勤め先のローカルラジオ局で制作ディレクターを努めている。時あたかも春の改編前、以前からの慣習もあるがプロ野球ナイター中継に合わせての改編である、中波ラジオは。ところが今やナイター中継は木曜金曜の週二日と曜日が縮小された。そのために大幅な改編はナッシング。さて、週一番組を5本、預かる身ではあるが、今回の改編4月から番組2本が追加で担当になった。1本は週一10分でもう一つは月~金5分の帯番組。何れもレギュラー番組で担当の引継となる。その代わりに担当していた週一1時間の生放送が終了となった。出入りのある季節なのだ、新たに担当する番組及びパーソナリティの皆さん、ゆたしく。季節は初夏を思わせるが、来週辺りは崩れて気温が低下する見通し、気をつけねば。
テーマは「ゆめ あい NANBU」第30回なんぶトリムマラソンは昨日、3月18日、糸満市の西崎総合運動公園陸上競技場をスタート・ゴールに8777人がエントリー、参加者はハーフマラソンや10キロトリム、5キロトリム、ファミリーなど6コースに爽やかな汗を流した。30年の節目を迎えて主催団体は一定の役割を果たしたとの判断で今回が最終大会となったが、県内では唯一残っていた車イスコースが消えることになり、大会を目指してトレーニングに励んだ選手には重い現実が突き付けられたようだ。一部検討する向きもあるようだが、障がい者も共に参加するイベントは継続してもらいたいね。思い入れのある大会であるのは、30回大会の半数以上も広報など運営方で携わっていたためだ。早朝、暗い中から会場入りして場内アナウンスの手配から運営と随分長きに亘り関わってきたもんだ、終りに際して尽きない思い出が巡って感慨深いよ。
3月11日・日曜日午後、久々に南城市佐敷小谷を訪ねた。朗読沖縄可否の会主催による試演会・朗読夢舞台を拝聴するためだ。会場は年輪を重ねた1軒屋でまさに庵と表現すべき竹馬館(ちくばかん)、もっぱら舞台朗読の稽古や試演会に使用されている。集落から少しだけ離れた静謐な空間では、これまでに幾度も朗読が読まれてきた。今回の朗読試演会は回を重ねて78回、随分と久しぶりだが東京から主宰も来ており、元気そうでもあり、ほぼ1年ぶりの再会を果たした、会えて良かった。4作品を4名の女性が2部構成で綴った舞台、朗読は心の贅沢だ。しばし、文芸作品の世界に誘われたひとときであった。
もうじき彼岸の入り。本日のラジオ番組録音で生産農家と共同で出荷作業に努める方のお話を伺った。今年前半は降雨の影響もあり、小菊の出荷や選別に労を要したが、後半は晴天にも恵まれて生産高が上向き、出荷のピークを迎えている。沖縄産の小菊は全国シェアの99%に達しているから驚きで、まさに小菊生産の一大産地に成長した。彼岸シーズンは葉ものや小菊など需要が高まるため、トラック1台につき600ケースの出荷で延べ225,000ケースを計画。陸送を始め航空機は臨時のコンテナ便を手配して全国の需要に対応している。プロ野球春季キャンプも然りだが、温暖な気候は沖縄の売りなのだ。彼岸入りから遅れて沖縄では清明を迎える、ウートートー。