~横田早紀江さんの祈り~ (偽遺骨にかき乱された家族の苦しみ)
2004年11月20日東京にて
どんなにめぐみがぼろぼろになっていても、必ず命を与えたままでかえしてください、と私は藪中さんにもお願いして、どうかあちらの人たちにそう言って下さいとお願いしてきましたけれども、出てきたものは、めぐみの骨つぶでありました。「お母さん、私は必ずお母さんの所に帰るんだから待っててね」と言っていると私は思っています。
骨壺と一緒に向こうから持ち帰られた写真が突然、私達の目の前に置かれました。一枚の写真を見た時、私達は絶句しました。あの52年11月15日のあの夜に「めぐみちゃん、どこに行ったの」と神社の中や海辺やいろんな所を探し回った、あの白いブラウスと紺のスカートをはいたあのころのめぐみが、なんとも言えない寂しげな顔でそして悲しいまなざしで一生懸命に写されている写真がありました。息子の拓也、哲也は思わず声をあげて泣きました。私達夫婦も、「めぐみちゃん、こんなところにどうしていたの」と写真に手を置いて泣きました。
そのような国に連れて行かれて、毎晩毎晩、月を見ながら、どうしたら助けてくれるんですかと、曽我さんと一緒になった時に「一緒に暮らしながら二人で小さな声で日本の唱歌を日本語で歌ってたんです」と曽我さんはおっしゃいました。日本の国や兄弟や親を思いながら助けを待っている多くの人たち、この人たちを救わなければならないのです。たくさんの被害者が一日も早く北朝鮮から解き放たれ家族の元に戻れるよう祈って下さい。
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2004年11月20日東京にて
どんなにめぐみがぼろぼろになっていても、必ず命を与えたままでかえしてください、と私は藪中さんにもお願いして、どうかあちらの人たちにそう言って下さいとお願いしてきましたけれども、出てきたものは、めぐみの骨つぶでありました。「お母さん、私は必ずお母さんの所に帰るんだから待っててね」と言っていると私は思っています。
骨壺と一緒に向こうから持ち帰られた写真が突然、私達の目の前に置かれました。一枚の写真を見た時、私達は絶句しました。あの52年11月15日のあの夜に「めぐみちゃん、どこに行ったの」と神社の中や海辺やいろんな所を探し回った、あの白いブラウスと紺のスカートをはいたあのころのめぐみが、なんとも言えない寂しげな顔でそして悲しいまなざしで一生懸命に写されている写真がありました。息子の拓也、哲也は思わず声をあげて泣きました。私達夫婦も、「めぐみちゃん、こんなところにどうしていたの」と写真に手を置いて泣きました。
そのような国に連れて行かれて、毎晩毎晩、月を見ながら、どうしたら助けてくれるんですかと、曽我さんと一緒になった時に「一緒に暮らしながら二人で小さな声で日本の唱歌を日本語で歌ってたんです」と曽我さんはおっしゃいました。日本の国や兄弟や親を思いながら助けを待っている多くの人たち、この人たちを救わなければならないのです。たくさんの被害者が一日も早く北朝鮮から解き放たれ家族の元に戻れるよう祈って下さい。
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拉致の英訳がadoptionになっています。
adoptionは、「養子」「養子縁組」です。
拉致の意味は「人さらい」ではないのですか?
ならば、kidnapperとか、
もっと真意を伝える英語にしないと、
国際社会で誤解されたままです。
ご一考を。
adoption ではなくabduction の筈ですが、英語圏ではこの問題では表現は正しく伝わっているように思います。adoption を使う人はいないと思います。
もうすでに解決されている筈だと思いますが。
chouette