宮崎:経済制裁の話はもう待てないので話をどんどん進めていきたいと思いますが、原口さんがさっきおっしゃいました、結局<支える形になってしまっている>という事、矛盾と言いますかね、これを何とか断ち切って行かなくてはいけないというところに、有効な手立てとして、(一部不明)これをちょっとご説明いただきたいのですが、原口さんよろしいでしょうか?
原口:先ほど私が申し上げたのは国民の税金を入れてる、いわゆる不良債権処理の所ですね。不良債権処理のところは、厳しいモニターがあるはずなんです。国民の税金ですから。ところが、拉致の問題時もそうでしたけれど、一緒に議論している中に、よそと繋がってる人間がいたり。今回の不良債権処理の問題についても、実際に事実がわかっていて、私が国会で取り上げたものは、5000万しか不動産の価値がないところに、17億、お金をつぎ込んでいる、朝銀。朝銀はそのお金を借りた人に、債権放棄してる。つまり「お金返さなくて良いですよ」と言っている。
私はその借りた人を調べてみました。調べてみたら当然債権放棄=お金を返してくれなくて良いよといってるんだから、潰れているんだと思った。冗談じゃない。むちゃくちゃ元気で、経済活動、やってるわけです。こんなこと一つを取ってみても、金融庁の調査能力をすれば、(金融庁に頼まなくたってそうですね、金融の世界にいる人だったら当たり前)これは不正融資だって判る。じゃぁ17億の国民のお金は何処に行っているのか。もう結論は明らかじゃないでしょうか?
RCCという整理回収機構(実名前挙げて申し訳ないが)、国策会社がありますが、それの管理会社、是非拉致議連でも調査したいと思っていますが、管理会社の人たち、社長の国籍、どこですか?日本でしょうか?私が調べた人は、住所が公園だったんですよ。公園に住む人は闇じゃないですか?(笑い)公園に住所持っている方がこの中にいたら、今すぐ出て行って頂きたいんですけれども。そういう会社を不良債権の管理会社にしているという事実、疑い、これに対して、何も答えられない。
水野さんは私達、経済制裁プロジェクトチームのトップとして、ものすごく働いて頂いたので、水野さんをを責めるつもりはない。むしろ、大変な同志だと思っている。しかし知っていて知らんふりをする。知っているんです。調査じゃないんです、宮崎さん。知っているんです。止めなければいけないんです。逆に、止めなければいけないと言ってる勢力を、その力を、削いでいるのが、「誰か」と言うことを、私達は突き止めなくてはならない。
宮崎:誰なんですか?
(会場笑いと拍手)
これは、あとで安部幹事長代理がお見えなって、重村先生もお見えになる。
会場から「野中広務」という声(拍手)
原口:そう言う人もいたでしょうね。ただ、その人は今官邸にはいないわけです。だからこの先は敢えて言いません。しかしそれは事実として、私達が党派を超えて追及していくテーマである。
ここに拉致問題の本質があるんだと思います。(大きな拍手)
宮崎:はい。安倍幹事長代理はあと15分位で到着する予定だそうです。いらっしゃったら、早速聞いてみたいともいますが。(会場拍手)
それについて、森本さん、ちょっとどうでしょうか?そういうことなんでしょうか?
