主に女性の視点から結婚、仕事、友情を描いた作品。
門脇麦:渋谷の高級住宅街で生まれ育った箱入り娘
水原希子:名門大学に合格し富山から上京するが、実家が貧しく大学中退
高良健吾:門脇麦の役よりもさらにワンランク上の家系
これまでのキャリアやイメージからすると、
門脇麦と水原希子の2人は逆の方が合っている気もします。
あえてこの配役にしたのでしょうか。新鮮に感じました。
2人が一緒に映るシーンはほんのわずか。
「あの人とは住む世界が違う」と言ったりしますが、
まさに住む世界の違いを表現しています。
また、「隣の芝生は青い」と言いますが、
自分の住む世界の良さに気づけず、他人の住む世界の方がよく見えてしまうことも描いています。
高良健吾は先日鑑賞した「おもいで写眞」では優しい性格の役、
本作では厳格な家庭環境の役。
色々な顔を持っています。
本作の制作/配給に東京テアトルが名を連ねています。
東京テアトルは「花束みたいな恋をした」も配給。
良い作品が続きました。
(シネ・リーブル池袋)
関連エントリ:
監督・脚本:岨手由貴子
原作:山内マリコ(集英社文庫)
出演:門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ
映画『あのこは貴族』公式サイト