3月11日・日曜日午後、久々に南城市佐敷小谷を訪ねた。朗読沖縄可否の会主催による試演会・朗読夢舞台を拝聴するためだ。会場は年輪を重ねた1軒屋でまさに庵と表現すべき竹馬館(ちくばかん)、もっぱら舞台朗読の稽古や試演会に使用されている。集落から少しだけ離れた静謐な空間では、これまでに幾度も朗読が読まれてきた。今回の朗読試演会は回を重ねて78回、随分と久しぶりだが東京から主宰も来ており、元気そうでもあり、ほぼ1年ぶりの再会を果たした、会えて良かった。4作品を4名の女性が2部構成で綴った舞台、朗読は心の贅沢だ。しばし、文芸作品の世界に誘われたひとときであった。