森本:これは、ぼくは、原口先生の仰る事がほとんど正しい。。(拍手)
日本の政治の中のある種の<恥部>で日本の政府がとっている北朝鮮政策というのは、(私は外務省にいたから少しバイヤスがかかっているかもしれないけれども)常に純粋外交ではないんです。ほとんどは国内政治そのもので、やたらに変なところから、圧力がかかって、歪められた外交をずっとやってきている。(拍手)
僕は役人が正しいことを常にやっているとは思いませんけれども、少なくとも外交の一貫性をなんとか維持しようと思ってますが、たとえば今「対話と圧力」ということばを簡単に使いますけれども、「アメと鞭」ということがもしあるとすると、北朝鮮に対するアメというのは、食料援助、この12.5万トンの米を今凍結している。一方鞭というのは、水野先生、原口先生が一生懸命やっている、いわゆる特定船舶入稿禁止に関連する法案と、並びに外為法。この二つ法律はちゃんと成立しているのにこのカードは使わない。
つまりアメも鞭も使わない。でアメも鞭も使わないでそして「対話と圧力」というが、「圧力」もかけず「対話」もしていない。日朝の国交正常化交渉はほとんど止めてしまっている。一体何をしているのかというと、何もしていない。そして、「北朝鮮の誠意ある回答を待っている」、そんなもん、「誠意ある回答」があるならば、拉致問題なんて起きないんですよ。(大きな拍手)
ことばは言うんですけれども、実態が伴わない状態で、放置して日本政府は、要するに外交をやっているんだけど、この最大の理由は、「現在の日中関係と日韓関係が悪い」、ここにあると思います。
つまり中国と韓国というのは、北朝鮮の側に立っていて、金正日体制を何とか生存・存続させようと思って、彼らの要求をアメリカに押し付けることだけに汲々としているということです。
だから日本が拉致問題を六カ国協議で取り上げることを中国=議長国は、人権という名のもとに反対している。韓国は南北の赤十字会談をやっているから、日本もやればいいじゃないかと言って、自分たちも拉致問題の被害者であるのだから、日本側の立場にたって当然日韓が一緒になって拉致問題を北朝鮮に追及するのが論理的なのに、絶対それをやらない。
非常に不思議な事をやって、今日まで来ているんだということです。つまりその背後に、「そういうことやるな」という圧力が官邸にかかっている。つまりそういう非常に歪められた政治の枠組みの中で、不法にお金が動き、外交に圧力がかけられ、役人ほど良い面の皮で、その政治的圧力の中で、行ったり来たりして、額に汗して、何とか自分たちの外交をやっているふりをして、国内に説明しているという情け無い状態がずっと続いている。つまり、ただ、お金だけ取られて、好きなようにされているというのが日本の実態です。
(拍手)
筋の通った、北朝鮮政策を、誰かがやらなくてはならない。ぼくはあんまりこれ言いたくなかったんです。安倍さんが来るまで待ってやろうと思ってたんです。(会場笑い)
宮崎:もう一回言って頂ければ。。
森本:いやいや。。(笑い)結局はこれは、日本の内政と、権力構造にかかわる問題と言うことなんではないかと、私は思っている。
宮崎:しかしあれですね。他国の思惑でしか外交が動かないとしたら、結局なにを。。
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原口:先ほど私が申し上げたのは国民の税金を入れてる、いわゆる不良債権処理の所ですね。不良債権処理のところは、厳しいモニターがあるはずなんです。国民の税金ですから。ところが、拉致の問題時もそうでしたけれど、一緒に議論している中に、よそと繋がってる人間がいたり。今回の不良債権処理の問題についても、実際に事実がわかっていて、私が国会で取り上げたものは、5000万しか不動産の価値がないところに、17億、お金をつぎ込んでいる、朝銀。朝銀はそのお金を借りた人に、債権放棄してる。つまり「お金返さなくて良いですよ」と言っている。
私はその借りた人を調べてみました。調べてみたら当然債権放棄=お金を返してくれなくて良いよといってるんだから、潰れているんだと思った。冗談じゃない。むちゃくちゃ元気で、経済活動、やってるわけです。こんなこと一つを取ってみても、金融庁の調査能力をすれば、(金融庁に頼まなくたってそうですね、金融の世界にいる人だったら当たり前)これは不正融資だって判る。じゃぁ17億の国民のお金は何処に行っているのか。もう結論は明らかじゃないでしょうか?
RCCという整理回収機構(実名前挙げて申し訳ないが)、国策会社がありますが、それの管理会社、是非拉致議連でも調査したいと思っていますが、管理会社の人たち、社長の国籍、どこですか?日本でしょうか?私が調べた人は、住所が公園だったんですよ。公園に住む人は闇じゃないですか?(笑い)公園に住所持っている方がこの中にいたら、今すぐ出て行って頂きたいんですけれども。そういう会社を不良債権の管理会社にしているという事実、疑い、これに対して、何も答えられない。
水野さんは私達、経済制裁プロジェクトチームのトップとして、ものすごく働いて頂いたので、水野さんをを責めるつもりはない。むしろ、大変な同志だと思っている。しかし知っていて知らんふりをする。知っているんです。調査じゃないんです、宮崎さん。知っているんです。止めなければいけないんです。逆に、止めなければいけないと言ってる勢力を、その力を、削いでいるのが、「誰か」と言うことを、私達は突き止めなくてはならない。
宮崎:誰なんですか?
