YouTubeを何気なく拝見、テレビ番組「笑ってこらえて」を検索すると偶然にも屋比久勲さんの画像が現れた。鹿児島情報高校吹奏楽部での指導の模様が目の前に繰り広げられている。屋比久さんは沖縄出身、教員を努めながら中学や高校の吹奏楽を指導。定評のある指導力に加え、先生は怒らないと生徒から慕われている。ということは、全国の指導者で怒りっぽい方がチラホラといらっしゃるわけね。学ぶ以上は褒めて育つ・・ですよ。驚異的なのは始動した殆どの学校は吹奏楽の全国大会で金賞を受賞するという、正しく受賞請負人の如くである。実はオジサンが那覇市立石田中学に入学したとき、屋比久先生は既に真和志中学から異動されていて吹奏楽部でタクトを振っていた。怒らない指導だけど休みはお正月だけと言われるくらい、部活は土日も関係なかったようだ。鹿児島情報高校で生徒への取材では屋比久先生がいらっしゃるから希望して入学したケースが多かった。この方に教えて貰えば夢が叶う・・3年生最後の演奏会ではワーグナー作曲・歌劇ローユングリーンから「エルザの大聖堂の行進」、楽器を吹きながら涙流す生徒たち、さぞ灌漑深い思いがこみ上げてきたのだね。吹奏楽の神様は昨年2019年2月、惜しまれつつお亡くなりになった。功績は残った。歌の島沖縄から生まれた神様、沖縄から生まれたことに敬意を表したい。
