奄美島唄は伝統に裏打ちされて島の根源に位置する根強い文化を内外に誇る。独特の裏声で発声、三線は沖縄と同じ蛇皮が張られてはいるが、弦が異なるし、キーは高い。その島唄の継承発展を目指して毎年のように開かれていた奄美民謡大賞。来年のコンテストがコロナ禍を懸念して中止になった。主催する南海日日新聞社が21日に公表した。これは残念、だって過去の大賞受賞者は何れも全国でも高い評価を受けてきたからだ。最近では少年の部から還暦以上の高年の部まで100名近い応募でレベルの高い大会に成長しており、公開審査が注目を集めていたからだ。ま、残念ではあるが、次年度に延びたと思えば次回に期待しましょう。