室利用料は一日300円です。
 入浴だけなら350円で温泉に浸かれますし、サウナもあってお薦めです。明日、温泉に浸かる事にして、この日は早々に就寝しました。

 ※後日談;盛岡に帰ってから、ボート屋の釣果ブログで知ったのですが、バスボートでガイドをしていたのは、かつてJBプロで活躍した成田プロだったそうで、上流域で50センチアップを2本出したそうです。さすがはプロガイドですネ
 


 

09年7月8日釣行・第三幕「辿り着いたプライム・エリア」

2009-07-15 | 釣り
 西岸を凝視しながら、クランクベイトのジェロニモを巻いて行きます。西岸は泥底が多く、東岸のようなリップラップが無いようです。アシの中ではスプラッシュ音が聞こえてます。『鯉もまだ浮いてるし、絶対に中層サスペンドしてるバスが居るはず。』と祈るように、深そうな所をジェロニモ通して行きますが、反応無し。

 ここで、この日のバスの着き場について、私の考えを補足させていただきます。
 まず、第二幕のクランクベイトで釣れた魚から、『ブレイクの上にサスペンドしている』と考えたのですが、『ブレイクでも特に急峻なブレイク、大きく落ち込んでいるブレイクほど良い』と考えてました。
 理由は、『嵐で底荒れしたこと』と『ストラクチャーに着くだろう』ということです。考え方としては、ダム湖・リザーバーの縦ストラクチャー(岩盤や橋脚など)への中層サスペンドしているバスを探すのと同じです。
 つまり、急峻なブレイクの岸側の『落ち込んでいる斜面を縦ストラクチャー』に見立て、ここにバスがサスペンドしているのでは?と考えてました。
 
 しばらく上流に向けて進んでいくと、岸のアシ原が途切れているエリアを発見。『アシ原が途切れていると言う事は、深くなっていて水も動いているに違いない。アシが途切れている所とアシ原のエッジから沖目には、ブレイク(カケアガリ)が有る筈
 しかし、ここでジェロニモをキャストしようとモーションに入ったときに、ふとある考えが頭をよぎりました。『今まで魚の反応が無かったのだから、魚は広く散っている状態じゃない。良いポイントに固まってる筈。クランクで1~2本釣れても、クランクでは他の魚がスレてしまって、その後が続かないのでは?』と。ジェロニモをセットしたクランクシャフトをデッキに置き、サイラス6フィートMLに持ち替えました。選んだルアーは写真⑥の4インチ・ヤマセンコー、色はルードビアー(ラメ入り)、ノーシンカー。

 このヤマセンコー・ルードビアー色を選んだ理由は、水の色。昔話ですが、関東に居た頃、土曜日に関東は台風一過となった翌日の日曜日。千葉県片倉ダムで底荒れして、水の色は茶色のステインだった時、朝から子バスの姿も見えず、他の釣り人も見切って早上がりしていった午後。沈みティンバーが続くストレッチで、同じルアーで、この日唯一の一本・45アップを揚げたことがあり、『今日の西部承水路のような水の色(茶色のステイン)では、コンフィデンスを持って投げれるから』です。
 そして、ノーシンカーにした理由。それは、東岸でクランク巻くスピードを落としたら釣れた事と、スピナーベイトに反応無かったのは、『早すぎて追いきれなかったのではないか?』と思ったからです。考えのポイントは「魚は縦ストラクチャーとなり得る所にサスペンドしてる」、「横の動きに反応してる」、「でも速いスピードは追いきれない」、「なるべく魚にプレッシャーを掛けたくない」の4点から、ノーシンカーを選びました。

