
「The DX デジタル変革の真髄」
日本IBM監修、日本経済新聞出版、2020年11月
以前にもDX(デジタル・トランスフォーメーション)についてコメントしましたが、
最近ますます見聞きすることが増えてきました。
本書はムック本。
図表や写真が多めで、ペラペラめくるだけでなんとなく理解した気分になれます。
りそな銀行、日本生命、パナソニック、ワコール、全日空、キヤノンなど様々な業界の取り組みは参考になります。
ただ、全体的にいままで企業が継続して取り組んできたことを、
ITベンダーが流行らそうとしている言葉で切り取って伝えているだけという印象は拭えません。
モバイル、ビッグデータ、AIなどがあって、今回はDX。
「DX」という言葉が単に「IT」を言い換えただけのような気もしてきました。
後半の「DXを支えるテクノロジー」と「DXの対象業務」を見ると、
「DX」の2文字を「IT」に置き換えてもほとんど違和感がないです。
そして前にも書いたように「デジタル」というと「カシオ」が頭に浮かんできてしまいます。。

関連エントリ:
【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[新装改訂3版]