Blue jewel

拉致の解決を願って
「蒼き星々」関連テキストなど(ココログにも掲載)現在gooがメイン。
デザイン時々変更。

拉致を矮小化しているのは誰か

2005-09-14 | 荒木和博氏講演集
荒木和博さんの主張

(略)
これまで何人もの警察関係者から、直接間接に、現場では拉致だと考えた失踪事件であったのに上にあげると潰されたと言う話を聞かされているのである。

私は「拉致問題の全貌が明らかになったとき、日本の近代史は書き直しを迫られる」と言ってきた。
拉致問題はそれほど根の深い問題である。だからこそ政府はその実態を明らかにしないのだろう。あるいは帰国者5人の声が聞こえてこない理由もそこにあるのかもしれない。

もちろん今でも拉致が行われている可能性はあるのだが、長期間経過した事件の場合、名納得できる証拠の出てくるケースは拉致事件全体のごく一部にすぎないはずだ。この問題はそもそも個別に見るべきものではなく、安全保障上の問題、主権侵害、もっとはっきり言えば「戦争」ととらえるべきことなのである。

政府の中枢はこの点が分かっていると思う。だからこそ、その本質を見つめることを避け、逆に個々の事件、家族の問題に矮小化して乗り切ろうとしているのである。

「エコノミスト」より抜粋

―――――――――――――――――――
◆この記事が参考になった方は、下記バナーをクリックしてください。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 投票に行こう~愛する人のた... | トップ | 西岡力氏による、安明進氏の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

荒木和博氏講演集」カテゴリの最新記事