 高鳴る鼓動を抑えつつ、「喰ってくれぇー!」と祈りを込めて、岸とアシ原から可能な限り離れて第1投目。岸際に着水、素早く糸ふけを取ってカーブフォールさせつつ、小さくトゥイッチを入れてスローに横の動きを演出します。岸際から3メートル位ルアーが離れたところで、ラインが走りました
 ML(ミディアムライト)パワーのロッドで、リールはドラグ耐荷重2キロしかないリベルトピクシー、遠投してるのでバスまでの距離は15メートル以上あります。傍から見れば、「あいつ、オーバーアクションで目立ちたがってるヨ。」とヒンシュクを買うであろう位のオーバーアクションで、体全体でロッドをサイドから思い切り後ろに捻るようにフッキングしないと、フックはバスの口を貫けません。
 フッキングと同時にバスはあらん限りの抵抗を見せます。ロッドはバットまで完全に曲がってます。ポイントから暴れるバスを離す様に、エレキでボートを沖に移動させていきます。浮かせては潜られを何度か繰り返し、観念したバスの口を左手で掴みました。

 揚がったのは、ちょっと腹がこけてるけど、またもや40センチアップ・1キロオーバー

 素早く写真を撮ってから、第2投目。またもや岸際に着水。同じくカーブフォールに小さくトゥイッチを織り交ぜて行きます。ヤマセンコーが先ほどと同じポイントを通過しようとした時、ロッドティップが「クンッ」と持って行かれました。超速で糸ふけを取り、また体全体でフッキング
 メチャメチャ引きます、潜ってはジャンプの繰り返し。揚がってきたのは・・・

 これも先ほどよりちょっと長い、40センチアップ・1キロオーバー。バスのコンディションとしては、ほぼスポーニングから回復しておるようです。

 第3投目の前にルアーをチェンジしてみる事にしました。色による反応の違いを見たくなったのです。今度は⑦のヤマセンコーのスモーク・パープルラメ入り。
 キャスト!今度はカーブフォールもさせず、底まで落としてズル引き・・・。反応無し。
 第4投目、カーブフォールにトゥイッチするも、岸から3メートル付近ではアタリ無し。岸から5メートル位のところで、ヒット
 この魚も引く引く このポイントで3本目、本日5本目。この魚を左手で掴んだ時、思わず一人ガッツポーズ
 『やった!やっと辿り着けた、魚の居場所に』と心の中で呟きながら。

 これも40センチアップ・1キロオーバー。

 第5投目、カラーチェンジ。今度は⑧のただのスモーク。キャストしてカブフォールさせるも、反応無し。
 第6投目、着水後岸際から5メートル以上離れてからバイト

 冒頭画像で使ったこのバスも、40センチアップ・1キロオーバー。

 第7投目、カラーを⑨のルードビアー・ラメ入りに戻してキャスト。これはまた、岸から3メートル位のところで喰ってきました。これも強烈に引く

尾ビレが、めちゃデカイ。引くはずです。

 ここまでの釣果から、キャストしてから喰ってくるまでの時間を考えると、ストロングな色は「ルードビアー」、「ラメ入り」も効いているようです。やはり、「カラーは水の色に合わせる」と言うのは、基本なんですね。

 この後、この日のパターンに確信を持てる出来事が起こるのですが、その件はまた第四幕で

09年7月8日釣行・第二幕「一筋の光明(手掛り)」

2009-07-14 | 釣り
 第一幕の続きです。
 鯉が表層でモジリ始めました。経験上、『鯉が浮いてる時は、バスは鯉より下層に居る事が多い。』そんな思いも抱きつつ、東岸を下流に向けて、リップラップにクランクが当たってるのを感じつつジェロニモを巻いていると、ボートから3メートル位のところでリップが底に当たらなくなりました。クランクが中層を通ってる状態です。
 すると、ここで「クンッ、クンッ」とアタリが2回ありました。朝一からスタートしていれば、ここでもう一度同じ場所をトレースするか、フォローにワームを打つところですが、時間はもう12時を回ってます。「クランク通す層(深さ)が合ってないのか?巻くスピードが速すぎたのか?このまま前進して、少しスローに巻いてみよう。」と考え、スローに巻き始めて2投目、冒頭画像のバスが喰ってきました 40センチ・1キロアップのバスでした。
 喰い方を見ると、写真の通りクランクの腹のフックに食いついてます。この感じから、『ジェロニモの下から喰い上げた。バスはやはり中層、ブレイクの上でサスペンドしているのではないか?』と思いました。

 そして、さらに下流に向けて前進しながらジェロニモを巻いて行きます。するとまた、クランクのリップが底に当たるのを感じなくなってから、リールのハンドルを3回転ほど巻いたところでヒット

