京王線沿線で繰り広げられる20代男女のラブストーリー。
明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会い、調布駅徒歩30分(!)の多摩川沿いの家で同棲します。
明大前駅は改札、駅周辺の道・お店、甲州街道沿いなど、
登場頻度も多かったですし、重要度も高かったです。
2015年から2020年までの二人の恋愛を描いています。
出会った時は靴、本、音楽などの趣味やこだわりがことごとく合い、
自分の好きなことをして生きる、現状維持の生活を目標として楽しく暮らしますが、
やがてお金のためにそれぞれが就職することで、時間や価値観にすれ違いが生じていきます。
後半激しい言い争いや涙のシーンもありますが、全体的に爽やかなタッチです。
5週連続興行収入1位!
30代以下の世代にとっては、
菅田将暉と有村架純、世代の代表格である二人が、
郊外に住み、仕事で苦労する様を演じているところに自分自身を重ね合わせることができ、
それ以上の世代にとっては、
東京ラブストーリーの脚本家でもある坂元裕二が描く世界観に懐かしさを感じられるところが、
ヒットの理由かなと勝手に分析しました。
東京テアトル配給。
東京テアトル系のテアトル新宿で鑑賞しました。
オリジナルフードが売られており、
劇中で2人が着用した衣装が展示されていました。
入場時にポストカードをいただきました。
(テアトル新宿)
関連エントリ:
監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二
出演:菅田将暉、有村架純、オダギリジョー、戸田恵子、若松了、小林薫、清原果耶、細田佳央太
映画『花束みたいな恋をした』公式サイト