(会場笑いと拍手)
これは、あとで安部幹事長代理がお見えなって、重村先生もお見えになる。
会場から「野中広務」という声(拍手)
原口:そう言う人もいたでしょうね。ただ、その人は今官邸にはいないわけです。だからこの先は敢えて言いません。しかしそれは事実として、私達が党派を超えて追及していくテーマである。
ここに拉致問題の本質があるんだと思います。(大きな拍手)
宮崎:はい。安倍幹事長代理はあと15分位で到着する予定だそうです。いらっしゃったら、早速聞いてみたいともいますが。(会場拍手)
それについて、森本さん、ちょっとどうでしょうか?そういうことなんでしょうか?
森本:これは、ぼくは、原口先生の仰る事がほとんど正しい。。(拍手)
日本の政治の中のある種の<恥部>で日本の政府がとっている北朝鮮政策というのは、(私は外務省にいたから少しバイヤスがかかっているかもしれないけれども)常に純粋外交ではないんです。ほとんどは国内政治そのもので、やたらに変なところから、圧力がかかって、歪められた外交をずっとやってきている。(拍手)
僕は役人が正しいことを常にやっているとは思いませんけれども、少なくとも外交の一貫性をなんとか維持しようと思ってますが、たとえば今「対話と圧力」ということばを簡単に使いますけれども、「アメと鞭」ということがもしあるとすると、北朝鮮に対するアメというのは、食料援助、この12.5万トンの米を今凍結している。一方鞭というのは、水野先生、原口先生が一生懸命やっている、いわゆる特定船舶入稿禁止に関連する法案と、並びに外為法。この二つ法律はちゃんと成立しているのにこのカードは使わない。
つまりアメも鞭も使わない。でアメも鞭も使わないでそして「対話と圧力」というが、「圧力」もかけず「対話」もしていない。日朝の国交正常化交渉はほとんど止めてしまっている。一体何をしているのかというと、何もしていない。そして、「北朝鮮の誠意ある回答を待っている」、そんなもん、「誠意ある回答」があるならば、拉致問題なんて起きないんですよ。(大きな拍手)
ことばは言うんですけれども、実態が伴わない状態で、放置して日本政府は、要するに外交をやっているんだけど、この最大の理由は、「現在の日中関係と日韓関係が悪い」、ここにあると思います。
つまり中国と韓国というのは、北朝鮮の側に立っていて、金正日体制を何とか生存・存続させようと思って、彼らの要求をアメリカに押し付けることだけに汲々としているということです。
だから日本が拉致問題を六カ国協議で取り上げることを中国=議長国は、人権という名のもとに反対している。韓国は南北の赤十字会談をやっているから、日本もやればいいじゃないかと言って、自分たちも拉致問題の被害者であるのだから、日本側の立場にたって当然日韓が一緒になって拉致問題を北朝鮮に追及するのが論理的なのに、絶対それをやらない。
非常に不思議な事をやって、今日まで来ているんだということです。つまりその背後に、「そういうことやるな」という圧力が官邸にかかっている。つまりそういう非常に歪められた政治の枠組みの中で、不法にお金が動き、外交に圧力がかけられ、役人ほど良い面の皮で、その政治的圧力の中で、行ったり来たりして、額に汗して、何とか自分たちの外交をやっているふりをして、国内に説明しているという情け無い状態がずっと続いている。つまり、ただ、お金だけ取られて、好きなようにされているというのが日本の実態です。
(拍手)
筋の通った、北朝鮮政策を、誰かがやらなくてはならない。ぼくはあんまりこれ言いたくなかったんです。安倍さんが来るまで待ってやろうと思ってたんです。(会場笑い)
宮崎:もう一回言って頂ければ。。
森本:いやいや。。(笑い)結局はこれは、日本の内政と、権力構造にかかわる問題と言うことなんではないかと、私は思っている。
宮崎:しかしあれですね。他国の思惑でしか外交が動かないとしたら、結局なにを。。
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