 40センチ・1キロアップで、最初の魚とほぼ同じコンディションでした。

 このクランクで釣れた2本の魚が、この日最大のキー(手掛り)となりました。この2本が釣れてなければ、渓流のルアーとフライに注力し始めた今年度、釣行回数に対しての「ホゲり率(=ボウズの確率)90%」の『へっぽこ釣り師』な私は、今回の遠征もホゲていたでしょう

 『魚はやはり浮いてる。』と自信が湧いてきました。しかし、ここで少し雨が強くなってきました。『強風がまた吹き始めたら、今日の釣りは諦めてボート屋に逃げ帰るしかない。流すスピードをさらに上げないと・・・。』と考え、ルアーを写真の⑤、スピナーベイトにチェンジ。
 
 テンポを上げて巻いて行きますが、反応は無し。雨は益々強くなってきました。『このまま東岸を流していては、強風が吹いてきたら最下流部の野石橋エリアまで見れなくなる。どうしようか・・・。』と、少し悩みエンジンで一気に最下流部の野石橋まで行く事にしました。

 野石橋のエリアに着くと、水がかなり濁ってました。『なるほど、これで他のボートの人達は下流を見限ったんだな。』と思いました。
 雨は相変わらず止む気配も無く、ボートのデッキ下にも大分雨水が溜まってきました。一時ロッドを置いて、後部デッキを開け、水を掻き出します。それから野石橋の橋脚前までボートを進め、クランク→ヤマセンコーのノーシンカーと打ってみますが、反応無し。見切ろうとすると、橋の向こう側のアシのエッジでライズがありました。狙おうとしたのですが、手前の西岸のアシと橋脚の間の幅は1メートル、橋までの高さは2メートル、ライズポイントまでは15メートルくらい。私のキャスト技術では、ルアーを入れるのが困難で、諦めました
 この頃になると、時々アシ原の中でバスがライズするスプラッシュ音が聞こえ始めました。
 この日の釣行で気にして考えていたファクターは、「深くなっているところ」ともう一つ、「風向き」が有るのですが、朝の嵐では南東風の暴風で西岸に波が打ち付けてました。スタート時の11時頃は南風で、野石橋に到着した13時頃は南西風でした。つまり、アシ原の中でライズを始めたのは、この時間、風裏となる西岸のアシの中です。底荒れした水は、今は東岸に向けて流されているので、『西岸の風裏となるアシ原の中は水が回復してきているようだ。』と思いました。

 ここからはボート屋のある上流に向かって、西岸を折り返して行きます。アシの中を打てるパワーのあるロッドは、ボートに積んでいないので、アシ原の中を攻める事はできません。クランクで掴んだヒント『沖目のブレイクの上でサスペンドしている魚』が居る事を信じて、遠浅の地形が続く西岸で探すしかありません。魚探も無く、岸の地形と岸際のアシ原の形を見ながらの宝探し開始です

 第三幕へと続きます

09年7月8日八郎潟西部承水路釣行・第一幕「嵐のスタート」

2009-07-13 | 釣り
 7月8日(水)、朝5時30分に「ホテルうたせ」を出発、5時45分に「STC西部マリーナ」到着。
 レンタルしたボートは5馬力エンジンと44ポンドエレキ付きのジョンボート、魚群探知機は無し、レンタル料10,000円です。
 冒頭画像は朝6時頃の状況で、バケツをひっくり返したような大雨・・・。雨が弱まるのをクルマの中で待ちましたが、雨脚はさらに強まり、7時をまわる頃には風も出てきて、嵐の様相を呈してきました。冒頭画像の桟橋が波で洗われるくらいの激荒れとなります。波の高さから、ジョンボートで出船するのは自殺行為です。携帯で天気予報をチェックすると、午後からは雨・風とも弱まりそうだったので、それまでクルマで待機することにしました。

