なにげにこの免許合宿の日々は濃いですな。
最初の頃は、ただ毎日車のことだけ考えてびゅんびゅん過ぎてくって思ってたけど この田舎暮らしになれてくると ふと いろんなことに気づく都会育ちの自分がいるのでした。
なんで 毎日あたしはあんなにイライラしていたのか。
「しねっ」
「このハゲっ」
「は?ありえねぇ」
って思う瞬間が毎日絶対存在していたなあと思い出した。今はどうだろうよこれ。 イライラ っていう音符があたしの中に並んで音を立てることが極端に少なくなってる。 毎日が初めてのことで 慣れない地で っていうからかもしれないけれども なんかちがう。いや 明らかにちがう。 あの複雑に見せたくて見せてたけど結局は単調な日々は 何もかも不足してない都会の贅沢環境と 何かしら暇を潰せる楽園ていうだけでただメッキがついて光ってただけなんだ。
毎日何を着るかおしゃれするか考えて
何を買いたいか考えて
誰が好きか考えて
付き合うってなんだろって考えて
なんであの恋は駄目だったんだろって考えて
あたしってなんでこんな人間なんだろって考えて
考えなくていいことばっかりだ
くだらねぃなぁ ( ´_ゝ`)
毎日 評価されて 落ち込んで 反省して よく知らない人々と生活を共にして。
考えることはどんどん客観的な世界になってる今。
都会にいることなんてぜんぜんよくないよ。
視野は広くなるかもしれないけど どうでもいい衣に包まれちゃってどんどんふくれてるだけ。必要ないこと、いっぱいある。でも自分が手にしてないから欲しいだけ。
欲しい欲しい
そればっかり。
だから 東京 ってバショ怖いんだ。
無駄が多いよ。
田舎で暮らしてる人の方が絶対賢いよ。
でも 結局わたしはトウキョウ魂なわけで
すぐにまたあの毎日に戻る。
またイライラするんだろう。
また毎日お金を使って過ごすんだろう。
大事なことを忘れてしまった22歳になってしまったかのようでなんだかいろいろ考えさせられた。
あ
といってもそんな考えまくってないけど。
頭の中が丁度いい隙間を持ってる。こんなのひさしぶりよ。
パソコンもなくて
テレビも少なくて
ごはんを3回きっちり同じ時間にたべて
ぜんぜん生きていけますよ。
いまの世界のあたしたちは
贅沢になりすぎた
整いすぎた環境が素晴らしいなんてどっかまちがってるよ。
それなりに足りてれば十分なのに。
むしろ少し足りないくらいのほうが 生きていくのにちょうどいい。
そんなことに気づかされた。
この合宿が 大学4年間で一番 自分を見直せた気がする。
2週間 見知らぬ地で旅行でもなくすごすなんて滅多にできないけど
すんごいいい機会だった。
レンアイ関係なく 自分がリセットできた気がする。
山形弁もうまくなったし☆
トウキョウに帰って
またアノヒビをスゴスノガむしろコワイ。
トウキョウにいるあたしはきらい
この生活の感覚を せめて心に止めてはおきたい。
いくら拒否しても 結局その環境の色に染まってしまうのが人間だから。
んで結局あたしには22年間トウキョウで生きてきた東京魂が染み着いちゃってるんだから。