矢車草の咲く道を。

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【四國五郎展】〜東松山〜

2016-08-17 10:20:46 | 美術館へ行こう!
終戦記念日が過ぎ、戦争っていったい何だったのだろう… と考え想像する機会が増えていくこの頃。


原爆の図 丸木美術館

を訪ね

『四國五郎展』
を観てきました。



都幾川沿いに建つ
この美術館には、丸木位里・俊夫妻による原爆の図が常設展示されています。

原爆の図を、初めて目の前にした時は、あぁ!地獄だと大変なショックを受けました。その巨大で体を包み込むように迫ってくる作品のに、自分の体までが焼かれるような感覚になり鉛のように重たくなってしまいました…。




四國五郎という画家は初めて知りました。1924年生まれ、20歳で徴兵されシベリアに抑留される。1948年24歳で帰国した際、広島の惨状と弟の被爆死に衝撃を受け、平和への願いを込め絵画制作を始める。


印象的なのは、やはり母子像でした。慈愛に満ちた母子もあれば、殺された子どもを抱く母親もいる。 戦後という時代に画家・四國五郎によって描かれた母子像の意味するもの・存在に、ひとりの人間として人生を賭けて制作し続けていたその生き方に、胸が熱くなりました。


絵画では様々な母子像が残されていますね。マリア様がキリストを抱いている絵…母親が赤ちゃんを抱いている絵…
見ていて幸せな気持ちになる絵もあれば、悲しくて涙が溢れてくる絵もあるのですね。

どんな時代に、誰によって描かれたのか なんだなぁ、と実感
母子像については興味が尽きないなぁ



この美術館には、丸木位里の母親である丸木スマの絵も展示されてます。の助言で70歳から描き始めたそうです! 私、ひと目見て大好きになりました

スマさんが描いた絵、いいな〜 って素直に思えるし、原爆の図を見た後ならなお、ほっとします


ひまわり 丸木スマ

自然と仲良しなスマさん。70歳過ぎて、のびのびとおおらかで自由な絵❗️

ああ、私もそんなおばあさんになれたらなぁ


スマさんに希望と勇気をもらった

四國五郎に、戦争の悲劇を絵画を通して表現し残していく事の想いの大切さを身近に感じ…

丸木位里・俊夫妻の原爆の図から、
人間同士のおぞましい殺し合いに絶句する。


夏は、過去に生きていた人たちに
想いを馳せる そんな過ごし方をする、最近の私の8月

小説や映画・ドラマ、美術作品から戦争を知り考え想像することもできるのです


曽根岡 舞子