 釣りの詳細の前に、今回の遠征釣行で「何故に西部承水路を選んだか?」を説明させていただきます。
 理由①レンタルボートが予算的にジョンボート・5馬力・魚探無しだったから。東部は広すぎて、ジョンボートの機動力ではバスを探し出すのは厳しい。
 理由②東部は「プロガイド」が釣り客を乗せて、200馬力のバスボートで走り廻る。プロガイドはGPS魚探を積んでいて、ポイントのマッピングも完璧。バスボートの機動力と合わせて、同じフィールドで釣りをしたら、とても太刀打ちできない。
 クルマとバイクのレースに例えると、『GPSと金属探知機を積んだポルシェ(=200馬力バスボート)と地図だけ持った原付バイク(=5馬力ジョンボート)で、10箇所の砂場に埋まってる金貨(=魚)を拾いながら、30キロ先のゴールを目指せ!』と言われたら、原付バイクで勝てる気がするでしょうか?私は無理だと思います
 理由③西部はエレキのみで過去に釣りしたことがある。東部はオカッパリしかやったことがない。
 と、以上の3点から、プロガイドも来ないであろう、西部に決めました。

 しかし、この後9時過ぎに、もろくも私の計画は崩れ去ります。
 これほどの荒天、東部承水路は西部よりも荒れるので、嫌な予感はしてたのですが、プロガイドが釣り客を連れ、赤いバスボートと共に西部に到着・・・、「マジかよぉ~」と、思わず声が出てしまいました。
 荒天の中、さすがバスボート。出船していきました。
 20分後、雨が激しさを増してきます。で、この荒天はバスボートでも厳しかったらしく、バスボートは引き返してきました。私は「このまま今日は諦めて、ガイド中止にしてくれぇー。」と祈りつつ、11時までクルマで待機。

 11時頃、雨・風とも収まってきました。朝ボート屋の方に聞いたところ、私の他に3名ボート客が居るそうで、さらにバスボートも来てしまったので、先陣を切って出船しました。実釣開始です

 タックルは去年の琵琶湖遠征での反省を踏まえ、気合を入れてベイトロッドのH(ヘビー)からスピニングロッドのL(ライト)まで、合計10本をクルマに積んできました。
 事前情報では『葦(アシ)打ちがストロングパターン』との事でした。しかし、昨日までの晴天続きから、朝からの嵐でフィールド状況は一変しました。ここで考えたのが、『岸際は波が激しく打ち付けていた。魚は深いところに落ちたのではないか?』と言う事で、スタートも11時と遅く、じっくり時間を掛けて魚を探してる暇は無い。『アシ打ちはせず、スピード優先で行こう。』と決めました。
 ボートに積んだロッドは、ベイトのみ3本。「ティムコ・フェンウィック・クランクシャフト(初期モデル)6.6フィートML+コンクエスト101に16ポンドナイロン」、「ダイコー・サイラス6.3フィートM+アルファスに12ポンドフロロ」、「ダイコー・サイラス6フィートML+リベルトピクシーに8ポンドフロロ」と、この3本に絞りました。
 そして、この日のルアーローテーションは写真の通りです。


 まず、下流方向にバウを向け、ボート屋からすぐの西岸をアシ際から20メートルほど離れて、サイラス6.3フィートで①のバズベイトを引いて行きました。釣りを始めてすぐに、他のボート・フル装備のVハルアルミ15馬力が私を抜いて、下流の東岸に向かって行きました。その後、私の祈りも虚しく、プロガイドのバスボートも私を抜いて下流の西岸へ・・・。この時『今日は終わったかな・・・』と思いました
 しかし、見るとVハルもバスボートも、かなりアシに近いところで釣りをしている様子。『アシ打ちか。自分とは狙いが違う。まだチャンスは有るかも・・・。』とモチベーションを維持しつつ、バズで流して行きます。

