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メリーは私が2才から育てたミニチュアダックスフントです。私の両親が飼っていた犬です。だからメリーは、最初私や夫にあまりなつきませんでした。全然なつかなかったわけではなく、私や夫は、いろいろなことをしてくれる人と思っていたようです。
でも、心からなつくということはないかもしれないと思っていました。ローリーのように私たちに全幅の信頼を寄せるという訳ではなく、いろいろなことをしてもらえるけれど、最後のところで、ぷいとよそを向くという感じがしました。
でも、ローリーを家で育てることにした時から、メリーの戦争がはじまりました。ローリーより、自分がかわいがられたいと思い始めたようです。ローリーは子犬ですから、誰にでもとびかかってかわいがられようとしました。それをメリーは許せなかったようでした。
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メリーはローリーとけんかするようになりました。ローリーも負けてはいないので、それはすごいけんかになりました。ある日、ローリーは、メリーに耳をかまれて、けがをしました。それは、ちょっとしたケガでしたが、私たちは、これは大変だと思いました。
このまま放っておくと、きっとけがをしょっちゅうするようになると思いました。みんなで相談をして、最初にメリーちゃん、ということを徹底しようと考えました。ローリーがとびかかって遊ぼうよといっても、まず、メリーちゃんあそぼ、というようにしました。
ローリーは初めは戸惑ったようですが、そのうち、メリーちゃんの後でいいや、ということが分かり始めました。親子で3才年が離れているのですが、生まれてすぐのころには親子のようですが、独り立ちするようになると、もうお互い犬として認識するようになります。
メリーは自分が最初にいた犬なのに、ローリーはずるいと思ったのでしょう。上下関係がきちんとなってからは、2ひきで、とても仲良しになりました。
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メリーは、だんだん私たちに心を開き、ローリーとおばあちゃんとお父さんとお母さん、と思ってきたようでした。メリーは女の子らしい犬で、なつき方にも女の子らしさが見えていました。ローリーのようにストレートではなく、少しずつ近寄ってくるという感じでした。みんなメリーの歩くうしろ姿を見て、メリーちゃんは、モンローウォークだねえ、と言っていました。
ある日、もう14才になったころです。メリーはもうかなり弱っていました。歩くのもよろよろとして、体も触ると痛みがあるようで、誰にも触られたくないようでした。
そのメリーが、私のところに来て、私の膝をちょいちょいと触りました。何、メリーちゃん、というと、私の膝に頭を載せました。だっこしてほしいの? というと私をじっと見ています。私が抱っこしようとすると、体が痛いのか、ちょっと声を出しましたが、それでもじっと、抱かれていました。
私たちみんなで庭に出て、薔薇の様子を見ていた時でした。私の膝に抱かれたいという様子を見せたメリーは、ちょっとした垣根があるようだった私に抱かれることで、私たちみんな家族だね、お母さん、と言いたかったのでしょう。
その春から、季節が変わって、冬になったころ、メリーは病気で死にました。私は、朝の4時ころでしたが、起きていて、ずっと見ていました。夫と母を起こして、みんなで、メリーの顔を眺めていました。夫は、メリーの顔をなでてやっていました。
犬を飼うということは、必ず死を迎えるということで、それは、本当に辛く、なくしものをしたように喪失感があるのです。
当分は、メリーと遊んだ時に私を見た眼の愛らしさ、ローリーに負けまいと走る姿のかわいらしさを思い出しては、泣いたり笑ったりしていました。
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犬を育てるのは、いろいろ大変なことがありますが、でも、それ以上に幸せな時をもらうことができると思います。
可愛かったのでしょうね......。
最後まで愛情を掛けて暮らしたのですね。。。
私が飼って居た、猫のメリーも可愛かったですよ。
真っ白な猫でした。そして頭が良かったです。
私の部屋の窓から外に出て行くと、また窓から
帰って来ました、そして、帰って来ると自分で窓を
少し締めました。そんな猫でした、、
道路を渡る時は、人間と一緒に信号が変わるのを
待って居て、横断歩道を歩きました。私はメリー
は自分の事を猫だと思って、居たのだろうか?と
思います・・・・・・。
メリーが子猫を産んだ時です。子猫が虫の息だった
から。彼女は私のベットの布団の中に子猫を咥えて
押し込みました。そして私が「メリー。この子は
もう助からないよ」と言うと、悲しそうな顔を
してじっと死んだ子猫を見て居ました・・・・。
そんなメリーでしたが、或日、会社の社員が
母に「奥さん猫が死んで居る」と言って
メリーの亡骸を保健所に言って持って行って貰い
ました。猫は絶対に人の居る処では死にません。
病死だった見たいでした。突然帰って来なく
成ったので、心配をして居たのでした。
何か思い出しました・・・・・。
動物はどれも可愛いですよね。
ローリーちゃんもメリーちゃんも今は天国で、
ママたち家族を見て居ますよ。きっと・・・・・。
また気ます、、♪( ´▽`)
犬を育てているときは、犬とこちらの方が思わないほど、人間に近づいていますね。それで、人は、動物を飼うことを楽しむことができるのだと思います。
でも、人間がいないと生きていかれませんから、育てるには時間や体力が必要だと思います。わが家はもうチャーリーが最後の犬だろうと思います。
春の温かさが戻ってくればいいですね。では、お元気で。
引き込まれました
メリーとローリーの物語
家族の日々が 絵のように浮かびます
きっと 読み聞かせでしたら
子どもたちが それからそれからと
ハラハラドキドキしながら 想像力いっぱいに
なることどしょう
よく書けませんが 素敵な家族です
ありがとうございました。
メリーのこと、ローリーのことは、いろいろなお話がたくさんあります。メリーとは14年の内、12年、ローリーとは、16年、一緒に生きてきましたから、それなりに波乱万丈の年月でした。犬とはいっても、心は通い、愛情を持っていましたから、私の心もいつも揺さぶられていました。今もメリーとローリーの顔を覚えていますし、動く様子も覚えています。私が死ぬまで、きっと生きているのだろうと思います。
私の思いがIkukoさんに伝わったのですね。メリーとローリーのことを絵のように見てくださったのは、本当に嬉しいです。
今日は広島は雨です。雨が苦手の私は、本を読んだり、生協の注文をして過ごします。Ikukoさんは、雨は大丈夫ですか?
お元気で、お過ごしくださいね。