きのうなんだかあの子に話したら ずいぶん世界が広まってしまって。
『これ以上好きでいても意味ないけどあたしは好きなんだなー。』ってずっと一人で考えていたことが、急に誰かと共有できる世界になった。
『行けそうな気がするんだけどなぁ』
こんなことを言う人間がこの世にいたようだ。
もはや 想ってる本人すら驚きだ。もちろんうれしいさ。
むしろ なんかずらずら考えなくても
『へへへ 振り向かせちゃおーぜ☆』
ってテキトーなノリになれるのが楽しい。
ああ まだ想ってていいんだなぁ って認められた感じする。
本人だけが信じていれば、周りだってついてきてくれる。
『意味ないんだけどね』なんて言うくらいなら好きでいるなよ。
どっちなんだよ 好きならがんばれよ。
『意味ないけどあきらめられないからさ』
なんてうざいっつーの
あたしがやることは意味がない
あいつはあたしを利用したいだけだよ?
って何度いっても 彼女はそんなことには耳一つ貸さず
『行けると思うんだけどなぁ』
とつぶやき続ける。
わざとか?
気つかってんのか?
無理矢理プラス思考か?
適当か?
と勘ぐる自分が段々バカに思えてくるくらい、彼女は王様話に耳を傾け続ける。プラスゾーンでこの恋について考え続けてくれる。
こんなふうに思ってくれる子がいたんだなぁ。
良い友達だ。
一緒に幸せな未来を考えてくれる友達が一番だ。
そもそも 物事がうまくいくかいかないかなんて、本人の意向次第なのだ。
あたしには 完全に自分の想いを100%信じることができない。
中途半端に 想いながら
中途半端に 現実的に考えて見切りをつけてた。
すっぱりしないねえ。
でも 奴は絶対あたしのとこに最後には帰ってくる
っていうのは密かに 確信しているのだ。
スゴイダロ。
会えたらいいね。
そういえばいつからか 奴に対してあたしはクールになった。
何も期待しなくなったからだろうな。
『ふーん』
て 無表情で うれしさも実感できなくて たぶん可愛くないんだけど。
一ヶ月に一回会うか会わないかの人。
それなのに消えることのない想いに我ながら脱帽。
こんくらいが丁度いい。
常にカッコイイ人をまだまださがせて 見つけたら楽しい うまくいったらラッキー。
今楽しい。
あなたは 合わないけどめっちゃ可愛い彼女と頑張りな★
って言ってやる