 西岸をバズでチェックしていたのですが反応無く、雨降りのローライトコンディションとは言え、時間も昼近い・・・。『バズに出る状況じゃないみたい。やはり深いところ探って行こう。』と考え、西岸よりも深い東岸へ移動。
 東岸では岸やアシ際から25メートル以上離れて、クランクシャフトで②のボーマーモデル5Aを打っていきます。流す速さは、ミンコタ44ポンドエレキで30と40の中間。足早に打っていきます。
 反応が無く『もっと深いところか?』と考え、ルアーチェンジ。③のマッスルディープ2.5プラスに換えて再び巻きますが、これも反応無し。『これ以上深い所を探っていくのは、時間的にもシンドイなぁ・・・。もしくは、嵐で底荒れして底べったりじゃなく、中層にサスペンドしてるのか?』と、ルアーチェンジ。
 ④のジェロニモに換えて巻いて行きます。この頃、バスボートが上流に向けて走って行きました。数分後、Vハルも上流へ。『みんな下流を見限ったか。自分は魚探も無いし、このまま岸の状態から深くなってるところを予測して、クランクで手探りしていくしかないなぁ。』と、折れそうな心を奮い立たせてジェロニモを巻き続けました。
 そして、第二幕へと続きます

7月6日秋田遠征初日、フィールドリサーチ

2009-07-12 | 釣り
 秋田遠征初日です。この日はフィールドチェックに充てました。
 盛岡出発は深夜2時頃で朝4時に秋田県小泉潟公園に到着。かなり減水してます。ウェーダーを着用して、ウェーディングで廻ってみました。MHロッドにラバージグで打って廻りましたが、ノーフィッシュ。岸近くは鯉天国となっており、鯉だらけでした。日の出が過ぎてもバスの反応は無く、八郎潟へ移動。
 
 八郎潟東部承水路は満水状態
 東部東岸のリップラップをクランク引いて見ましたが、反応無し。水は少し灰色がかったステインで、しばらく雨が降っていないような感じがしました。
 また、さりげなく「バスキャッチアンドリリース禁止」の主張もされております

 天気もドピーカンの晴天で釣れる気もせず、雷魚フィールドのS堤へ移動。

 しかし、S堤への進入口に「一般車進入禁止」のたて看板が設置されており、雷魚を断念。次は期待せずに金山大堤のチェックに向かいました。

 金山大堤は案の定、毎年水抜きが行われておるようで、釣りのフィールドとしては潰れてました。
 写真でも分かるとおり、陸生植物が冠水しており、水が抜かれていた事を物語ってます。また、田んぼの化学肥料や農薬が水面に白く浮いてます
 化学肥料は窒素化合物が多く、水生生物にはダメージが大きい。農業用水が流れ込んでおる池は、どこもこのように壊滅的な所ばかりです。一般車進入禁止や農薬と化学肥料の汚染により、年々魚影は薄く(まったく居なくなった所も多数あり)なり、東北と言えども魚釣りが難しくなってきました

 この後は八郎潟西部承水路へ行って、7月8日に予約してあるボート屋の場所確認し、早々に今晩の宿、「A.T先輩」の実家がある男鹿市へ向かい、チェックは終了。この日は結局ノーフィッシュのボウズです、ホゲちゃいました。まあ、本番は7月8日ですから

 先輩宅では夕飯やらビールをかなり御馳走になりました。この場を借りてお礼申し上げます。A.Tさん、ありがとうございました、御両親にも宜しくお伝えください
 
 翌日、7月7日は1年9ヶ月ぶりとなる、男鹿カントリークラブでゴルフ。スコアは恥ずかしいので内緒です。
 ゴルフ終了後は予約した大潟村の「ホテルうたせ」へ。このホテルは農業研修センターで、一般にもホテルとして開放しておる所です。素泊まり一泊3700円と、激安!節約志向のアングラー諸氏へお勧めです。素泊まりなので、食事はホテル近くの「Aコープ」で買い込みました。
 翌朝は6時前にボート屋に行く予定で、早めに就寝。次回の投稿は、いよいよ八郎潟のボート釣りです。結果はいかに・・・

 

7月8日(水)ハチロー激荒れ

2009-07-08 | 釣り
 ハチロー遠征、嵐のような豪雨です。朝6時から待機してますが、出船できず。大きなバスボートの方々が、9時過ぎに強行出船して行きましたが、ものの20分で引き返してきました。 本格的なバスボートでも無理ならば、私の借りたジョンボートでは・・・。
 風も吹き荒れてるし、午後に収まらなければ、遠征失敗&ボート代無駄になりそうです